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例えばジム・トンプスンの傑作「内なる殺人者」を読むとしてこれは多重人格をネタにした物語で、犯人は多重人格のサイコな保安官補なんだよとネタバレされたところで全く問題なく楽しめる上に、物語としても破綻せず最後の最後まで楽しめます
他にも例えばスコット・スミスの「シンプル・プラン」を読むとして物語の核になるシンプル・プラン自体をネタバレしようが、誰と誰が死に、あるいは殺され、主人公はどういった決断をし最終的に誰が生き残るのかまで、念入りにネタバレしたところで全く問題なく楽しめる上に、むしろ主人公の立場ならどうすれば良かったのか?という本来なら2回目からしか楽しめない読み方を、初読時から楽しめるというオマケまでついてきます
例えばスティーブン・キングの「グリーン・マイル」と読むとしてもう既に映画版を見ていて、物語についてはネタバレする必要性もないくらいに知っていたとしても更には1冊に纏められた完全版ではなく、6冊小分けのペーパーバッグ版を買ってしまったとしても全く問題なく楽しめる上に、この場合はペーパーバッグ版に抜けがあった方がより一層当時グリーン・マイルを求めて本屋に押し掛けた、キング信者の皆さんの気持ちになれることでしょうしかもペーパーバッグ版だと冒頭の爺の独白が余計に邪魔に感じられ「俺は物語の続きが読みたいんだ、ジジイの独白なんてどうでも良い」と誰もが思った感情を再現できるしそしてその感情こそが、読了した後の恐ろしさに繋がるでしょう
が、例えば映画版のシックスセンスや後日談のシックスセンス逃亡者/生存者/密告者などを読む際にブルース・ウィリスが何なのか?とか、その物語の幽霊は誰なのか?ということだけでもネタバレしてしまったらもはやこの映画や小説の面白さの8割は失われてしまう上に、私はネタバレした人を憎むでしょうなぜなら折角の楽しみを奪われてしまったからです
このように読む本の作りによってネタバレしても問題が無い場合と、面白さ/楽しさが半減してしまう場合があるわけですこの「12本の短編小説」とやらのタイトルが分からない以上断言はできませんがアガサ・クリスティーやロアルド・ダールの短編小説のような完成度なら、多少ネタバレしたところで問題などあるはずも無いでしょうがそういった完璧に近い作品群と、大半の小説をいっしょくたに語られては困りますね
こんなアホみたいな研究結果で「全ての小説はネタバレしても問題ない」とか結論づけられて、本屋に行くたびネタバレされたら我々読書家としてはこの世の地獄ですよ
自分が「本物の読書家」でないと分かって安心した。
本物の読書家は本物の読書家とはどんなものとか決めつけない。
#本を楽しんで読んでいる人こそ本物の読書家。
これが本物のプログラマのパロディだってネタバレをしたら、件の人は元メッセージを楽しんでもらえるだろうか?
逆に、アンブレイカブルは、シックスセンスの流れなんだから、大事故で他全員が死んでるのに1人だけ全くの無傷だったブルース・ウィリスの秘密は、どうせそういうことなんだろう、と思って見なかったな。
後日、「どうせそういうことなんだろう」を期待して見たという知り合いが、「あのオチはあり得ない。最悪の映画」と言ってたのが気になって検索し、「そのオチなら面白そうだ!!」つってDVD借りて見た(笑)。大層面白かった。
「衝撃のオチ」が最大の売りなのでオチを秘密にせざるを得ず、本来その作品を最も楽しめそうな層に敬遠されてる作品群、みたいなのが結構あって、もったいない気は
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
そんなもん読む本の作りによるでしょ? (スコア:1, すばらしい洞察)
例えばジム・トンプスンの傑作「内なる殺人者」を読むとして
これは多重人格をネタにした物語で、犯人は多重人格のサイコな保安官補なんだよ
とネタバレされたところで全く問題なく楽しめる上に、物語としても破綻せず最後の最後まで楽しめます
他にも例えばスコット・スミスの「シンプル・プラン」を読むとして
物語の核になるシンプル・プラン自体をネタバレしようが、誰と誰が死に、あるいは殺され、主人公はどういった決断をし
最終的に誰が生き残るのかまで、念入りにネタバレしたところで全く問題なく楽しめる上に、むしろ主人公の立場ならどうすれば良かったのか?
