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原発の稼働を停止させても、燃料棒の冷却(冷温停止)は行い続けなければならないそして今現在も1~5号炉全部に燃料棒が存在している。1・2号炉の燃料は停止から3年経っているがまだ1000本以上使用済み燃料棒が保管されている。
福島第一原発の4号炉が爆発した理由、国のトップは未だに分かって無いのかな?
稼働しているよりはずっとまし、程度には理解してると思うよ。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1621385.html [livedoor.jp]ここでもそれについて書かれているね。
>福島第一原発の4号炉が爆発した理由、>国のトップは未だに分かって無いのかな?それどころか今回の菅の発言を支持する奴らはそこを完全に無視している。
福島原発も原発そのものは問題なく停止した。しかしその後の冷却設備が津波で流されたり破損してそれによって今回の原発の問題になった。冷却は年単位で行う必要があるみたいだからね。
> 冷却は年単位で行う必要があるみたいだからね。
ちゃんとした冷却設備があれば、冷温停止までは1週間らしいですよ。
原発「冷温停止」に1週間、水の循環、冷却機能がカギhttp://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110507/dst11050720570019-n1.htm [msn.com]
冷温停止といっても、水の循環が止まれば、発熱により水温上昇、蒸発、水位低下につながります。放熱器との間の、水の循環を年レベルで継続しないといけません。
燃料棒の発熱量は冷却の有無に関係なく、放射性物質の崩壊にともなって指数関数的に減っていきます。
冷却機能が1日失われただけで危険な状態に陥る緊急停止と、1週間くらい冷却機能が失われると危険になる冷温停止とでは全然違うと思うのですが。
この点を勘違いして「冷温停止にしても意味がない」と思っている人は結構見かけますねぇ。
燃料棒は核反応停止すれば初期の崩壊熱で支配的になる放射性ヨウ素およびそれより短寿命な核種は急速に失われますので、「熱を出す」とはいえその発熱量は最初の2か月ほどで1~2桁オーダーでがくっと減ります。今回の福島の例だと、緊急停止後の冷却機能は失われてから1日どころか6時間ほどで燃料棒露出=レベル5相当になるダメージが発生していますが、一方の四号機は使用済み燃料プールに膨大な数の燃料棒が放置された状態でも問題発生に至るまでおよそ4日掛かっています。まあ四号機は低圧ポンプ1個回していれば事態を回避できた問題ですし、どうして四号機は4日も放置されたの?という突っ込みはともかくとして、今後は全原発について予備ポンプを高台に配備するということになっているので、予備ポンプだけで緊急停止直後の炉心を冷温停止に持ち込むのは難しいとしても使用済み燃料プールくらいは簡単に抑えられます。どちらかというと使用済み燃料プールは耐震強度の方に不安を覚えます。
冷温停止と稼働中スクラムとで大きく異なる点は、御指摘の点と絡んで圧力容器および格納容器内の圧力の違いがありますよね。今回だって冷却を困難にしたのは高温・高圧状態への注水が低圧のポンプでは成功しなかった点ですが、冷温停止時の圧力は基本的に1気圧前後で注水設備に対する負荷がまるで違います。そもそも冷温停止の閾値が100度以下となっているのは冷却材である水の沸点とも関係している訳で、沸点を大きく超えた状態では効率的に冷却することの困難さが全く違う。そして、格納容器の圧力による破損も絡んでますます冷却が困難になりますよね。
