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http://news.livedoor.com/article/detail/5710761/ [livedoor.com]
もうネット媒体では報道されていることだが、App Storeの有料アプリの価格が全体的に値下げになった。たとえば115円のアプリが85円とか。なんでこんな事態になったかとか、なんでこれが大問題かというの、素人の方は理解が難しいだろうから解説しておこう。アップルは、明示的に告知しないので真相は闇の中だが、おそらく米ドルベースでアプリの価格を統制してきた。
以前も書いたが、App Storeでは、売り手は価格を自由に決められない。たとえば日本円だと、115円、230円、350円、450円、600円、700円、800
日本では映画なんかもそうですね。興行側が独自に値段を設定し、勝手に値下げしても良い決まりになっています。配給側はそれに対して文句を言うことは出来ません。毎月14日は自社のイベントデーで一律千円にしている大手映画興業チェーンがありますが、配給側はその値付けに従うしかありません。その方策が成功すれば興業側の利益率が上り、結果的に配給側への還元率もトータルとしては上がるのかもしれませんが、それでも作品単位で見れば得する場合も、損する場合もあるでしょう。逆にどの映画館で上映するかの選択権は、100%配給側が持ってるんですけどね・・・
映画の場合も、興行側が値下げした場合は卸値 (っていうのかな?) が自動的に割引される仕組みなのでしょうか?
あ、別に煽りじゃなくて、映画のことが全く分からないので純粋に質問です。
Appストアと同じで、売上(興業収入)のx%が配給に還元される契約です。半額で興業すれば、配給の取り分も半額になります。
ありがとうございます。確かにApp Storeの仕組みに似ていますね。これだけ似た商習慣の業界があるとなると、Appleのやり方もそれほど無茶じゃなく見えてきます。
ここにぶら下げるのも微妙ですが。
確かに、映画とApp Store、商習慣的には似ているかもしれませんが、他にも考慮すべき要素があると思います。
今回の件が問題になる理由の一部は、アップルが比較的高いシェアを持っていることと、iOS用Appを他OSに流用できないため、「ダメなら他所に行く」という選択が取りにくい、つまり、開発者よりアップルの方が立場が強いことがあると思います。
その点から見ると、映画の興行主は、スマートフォンにおけるアップルほど大きなシェアを持っている会社はないようです。 [wikipedia.org]また、Appと違って、特定の興行主専用品を作るわけでもないので、他所に配給するのも容易です。
2点目として、映画の場合、興行主も映画で儲けなくてはいけないので、無理な値引きは出来ません。ですから、値引きしたとしても、ある程度のバランスがとれた値段で収まるはずです。それに対して、アップルは、App Storeで値下げをしたとしても、iOSデバイスの売り上げが上がれば、そこで儲けることが出来ます。
という状況を考えると、「商習慣が似ているから」というだけで比較するのはダメな気がします。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
勝手に値下げされていた (スコア:5, 参考になる)
http://news.livedoor.com/article/detail/5710761/ [livedoor.com]
もうネット媒体では報道されていることだが、App Storeの有料アプリの価格が全体的に値下げになった。たとえば115円のアプリが85円とか。なんでこんな事態になったかとか、なんでこれが大問題かというの、素人の方は理解が難しいだろうから解説しておこう。アップルは、明示的に告知しないので真相は闇の中だが、おそらく米ドルベースでアプリの価格を統制してきた。
以前も書いたが、App Storeでは、売り手は価格を自由に決められない。たとえば日本円だと、115円、230円、350円、450円、600円、700円、800
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
日本では映画なんかもそうですね。
興行側が独自に値段を設定し、勝手に値下げしても良い決まりになっています。
配給側はそれに対して文句を言うことは出来ません。
毎月14日は自社のイベントデーで一律千円にしている大手映画興業チェーンがありますが、配給側はその値付けに従うしかありません。
その方策が成功すれば興業側の利益率が上り、結果的に配給側への還元率もトータルとしては上がるのかもしれませんが、それでも作品単位で見れば得する場合も、損する場合もあるでしょう。
逆にどの映画館で上映するかの選択権は、100%配給側が持ってるんですけどね・・・
Re: (スコア:0)
映画の場合も、興行側が値下げした場合は卸値 (っていうのかな?) が自動的に割引される仕組みなのでしょうか?
あ、別に煽りじゃなくて、映画のことが全く分からないので純粋に質問です。
Re: (スコア:0)
Appストアと同じで、売上(興業収入)のx%が配給に還元される契約です。
半額で興業すれば、配給の取り分も半額になります。
Re: (スコア:0)
ありがとうございます。確かにApp Storeの仕組みに似ていますね。
これだけ似た商習慣の業界があるとなると、Appleのやり方もそれほど無茶じゃなく見えてきます。
Re:勝手に値下げされていた (スコア:1, 興味深い)
ここにぶら下げるのも微妙ですが。
確かに、映画とApp Store、商習慣的には似ているかもしれませんが、
他にも考慮すべき要素があると思います。
今回の件が問題になる理由の一部は、
アップルが比較的高いシェアを持っていることと、
iOS用Appを他OSに流用できないため、
「ダメなら他所に行く」という選択が取りにくい、つまり、開発者よりアップルの方が立場が強いことがあると思います。
その点から見ると、映画の興行主は、スマートフォンにおけるアップルほど大きなシェアを持っている会社はないようです。 [wikipedia.org]
また、Appと違って、特定の興行主専用品を作るわけでもないので、他所に配給するのも容易です。
2点目として、映画の場合、興行主も映画で儲けなくてはいけないので、無理な値引きは出来ません。
ですから、値引きしたとしても、ある程度のバランスがとれた値段で収まるはずです。
それに対して、アップルは、App Storeで値下げをしたとしても、
iOSデバイスの売り上げが上がれば、そこで儲けることが出来ます。
という状況を考えると、「商習慣が似ているから」というだけで比較するのはダメな気がします。