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ソフトバンク下方修正 ばんえい競馬場での電田」記事へのコメント

  • by jsi (25633) on 2011年09月11日 13時28分 (#2018086)

    最近完成した堺太陽光発電所は、メガソーラと呼ばれる種類の太陽光発電所で、10MW(1万キロワット)の出力を持っている。しかし原子力発電所では、古いものでも1機あたり、400MW(40万キロワット)の出力を有しており、最新式の原発では1400MW(140万KW)もの出力を有する。1施設あたり通常4機ぐらいあるのが普通だろうから、仮に1機1000MWとすると、太陽光発電所と原発の1施設あたりの発電能力には400倍ものひらきがあることになる。

    すなわち、太陽光発電のネックは単にそのコストだけならず、大量の土地が必要となることなのであり、現状いくら太陽光発電所を増やしたところで、到底必要な電力をまかなうことはできず、環境破壊にしかならない。

    太陽光発電は(携帯基地局のように)ユニット物だから、並べて設置して接続すればよいのであり、故障しても交換すれば済む。すなわち、原子力と比べるとはるかにすくないノウハウで実現できる事業なのであり、政治の力で補助金さえ交付されれば、大量の資金を持つ会社は容易に参入できる収益のあがる電力事業であるといえよう。

    だから、私は、今回の一覧の法案可決は、血税で特定事業者を儲けさせている、そんな印象をぬぐうことができない。

    • by Anonymous Coward on 2011年09月11日 14時02分 (#2018097)

      太陽光発電の出力は,最大出力。しかも稼働率は15-20%。(夜,曇り,雨天は出力が大幅に下がる)
      原発は,最大出力 = 定常出力。稼働率は80%。(定検で止める)

      ここで4倍ほど出力が変わるので,
          400 * 4 = 1600 倍 発電能力が違う。
      まあ,比較にすらならないレベル。

      例え量子ドット太陽電池が実用化されて効率が2倍になったとしても計算は変わらない。

      ですから,太陽光発電には大賛成ですが,日本ではメガソーラーは反対です。
      国土の狭い日本では屋根や余っている土地の有効活用には最適ですが,
      下手すると田畑を無くし環境を破壊しかねない。

      >1施設あたり通常4機
      4基もあるとことは少ないと思います。2-3基ぐらいが日本では多いみたいです。
      東電ぐらいです。それぞれ4,6,7基も並べているのは。(中電も動いているのは3基)

      >だから、私は、今回の一覧の法案可決は、血税で特定事業者を儲けさせている、そんな印象をぬぐうことができない。
      ソフトバンクが規模を縮小(という名の撤退)するということはきっとそんなに儲かりそうに無いのでしょう。
      メーカは儲かるでしょうが,それは日本の競争力確保につながると思うのでかまわない。

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      • 補足資料 (スコア:5, 参考になる)

        by deleted user (12487) on 2011年09月11日 15時55分 (#2018148)

        面積あたりの発電量が大きそうなもの(あくまで予想)から並べてあります。

        火力発電
         例:富津火力発電所(日本最大)
          1~2号系列 1系列あたり 16.5万kW×7 = 115.5万kW
          3号機系列 38万kW×4 = 152万kW
          4号機系列 50.7万kW×3 = 152.1万kW
         参考資料 [wikipedia.org]

        原子力発電
         例:福島第一原発
          1号機 46.0万 kW
          2~5号機 78.4万kW
          6号機 110万kW
          7~8号機(計画停止) 138万kW
         参考資料 [wikipedia.org]

        水力発電
         例:多々良木ダム系列(現日本最大)
          1~6号機の合計 193.2万kW
         参考資料 [wikipedia.org]

        地熱発電
         例:八丁原発電所(日本最大)
          1~2号機 5.5万kW
          バイナリーサイクル発電施設 2000kW
          参考資料1 [wikipedia.org]
          参考資料2 [wikipedia.org]

        風力発電
         例:郡山布引高原風力発電所(日本最大)
          風車33基の合計 65,980kW (6.6万kW)
         参考資料 [wikipedia.org]

        波力発電 (研究中)
         波力のエネルギーは面積あたり、太陽光の20~30倍、風力の5~10倍
         参考資料 [wikipedia.org]

        #太陽光をメインに据えるのは間違っているとしか…

        親コメント
        • 実質的に原発の敷地面積は半径20km~30kmもあるので、その点を考慮して比較する必要があるのでは?
          これから原発を新設するには半径30km圏内の自治体・企業・住民に多額の金をばらまく必要があるので、その費用の見積もよろしく!
          #半径30km内の土地をすべて電力会社が買い上げるのがベストの解

        • by Anonymous Coward

          安定性から言っても原発の代替になり得る再生可能エネルギーは地熱くらいしか無いですね。
          太陽光は夏場のピークを賄うにはちょうど良いでしょうけど。

      • by northern (38088) on 2011年09月11日 15時30分 (#2018139)

        農政の失敗で全国にたくさんある耕作放棄地の活用策としては有効だと思う。

        北海道じゃ雪も積もるだろうし効率悪そうだが

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        • by KENN (3839) on 2011年09月11日 18時40分 (#2018216) ホームページ 日記

          帯広市周辺はあまり積雪するというイメージはありません。気温は低いですが、その代わり降るのは粉雪なので、積雪量としては大したことなかったりします。粉雪って風で飛ばされるし。

          ちなみに積雪地域においては、ある程度雪が自然落下するように傾斜させる必要がある訳ですが、20°と30°では発電効率に大した差は無い [showa-shell.co.jp]という実験結果も出てます。