「冷温停止にしても意味がない」という人は、まずその困難のレベルに大きな差がない事を論理的に説明して欲しいものです。
原子炉スクラム後の核分裂停止状態と安定した冷却が期待できる冷温停止状態とで,除熱すべき崩壊熱のレベルに差異があるわけではありません。冷温停止であれば,燃料被覆管が過熱し,その後の異常状態に進展するリスクが十分に無視できるくらい小さいというだけで,崩壊熱レベルに応じた循環水流量にて冷却する必要があります。
強いていえば,冷温停止状態を維持できれば,必ずしも指数関数的ではありませんが,数ヶ月を経て十分に小さい出力レベルまで下げられることから,結果的に,低出力状態が期待できる点があります。
因みに,福島第1原子力発電所の崩壊熱レベルは,冷温停止には至っていませんが,現段階ではスクラム時の5%定格出力レベルから0.2%程度まで低下している筈です。一方,4号機の使用済み燃料プール内の最高出力レベルの燃料は,事故当時0.1%定格出力レベルでした。
>原子炉スクラム後の核分裂停止状態と安定した冷却が期待できる冷温停止状態とで,>除熱すべき崩壊熱のレベルに差異があるわけではありません。
スクラムできれば、ね。運転している場合、「スクラムできない状態のまま、電源ないし冷却設備が失われる」という事態を想定しないと。運転停止していれば、すくなくとも「スクラムできる/できない」を心配する必要はなく、「崩壊熱をどうするか」だけに集中できます。
> 原子炉スクラム後の核分裂停止状態と安定した冷却が期待できる冷温停止状態とで,除熱すべき崩壊熱のレベルに差異があるわけではありません。
あるよ。
リンクされてる産経の記事には
原子炉圧力容器内の温度が、100度以下で安定すれば「冷温停止」となる。
とあるけど、「冷温停止」状態は「冷却水の循環不要の安全(安定)な状態」ではない。
点検中だった福島第一の4号機(F1-4)はとっくに「冷温停止」を過ぎて貯蔵プールに燃料棒が移されてた。それでも電源喪失で冷却水の循環が止まるとこんな状態だよ。(↓)『4号機、燃料溶融寸前だった…偶然水流入し回避 [yomiuri.co.jp]』
浜岡だって仮に1ヶ月後に津波で電源を失ったら、結局F1-4と一緒で水素爆発 & 貯蔵プールで燃料溶融だよ。だから『止めただけでは意味が無いのに・・・』ってことでしょ。電源車やポンプ車、建屋の排気口や注水口なんかの用意と(本気の)訓練を同時にしていると信じたいが…
# 福島第一の事故は万が一の電源喪失への対処をまるっきり怠っていたっていうただひとつのミスが原因だよ。# 津波想定の甘さを指摘されたときにきちんと対処していれば、今でも原発は安全だと言われていたかもしれないね。# 東北電力の女川は危険性はあったけど、問題にはならなかった。# 中越沖地震時の柏崎刈羽の反省を全く活かさなかった、想定外に対応しようとしない東電の体質の問題が大きいと思う。
## 崩壊熱って恐いよね。でも、それを克服してこそ人間の叡智だと思う。## 一時の恐怖や感情で進歩を止めるなら、人間は今でもサル同等だっただろう。
福島原発は問題なく停止状態になったんだよね?
>福島原発は問題なく停止状態になったんだよね?
