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日本のアナログTVの映像信号に使われているNTSCの仕組みを知ったときは感動しましたね。
アナログ白黒TVは、1フレーム単位の大きなパルスが垂直同期になっていてその中に水平同期と画面を横断する輝度信号であるライン映像が沢山詰め込まれています。
そこで、カラー化するためには、どうやるかが想像も付かない所だったのですが、水平同期にカラーバースト信号というサイン波を少しだけ入れます。
TVは、この信号にピッタリ同期したカラーバースト信号を内部でも作ってカラーバースト信号が来なくなっても周波数と位相を横1ラインの間、維持します。
そして、1ラインの映像にカラーバースト信号と同じ周波数の色の信号を混ぜてしまいます。
白黒TVとしては単純に波形が1映像ラインの明るさそのものなのですが、色信号は特定の周波数なので明るさと色はフィルターで簡単に分離できるようになっています。
色信号は振幅が色の強さ、位相が色の種類で表しています。その位相を知るためにカラーバースト信号が出た時にそれをロックしていたのです。
これを真空管の回路でやってたなんて凄いですね。
正午からは無駄知識のNTSC講座でした(笑)
NTSC信号自体はまだまだ生き残りまっせ。アナログビデオリソースなり、監視カメラなり。
なので、まだまだ必要な知識です。今開発している機器もNTSCビデオ出力ついてるしw
既存の白黒テレビでカラー放送を受信しても白黒で映る。カラーテレビも白黒放送がそのまま白黒で受信できる。私も仕組みをしったときは天才と思いました。
NHKのバースト信号は,セシウム原子時計を基準にしていて周波数カウンターの調整に使うほど正確でした。
それだと帯域幅が減らせないので地デジ移行のメリットが……
ちなみにそのカラーバーストの周波数は3.579545MHz、通称3.58MHz。このままでは白黒TVでカラー信号が輝度ノイズとして出てしまうので、1ライン毎にカラー信号が逆相で打ち消すよう工夫してノイズ除去を行った。その位相合わせの為、フレームレートが30フレーム/秒から29.97フレーム/秒へ変更になった。
その1ライン毎に逆位相の色信号の仕様が技術の進歩で画質改善に繋がるんだよね^^
輝度信号と色信号は帯域が被っていたのでYC分離(輝度・色 分離)は不完全でした。白い字幕などに青や赤の色が付いてしまうなどの色滲みや解像度低下となるんだけど、1ラインとなりの映像信号は似ている事と、色信号の位相が逆である事を利用してとなりあう2ラインを加算すると輝度信号、減算すると色信号が抽出できる2次元YC分離が生まれましたね。
さらに時代が下ると、動きが少ない画面だと隣のラインより1フレーム前の同じラインの方がより近いのでそれで画質改善をするのが3次元YC分離ですね。1フレーム毎にも色信号の位相が逆転していたから編み出された技ですよね^^
さらに究極のアナログ画質改善をしたのがEDTV2(HH,VH,VT補強信号とか、なかなか理論的には頑張ったと思う)なんですが、さすがに改善幅と受像機買い替えコストがつりあわず、局側もそれを生かした番組作りをするわけでもないのではやりませんでした。
なんか昔の白黒映像をカラー映像に復元ってのをテレビでやっていてどうやって出来るのかというのを解説していたが白黒映像には(フィルム?)ちゃんとカラー情報も載ってるから復元できるとか解説してたが意味が良くわからなかったわ
たまーに全然違う色になっちゃうことも有りますけどね。でも、「人間は輝度には敏感だけど、色相には鈍感だからオッケー」とぶっちゃけられた覚えが。確かに180度変えても見れない事は無かった。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
正午からは無駄知識のNTSC講座。 (スコア:5, 参考になる)
日本のアナログTVの映像信号に使われているNTSCの仕組みを知ったときは感動しましたね。
アナログ白黒TVは、1フレーム単位の大きなパルスが垂直同期になっていてその中に水平同期と画面を横断する輝度信号であるライン映像が沢山詰め込まれています。
そこで、カラー化するためには、どうやるかが想像も付かない所だったのですが、水平同期にカラーバースト信号というサイン波を少しだけ入れます。