という本来なら2回目からしか楽しめない読み方を、初読時から楽しめるというオマケまでついてきます
例えばスティーブン・キングの「グリーン・マイル」と読むとして
もう既に映画版を見ていて、物語についてはネタバレする必要性もないくらいに知っていたとしても
更には1冊に纏められた完全版ではなく、6冊小分けのペーパーバッグ版を買ってしまったとしても
全く問題なく楽しめる上に、この場合はペーパーバッグ版に抜けがあった方がより一層
当時グリーン・マイルを求めて本屋に押し掛けた、キング信者の皆さんの気持ちになれることでしょう
しかもペーパーバッグ版だと冒頭の爺の独白が余計に邪魔に感じられ
「俺は物語の続きが読みたいんだ、ジジイの独白なんてどうでも良い」と誰もが思った感情を再現できるし
そしてその感情こそが、読了した後の恐ろしさに繋がるでしょう
が、例えば映画版のシックスセンスや後日談のシックスセンス逃亡者/生存者/密告者などを読む際に
ブルース・ウィリスが何なのか?とか、その物語の幽霊は誰なのか?ということだけでもネタバレしてしまったら
もはやこの映画や小説の面白さの8割は失われてしまう上に、私はネタバレした人を憎むでしょう
なぜなら折角の楽しみを奪われてしまったからです
このように読む本の作りによってネタバレしても問題が無い場合と、面白さ/楽しさが半減してしまう場合があるわけです
この「12本の短編小説」とやらのタイトルが分からない以上断言はできませんが
アガサ・クリスティーやロアルド・ダールの短編小説のような完成度なら、多少ネタバレしたところで問題などあるはずも無いでしょうが
そういった完璧に近い作品群と、大半の小説をいっしょくたに語られては困りますね
こんなアホみたいな研究結果で「全ての小説はネタバレしても問題ない」とか結論づけられて、本屋に行くたびネタバレされたら
我々読書家としてはこの世の地獄ですよ
Re: (スコア:0)
たぶんこの研究者はそんなことは主張していないし(どうせ確認もせずに言ってるんだろ?)、
どれだけ本を読んでもバカは治らないということもよくわかった。
本物の読書家 (スコア:0)
本物の読書家は、ページ番号がなくても気が付かない。
本物の読書家は、ページ番号を見たりや栞を用いず、正確に読み終えた場所から読書を再開できる。
本物の読書家は、コンソール画面上での読書が苦にならない。
本物の読書家は、読書のためだけにシェルやless、w3mなどの使い方を覚える。
本物の読書家は、文字の大きさやフォントを気にしない。
本物の読書家は、他の人がPCで動画を見ている画面の余白にリーダーを表示して読書をする。
本物の読書家は、読み終わった後にネタバレがあったことに気が付く。
本物の読書家は、読書自慢、蔵書自慢をしない。
本物の読書家は、履歴書の趣味の欄に「読書」と書くことはない。
Re:本物の読書家 (スコア:1)
自分が「本物の読書家」でないと分かって安心した。
the.ACount
Re: (スコア:0)
本物の読書家は本物の読書家とはどんなものとか決めつけない。
#本を楽しんで読んでいる人こそ本物の読書家。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
これが本物のプログラマのパロディだってネタバレをしたら、
件の人は元メッセージを楽しんでもらえるだろうか?
Re: (スコア:0)
逆に、アンブレイカブルは、
シックスセンスの流れなんだから、大事故で他全員が死んでるのに1人だけ全くの無傷だったブルース・ウィリスの秘密は、
どうせそういうことなんだろう、と思って見なかったな。
後日、「どうせそういうことなんだろう」を期待して見たという知り合いが、
「あのオチはあり得ない。最悪の映画」と言ってたのが気になって検索し、
「そのオチなら面白そうだ!!」つってDVD借りて見た(笑)。大層面白かった。
「衝撃のオチ」が最大の売りなのでオチを秘密にせざるを得ず、
本来その作品を最も楽しめそうな層に敬遠されてる作品群、みたいなのが結構あって、もったいない気は