ここが一番の勘違いといか話がすれ違っている箇所でしょうが、福島はスクラムに成功しただけで、いわゆる原発の停止状態である「冷間停止」にする事には失敗しています。そして、今回の地震と津波で証明されたことは、例え原子炉本体が無事であっても、冷却系を含めたシステム自体が無事で、しかも時間をかけなければ安全に停止させることはできないという事です。これは原子炉を止めると電力が足りなくなるとか、管総理を含む政府が無能であるとかとは無関係に、純粋に物理的に処置を行わなければ対処ができない問題ですね。その対処に時間と費用が掛かるというのならば、他に方法がなければ停止するしかないでしょう。
その為に起きるかもしれない電力不足等のリスクへの対応は、本来今までに対処してこなかったという(電力不足とか費用問題とか、問題の存在から目を逸らす「先送り」を含めた)政策を支持していた全員が負う事になったと、そういう事ですね。
>緊急の状況において原子炉スクラムに成功しているのだから、失敗ではないでしょう。
正確には「スクラムには成功、運転の停止には失敗」ですね。スクラムは緊急停止手順の最初の段階の一つでしかありません。原子炉を緊急停止する「目標」は安全に早く安定的な冷間停止まで持っていくことです。
>そもそも一気に冷態停止には持っていけない事もご存じなら、なぜに失敗とか言われるのか。
現実に緊急停止手順の途中、それもほとんど一番最初の処までしかできなかったからです。むしろ、なぜスクラムが作動した事だけで「失敗ではない」と強硬に主張するのですか? スクラム成功だけで冷間停止と同程度の安定状態になる技術が開発され設置された後でなら判りますが、今のところそれは夢物語でしかなく、現実の脅威の前では言葉の遊び以上の意味はありません。
>#馬鹿でかいものになるとも思えないし、それが一番コストがかからなそうな。
そのためには現実の技術的な問題から目を逸らさず直視することから始めるしかないです。福島の件だって以前から今回の様な危険性は繰り返し指摘されていました。国会においてもです。しかし技術的な対策はされなかった。代わりに技術的に解決しなければならない問題を政治的に、あるいは経済的な問題にすり替えて対処しました。しかし、そういう小手先のごまかしは太平洋プレートと津波にとっては知ったこっちゃなかったと。
なんか、盛大に論点がすり替えられるのをここまであからさまに見せつけられるとは思わなかった……
元々が「何かあったときにスクラム出来るのかよ。止めてあればスクラムは100%出来るけどな」で、それに対して「福島の場合もそれは出来てたんじゃね?」。そうしたら、「スクラム出来てもそれは解決ではない!」とな。
言ってることの正しさに関係なく、議論ってこうやって泥沼化するんだな……
>元々が「何かあったときにスクラム出来るのかよ。止めてあればスクラムは100%出来るけどな」で、>それに対して「福島の場合もそれは出来てたんじゃね?」。
元々の#1948054では、>原発の稼働を停止させても、>燃料棒の冷却(冷温停止)は行い続けなければならない
であり、素直に読めば原発の稼働を停止(冷温停止)させてもそれだけでは云々ですから、福島の場合はその冷温停止に至る緊急停止シーケンスの途中に問題が発生して失敗したのです。
>なんか、盛大に論点がすり替えられるのをここまであからさまに見せつけられるとは思わなかった……
他人に要求する前に、まずはご自身がちゃんと流れを読みましょう。
一つ親のコメントが「要求している」ように見えるなら、被害妄想か自意識が過剰だと思うよ。
「安全厨どもは何が何でも叩き潰して教え込ませなければならない」みたいな妄想じみた使命感に囚われていないかい?
>停止による状況改善
崩壊熱って永遠に同じ強度で出続けるの?停止直後の高温からと冷温停止状態からとで冷却に必要な電力、電力量に違いが出ないの?圧力容器内の圧力はどうなの?予備の発電機に切り替える時間はどのくらい?予備の発電機用に準備する燃料の量はどのくらい?
> 地震時に制御棒が挿入できてスクラムが確実に出来る可能性は何%?地震のせいで挿入できなかったという事例はないんじゃないか?原発は基本的に純粋な地震/振動に対しては強いから。# 地震で発生した津波に対する脆弱性は今回指摘された通り。
> 地震時に制御棒が挿入できてスクラムが確実に出来る可能性は何%?
関係ないよそんなもの(話の流れで)。現実に何が発生したか? それを無視するから突っ込まれているのだよ。なんか「防波壁」の完成が再開のトリガーのようなことを言っている様だから、ずれているといわれる。
思考停止の原発反対運動なら原子炉止めればよいかもしれないけどね。ええ、確かに原子力発電をとめれば原子力発電の被害は消えるだろうよ。
> 時間の余裕は?