TVは、この信号にピッタリ同期したカラーバースト信号を内部でも作ってカラーバースト信号が来なくなっても周波数と位相を横1ラインの間、維持します。
そして、1ラインの映像にカラーバースト信号と同じ周波数の色の信号を混ぜてしまいます。
白黒TVとしては単純に波形が1映像ラインの明るさそのものなのですが、色信号は特定の周波数なので明るさと色はフィルターで簡単に分離できるようになっています。
色信号は振幅が色の強さ、位相が色の種類で表しています。
その位相を知るためにカラーバースト信号が出た時にそれをロックしていたのです。
これを真空管の回路でやってたなんて凄いですね。
正午からは無駄知識のNTSC講座でした(笑)
Re:正午からは無駄知識のNTSC講座。 (スコア:2, 参考になる)
NTSC信号自体はまだまだ生き残りまっせ。アナログビデオリソースなり、監視カメラなり。
なので、まだまだ必要な知識です。今開発している機器もNTSCビデオ出力ついてるしw
ほえほえ
Re: (スコア:0)
イコライザ回路かませれば、アナログでも結構な距離の伝送ができますし
(ま、時代は監視カメラも双方向ネットワーク化で、カメラのリモコンしたり警告音声を鳴らしたりとか進化してることは確かですが)
Re:正午からは無駄知識のNTSC講座。 (スコア:1)
既存の白黒テレビでカラー放送を受信しても白黒で映る。
カラーテレビも白黒放送がそのまま白黒で受信できる。
私も仕組みをしったときは天才と思いました。
NHKのバースト信号は,セシウム原子時計を基準にしていて
周波数カウンターの調整に使うほど正確でした。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
それだと帯域幅が減らせないので地デジ移行のメリットが……
Re:正午からは無駄知識のNTSC講座。 (スコア:1, 興味深い)
ちなみにそのカラーバーストの周波数は3.579545MHz、通称3.58MHz。
このままでは白黒TVでカラー信号が輝度ノイズとして出てしまうので、
1ライン毎にカラー信号が逆相で打ち消すよう工夫してノイズ除去を行った。
その位相合わせの為、フレームレートが30フレーム/秒から29.97フレーム/秒へ変更になった。
Re:正午からは無駄知識のNTSC講座。 (スコア:3, 参考になる)
その1ライン毎に逆位相の色信号の仕様が技術の進歩で画質改善に繋がるんだよね^^
輝度信号と色信号は帯域が被っていたのでYC分離(輝度・色 分離)は不完全でした。
白い字幕などに青や赤の色が付いてしまうなどの色滲みや解像度低下となるんだけど、
1ラインとなりの映像信号は似ている事と、色信号の位相が逆である事を利用して
となりあう2ラインを加算すると輝度信号、減算すると色信号が抽出できる2次元YC分離が生まれましたね。
さらに時代が下ると、動きが少ない画面だと隣のラインより1フレーム前の同じラインの方が
より近いのでそれで画質改善をするのが3次元YC分離ですね。
1フレーム毎にも色信号の位相が逆転していたから編み出された技ですよね^^
Re:正午からは無駄知識のNTSC講座。 (スコア:1, 参考になる)
さらに究極のアナログ画質改善をしたのがEDTV2(HH,VH,VT補強信号とか、なかなか理論的には頑張ったと思う)なんですが、さすがに改善幅と受像機買い替えコストがつりあわず、局側もそれを生かした番組作りをするわけでもないのではやりませんでした。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
なんか昔の白黒映像をカラー映像に復元ってのをテレビでやっていて
どうやって出来るのかというのを解説していたが
白黒映像には(フィルム?)ちゃんとカラー情報も載ってるから復元できるとか解説してたが
意味が良くわからなかったわ
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
たまーに全然違う色になっちゃうことも有りますけどね。
でも、「人間は輝度には敏感だけど、色相には鈍感だからオッケー」とぶっちゃけられた覚えが。
確かに180度変えても見れない事は無かった。