で、今回発生したブラックアウトの対策は? という話だ。別に安全のためにとめること自体に何か言っているのではなく、それを行う理由などがずれているといっているのだ。
だから時間の余裕があれば、ブラックアウトになっても対処しやすいんでしょ?事象が起きる蓋然性が高い、と言われたんだから、そうではない、と示す義務があるんでしょ?それで、ブラックアウトに対する対処(防波堤なり冗長設備なり訓練なり)が充分に整ったら、また稼働できるんでしょ?もとの話の流れで言えば、現時点での浜岡停止に意味があるかどうかで、意味はあると言われてるだけでしょ?誰と戦ってるの?
> だから時間の余裕があれば、ブラックアウトになっても対処しやすいんでしょ?
関係ないよそんなもの(話の流れで)。※何度言わせる?
> ブラックアウトに対する対処(防波堤なり冗長設備なり訓練なり)が充分に整ったら、
誰がどこでそんな話をしているの?「止めただけ」を批判する側から出ている主張でしょそれって。そういうことが無いことを批判しているのに何言っているの?
> 浜岡停止に意味があるかどうかで、意味はあると言われてるだけでしょ?
ほとんど無いね。ブラックアウト対策が入らない再開計画など。※微量でも有ればあるのだぁ~って主張したいわけ?
なぜこのコメントが荒しなの?
天井に穴を開けて,使用済のプールに毎秒2lの水を送れるようホースをつないでおくだけです。これで水素爆発と使用済核燃料からの放射能の放出をなくすことができます。空気中への放射能の放出はかなり減らすことができると思います。
2号炉の格納容器の一部破損の原因が炉内の圧力上昇によるものが,水素爆発によるものが分かりませんが,格納容器の上部からガスをパージできる仕組みが必要と思います。
今回の停止は2~3年って期間限定だって理解して言ってますか?
総理大臣が政府が作った基準を手続きを踏まず、かつ、何が問題か満足に言わずに駄目だって言ったんだから、2~3年の期間限定で済む保証はないよ。だから、たとえ100mの防潮堤を作っても、それ以上の津波が来る恐れがあるから高さが足りないと指摘されれば反論できなくなるし、建物の防水をしっかりしても想定外のことが起きたらどうする?で終わってします。
そもそも、天が落ちてくる可能性だってあるわけだから、どこで割切るかを考えない議論はする意味がないよね。
>福島第一原発の4号炉が爆発した理由、>国のトップは未だに分かって無いのかな?
東電も、まだ、わかっていないようだけど
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:1, 興味深い)
原発の稼働を停止させても、
燃料棒の冷却(冷温停止)は行い続けなければならない
そして今現在も1~5号炉全部に燃料棒が存在している。
1・2号炉の燃料は停止から3年経っているが
まだ1000本以上使用済み燃料棒が保管されている。
福島第一原発の4号炉が爆発した理由、
国のトップは未だに分かって無いのかな?
Re:止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:1)
稼働しているよりはずっとまし、程度には理解してると思うよ。
Re:止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:1, 興味深い)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1621385.html [livedoor.jp]
ここでもそれについて書かれているね。
>福島第一原発の4号炉が爆発した理由、
>国のトップは未だに分かって無いのかな?
それどころか今回の菅の発言を支持する奴らはそこを完全に無視している。
福島原発も原発そのものは問題なく停止した。
しかしその後の冷却設備が津波で流されたり破損してそれによって今回の原発の問題になった。
冷却は年単位で行う必要があるみたいだからね。
Re: (スコア:0)
> 冷却は年単位で行う必要があるみたいだからね。
ちゃんとした冷却設備があれば、冷温停止までは1週間らしいですよ。
原発「冷温停止」に1週間、水の循環、冷却機能がカギ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110507/dst11050720570019-n1.htm [msn.com]
Re:止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:2)
冷温停止といっても、水の循環が止まれば、発熱により水温上昇、蒸発、水位低下につながります。
放熱器との間の、水の循環を年レベルで継続しないといけません。
燃料棒の発熱量は冷却の有無に関係なく、放射性物質の崩壊にともなって指数関数的に減っていきます。
Re:止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:1, 興味深い)
冷却機能が1日失われただけで危険な状態に陥る緊急停止と、
1週間くらい冷却機能が失われると危険になる冷温停止とでは全然違うと思うのですが。
Re:止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:1, 興味深い)
この点を勘違いして「冷温停止にしても意味がない」と思っている人は結構見かけますねぇ。
燃料棒は核反応停止すれば初期の崩壊熱で支配的になる放射性ヨウ素およびそれより短寿命な核種は急速に失われますので、「熱を出す」とはいえその発熱量は最初の2か月ほどで1~2桁オーダーでがくっと減ります。
今回の福島の例だと、緊急停止後の冷却機能は失われてから1日どころか6時間ほどで燃料棒露出=レベル5相当になるダメージが発生していますが、一方の四号機は使用済み燃料プールに膨大な数の燃料棒が放置された状態でも問題発生に至るまでおよそ4日掛かっています。
まあ四号機は低圧ポンプ1個回していれば事態を回避できた問題ですし、どうして四号機は4日も放置されたの?という突っ込みはともかくとして、今後は全原発について予備ポンプを高台に配備するということになっているので、予備ポンプだけで緊急停止直後の炉心を冷温停止に持ち込むのは難しいとしても使用済み燃料プールくらいは簡単に抑えられます。どちらかというと使用済み燃料プールは耐震強度の方に不安を覚えます。
Re: (スコア:0)
> 予備ポンプだけで緊急停止直後の炉心を冷温停止に持ち込むのは難しいとしても
> 使用済み燃料プールくらいは簡単に抑えられます。
それに加えて、被災直後の混乱した状況でも、すぐに行動できる十分な人数の作業員と、適切に機能する命令系統がれば、ね。
Re: (スコア:0)
冷温停止と稼働中スクラムとで大きく異なる点は、御指摘の点と絡んで圧力容器および格納容器内の圧力の違いがありますよね。
今回だって冷却を困難にしたのは高温・高圧状態への注水が低圧のポンプでは成功しなかった点ですが、冷温停止時の圧力は基本的に1気圧前後で注水設備に対する負荷がまるで違います。
そもそも冷温停止の閾値が100度以下となっているのは冷却材である水の沸点とも関係している訳で、沸点を大きく超えた状態では効率的に冷却することの困難さが全く違う。そして、格納容器の圧力による破損も絡んでますます冷却が困難になりますよね。
「冷温停止にしても意味がない」という人は、まずその困難のレベルに大きな差がない事を論理的に説明して欲しいものです。
Re: (スコア:0)
原子炉スクラム後の核分裂停止状態と安定した冷却が期待できる冷温停止状態とで,
除熱すべき崩壊熱のレベルに差異があるわけではありません。
冷温停止であれば,燃料被覆管が過熱し,その後の異常状態に進展するリスクが十分に
無視できるくらい小さいというだけで,崩壊熱レベルに応じた循環水流量にて冷却する
必要があります。
強いていえば,冷温停止状態を維持できれば,必ずしも指数関数的ではありませんが,
数ヶ月を経て十分に小さい出力レベルまで下げられることから,結果的に,低出力状態
が期待できる点があります。
因みに,福島第1原子力発電所の崩壊熱レベルは,冷温停止には至っていませんが,現段階では
スクラム時の5%定格出力レベルから0.2%程度まで低下している筈です。一方,4号機の使用済み
燃料プール内の最高出力レベルの燃料は,事故当時0.1%定格出力レベルでした。
Re: (スコア:0)
>原子炉スクラム後の核分裂停止状態と安定した冷却が期待できる冷温停止状態とで,
>除熱すべき崩壊熱のレベルに差異があるわけではありません。
スクラムできれば、ね。
運転している場合、「スクラムできない状態のまま、電源ないし冷却設備が失われる」という事態を
想定しないと。
運転停止していれば、すくなくとも「スクラムできる/できない」を心配する必要はなく、
「崩壊熱をどうするか」だけに集中できます。
Re: (スコア:0)
> 原子炉スクラム後の核分裂停止状態と安定した冷却が期待できる冷温停止状態とで,除熱すべき崩壊熱のレベルに差異があるわけではありません。
あるよ。
Re: (スコア:0)
運転停止していても、制御棒の挿入状態を維持できるかどうかは、心配しなければなりません。
停止中に大きな地震に襲われて、何かのトラブルで制御棒が抜けてしまう、そんな可能性もあるんですよ。
Re:止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:1)
リンクされてる産経の記事には
とあるけど、「冷温停止」状態は「冷却水の循環不要の安全(安定)な状態」ではない。
点検中だった福島第一の4号機(F1-4)はとっくに「冷温停止」を過ぎて貯蔵プールに燃料棒が移されてた。
それでも電源喪失で冷却水の循環が止まるとこんな状態だよ。(↓)
『4号機、燃料溶融寸前だった…偶然水流入し回避 [yomiuri.co.jp]』
浜岡だって仮に1ヶ月後に津波で電源を失ったら、結局F1-4と一緒で水素爆発 & 貯蔵プールで燃料溶融だよ。
だから『止めただけでは意味が無いのに・・・』ってことでしょ。
電源車やポンプ車、建屋の排気口や注水口なんかの用意と(本気の)訓練を同時にしていると信じたいが…
# 福島第一の事故は万が一の電源喪失への対処をまるっきり怠っていたっていうただひとつのミスが原因だよ。
# 津波想定の甘さを指摘されたときにきちんと対処していれば、今でも原発は安全だと言われていたかもしれないね。
# 東北電力の女川は危険性はあったけど、問題にはならなかった。
# 中越沖地震時の柏崎刈羽の反省を全く活かさなかった、想定外に対応しようとしない東電の体質の問題が大きいと思う。
## 崩壊熱って恐いよね。でも、それを克服してこそ人間の叡智だと思う。
## 一時の恐怖や感情で進歩を止めるなら、人間は今でもサル同等だっただろう。
Re:止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:2, すばらしい洞察)
東電の体質といって思考停止するのではなく、福島第一と福島第二で何が違ったのか考えるべきです。
私は寿命40年までの残り年数が、いちばんの要因だと思います。
福島第一1~4号機は残り寿命が0、3、5、7年でした。
政権交代があり先行きが不透明ななか、寿命延長は1号機で許可されたばかりです。
許可前に津波対策を始めるのは、コストパフォーマンス的に悪すぎたのです。
Re: (スコア:0)
福島原発は問題なく停止状態になったんだよね?
Re:止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:1, すばらしい洞察)
>福島原発は問題なく停止状態になったんだよね?
ここが一番の勘違いといか話がすれ違っている箇所でしょうが、福島はスクラムに成功しただけで、いわゆる原発の停止状態である「冷間停止」にする事には失敗しています。
そして、今回の地震と津波で証明されたことは、例え原子炉本体が無事であっても、冷却系を含めたシステム自体が無事で、しかも時間をかけなければ安全に停止させることはできないという事です。これは原子炉を止めると電力が足りなくなるとか、管総理を含む政府が無能であるとかとは無関係に、純粋に物理的に処置を行わなければ対処ができない問題ですね。その対処に時間と費用が掛かるというのならば、他に方法がなければ停止するしかないでしょう。
その為に起きるかもしれない電力不足等のリスクへの対応は、本来今までに対処してこなかったという(電力不足とか費用問題とか、問題の存在から目を逸らす「先送り」を含めた)政策を支持していた全員が負う事になったと、そういう事ですね。
Re: (スコア:0)
そもそも一気に冷態停止には持っていけない事もご存じなら、なぜに失敗とか言われるのか。
まあ、状況が起きてからの対応が遅かったりしてた事は事実として。
#それにしても、燃料タンクや発電機を耐水耐圧殻で覆ったようなものとか造れないんだろうかな……。
#馬鹿でかいものになるとも思えないし、それが一番コストがかからなそうな。
Re:止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:1, すばらしい洞察)
>緊急の状況において原子炉スクラムに成功しているのだから、失敗ではないでしょう。
正確には「スクラムには成功、運転の停止には失敗」ですね。
スクラムは緊急停止手順の最初の段階の一つでしかありません。原子炉を緊急停止する「目標」は安全に早く安定的な冷間停止まで持っていくことです。
>そもそも一気に冷態停止には持っていけない事もご存じなら、なぜに失敗とか言われるのか。
現実に緊急停止手順の途中、それもほとんど一番最初の処までしかできなかったからです。
むしろ、なぜスクラムが作動した事だけで「失敗ではない」と強硬に主張するのですか? スクラム成功だけで冷間停止と同程度の安定状態になる技術が開発され設置された後でなら判りますが、今のところそれは夢物語でしかなく、現実の脅威の前では言葉の遊び以上の意味はありません。
>#馬鹿でかいものになるとも思えないし、それが一番コストがかからなそうな。
そのためには現実の技術的な問題から目を逸らさず直視することから始めるしかないです。
福島の件だって以前から今回の様な危険性は繰り返し指摘されていました。国会においてもです。しかし技術的な対策はされなかった。代わりに技術的に解決しなければならない問題を政治的に、あるいは経済的な問題にすり替えて対処しました。
しかし、そういう小手先のごまかしは太平洋プレートと津波にとっては知ったこっちゃなかったと。
Re: (スコア:0)
なんか、盛大に論点がすり替えられるのをここまであからさまに見せつけられるとは思わなかった……
元々が「何かあったときにスクラム出来るのかよ。止めてあればスクラムは100%出来るけどな」で、
それに対して「福島の場合もそれは出来てたんじゃね?」。
そうしたら、「スクラム出来てもそれは解決ではない!」とな。
言ってることの正しさに関係なく、議論ってこうやって泥沼化するんだな……
Re: (スコア:0)
>元々が「何かあったときにスクラム出来るのかよ。止めてあればスクラムは100%出来るけどな」で、
>それに対して「福島の場合もそれは出来てたんじゃね?」。
元々の#1948054では、
>原発の稼働を停止させても、
>燃料棒の冷却(冷温停止)は行い続けなければならない
であり、素直に読めば原発の稼働を停止(冷温停止)させてもそれだけでは云々ですから、福島の場合はその冷温停止に至る緊急停止シーケンスの途中に問題が発生して失敗したのです。
>なんか、盛大に論点がすり替えられるのをここまであからさまに見せつけられるとは思わなかった……
他人に要求する前に、まずはご自身がちゃんと流れを読みましょう。
Re: (スコア:0)
一つ親のコメントが「要求している」ように見えるなら、
被害妄想か自意識が過剰だと思うよ。
「安全厨どもは何が何でも叩き潰して教え込ませなければならない」みたいな
妄想じみた使命感に囚われていないかい?
Re: (スコア:0)
いったん100度以下に持ち込めても継続的に冷却できないと福島と同じ事がおきます。
それを一体何処で行えるのでしょうか?浜岡原発の原子炉建屋しかないでしょう。再処理施設等も同じリスクがありますから。
それでは停止による状況改善がありません。かりそめの停止じゃ意味が無いのです。
Re: (スコア:0)
>停止による状況改善
崩壊熱って永遠に同じ強度で出続けるの?
停止直後の高温からと冷温停止状態からとで冷却に必要な電力、電力量に違いが出ないの?
圧力容器内の圧力はどうなの?
予備の発電機に切り替える時間はどのくらい?
予備の発電機用に準備する燃料の量はどのくらい?
Re: (スコア:0)
> 地震時に制御棒が挿入できてスクラムが確実に出来る可能性は何%?
地震のせいで挿入できなかったという事例はないんじゃないか?
原発は基本的に純粋な地震/振動に対しては強いから。
# 地震で発生した津波に対する脆弱性は今回指摘された通り。
Re: (スコア:0)
> 地震時に制御棒が挿入できてスクラムが確実に出来る可能性は何%?
関係ないよそんなもの(話の流れで)。
現実に何が発生したか? それを無視するから突っ込まれているのだよ。
なんか「防波壁」の完成が再開のトリガーのようなことを言っている様だから、ずれているといわれる。
思考停止の原発反対運動なら原子炉止めればよいかもしれないけどね。
ええ、確かに原子力発電をとめれば原子力発電の被害は消えるだろうよ。
> 時間の余裕は?
で、今回発生したブラックアウトの対策は? という話だ。
別に安全のためにとめること自体に何か言っているのではなく、それを行う理由などがずれているといっているのだ。
Re: (スコア:0)
だから時間の余裕があれば、ブラックアウトになっても対処しやすいんでしょ?
事象が起きる蓋然性が高い、と言われたんだから、そうではない、と示す義務があるんでしょ?
それで、ブラックアウトに対する対処(防波堤なり冗長設備なり訓練なり)が充分に整ったら、また稼働できるんでしょ?
もとの話の流れで言えば、現時点での浜岡停止に意味があるかどうかで、意味はあると言われてるだけでしょ?
誰と戦ってるの?
Re: (スコア:0)
> だから時間の余裕があれば、ブラックアウトになっても対処しやすいんでしょ?
関係ないよそんなもの(話の流れで)。
※何度言わせる?
> ブラックアウトに対する対処(防波堤なり冗長設備なり訓練なり)が充分に整ったら、
誰がどこでそんな話をしているの?
「止めただけ」を批判する側から出ている主張でしょそれって。
そういうことが無いことを批判しているのに何言っているの?
> 浜岡停止に意味があるかどうかで、意味はあると言われてるだけでしょ?
ほとんど無いね。ブラックアウト対策が入らない再開計画など。
※微量でも有ればあるのだぁ~って主張したいわけ?
Re: (スコア:0)
なぜこのコメントが荒しなの?
Re:止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:1)
天井に穴を開けて,使用済のプールに毎秒2lの水を送れるようホースをつないでおくだけです。
これで水素爆発と使用済核燃料からの放射能の放出をなくすことができます。
空気中への放射能の放出はかなり減らすことができると思います。
2号炉の格納容器の一部破損の原因が炉内の圧力上昇によるものが,
水素爆発によるものが分かりませんが,
格納容器の上部からガスをパージできる仕組みが必要と思います。
Re:止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:1, すばらしい洞察)
事故前では、天井に通風孔を作ろうものなら、放射能が漏れるといって、徹底的に反対されたと思うよ。
Re: (スコア:0)
今回の停止は2~3年って期間限定だって理解して言ってますか?
Re: (スコア:0)
総理大臣が政府が作った基準を手続きを踏まず、かつ、何が問題か満足に言わずに駄目だって言ったんだから、2~3年の期間限定で済む保証はないよ。
だから、たとえ100mの防潮堤を作っても、それ以上の津波が来る恐れがあるから高さが足りないと指摘されれば反論できなくなるし、建物の防水をしっかりしても想定外のことが起きたらどうする?で終わってします。
そもそも、天が落ちてくる可能性だってあるわけだから、どこで割切るかを考えない議論はする意味がないよね。
Re: (スコア:0)
>福島第一原発の4号炉が爆発した理由、
>国のトップは未だに分かって無いのかな?
東電も、まだ、わかっていないようだけど