          親コメント
        • by Anonymous Coward on 2011年09月12日 10時55分 (#2018405)

          耕作放棄地ってのは、

          1. 耕作が行われなくなり
          2. 他の用途にも転用されていない

          と言う所をさすんですよ。そう言う所はどういう所かというと、山奥だったりして人が寄りつきにくかったりするわけです。放置される順番も寄りつきにくいところから順番に放置されていきます。

          スラドでもどこでもそうですが、エネルギー問題、食糧問題というと「耕作放棄地を使えば~」とか言う言説が出てきますが、使える土地は今だって委託先を選ばなければ大抵どこかに耕作を依頼することが出来ますし、今時なら建て売り住宅・安アパートに化けているわけです。だから放棄されている土地はそれなりに理由があります。
          田んぼや畑というと開けた里をイメージしていて、耕作放棄といえばその中に突然荒れた場所が出てくる…と言うイメージなのでしょうが、実際にはそんなことはありません。人里離れた山の中の、半分森に帰ったような急勾配の畑だとか、そんなところばかりです。また全部足し併せるとすごい面積になりますが、大抵細切れになっているので利用しにくいです。ごくまれに土質が悪くて、とか、水の確保が難しくて、と言った事でまとまった土地はない事は無いでしょうが、面積の大半はそういった細切れの土地だと言う事を覚えておかないと「耕作放棄地利用案詐欺」みたいなのに引っかかる事になります。

          #中央の役人も「耕作放棄地利用詐欺」に引っかかってろくでもない対策しかできてないです

          メンテナンスのコストや、設備を整えるにしても、山奥の使われなくなった所を利用するというのは大変なわけで、そう簡単にはいかないでしょう。
          確かに食糧自給率の解決や、石油を作る藻を育てろ等と言うよりは、まだ有望かもしれませんが…。

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      • by Anonymous Coward on 2011年09月11日 18時13分 (#2018211)

        「堺市臨海部におけるメガソーラー発電計画」の推進について・詳細|ニュースリリース:シャープ [sharp.co.jp]によると、年間の総発電力量は約1100万kWh/年。
        これを毎時に換算すると1255kWにしかならない。
        出力は公称10000kWなので、稼働率は12.55%でしかない。

        出力140万kWの新型原発で1100万kWhを発電するのに要する時間は8時間で余る。
        稼働率80%で発電する電力量は981792万kWh/年。境メガソーラの実に892.54倍。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        >太陽光発電の出力は,最大出力。しかも稼働率は15-20%。(夜,曇り,雨天は出力が大幅に下がる)
        >原発は,最大出力 = 定常出力。稼働率は80%。(定検で止める)

        しかし、原発は需要の日内での変動にさえあまり対応できない。設置・運用・廃棄に多大なコストがかかる性質及び保安上の必要性から、比較的人口過疎地に大型のプラントを少数設置する以外の運用が難しく、需要地までの送配電ロスも大きい。
        太陽光発電は、需要の変動に(結果的とはいえ)ほぼ自動的に出力が連動する特性。しかもきわめて小口のプラントを需要発生地に多数設置していけるので、個々の費用は安く、かつ量産効果が見込める。小~中規模のものでも無人での自動運用が可能。
        同様に孫正義氏の提唱する電田構想はせっかくの太陽光発の特徴をスポイルするだけなので意義が感じられない。

        両者の性質はまったく異なるものなのだから、単に「稼働率」がどうだから云々だけでは思考停止ですね。

        • by jsi (25633) on 2011年09月11日 21時12分 (#2018259)

          電力というのは、単に不足しないだけでなく、需要と供給のバランスが取れていなければならない。だから、夜間など電力過剰となった場合、揚水発電をペイロードにしてエネルギを消費させている。もし、電力過剰となった場合にはどうなるか。答えは、周波数が変動して電力網が一斉にダウンしてしまう。だから、普段電力会社はこのような事態が起らないよう、発電所に指令を送って、電力網全体での発電量をコントロールしている。

          太陽電池を分散させてという人もいる。しかし、もし、各所に分散した発電システムが自由気ままに電力を送りはじめたら、電力会社自身でコントロールを行なうことができず、下手をすれば一斉停電が起きかねない。これを回避するためには、スマートグリッドが各発電システムに導入される必要があるが、まだまだ実現に向けて考慮すべき事項が多すぎる。たとえば、悪意を持った人がワームを走らせスマートグリッドのコントローラを乗っ取るだけで、関東全体の電力網がダウンしてしまうだなんて、考えただけでも恐しい。だから、分散して設置するのは現時点では非現実的だ。

          送電ロスというが、たかだか3%〜5%程度であり、無視できるほど小さいものだ。もし、送電ロスを問題視するのであれば、実験レベルだが超伝導送電 [sei.co.jp]というのも実用化されつつある。

          無人での自動運用が可能とはいうが、太陽光発電は雇用を生み出さない。人間の英知をしぼって汗水たらしてシステムを運用せねばならない原子力と比べれば、地域振興にすらならない。(火力で燃料を他国に買い取っても国富が流出するのだから)農地の利用なら、農家の人が生産した穀物をバイオ燃料として高値で買い取ったほうが、(国内でその富が循環し最後は相続税などで調整がつくぶん)地域振興や雇用面でも都合が良いのではなかろうか。

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          • by Anonymous Coward

            >太陽電池を分散させてという人もいる。しかし、もし、各所に分散した発電システムが自由気ままに電力を送りはじめたら、電力会社自身でコントロールを行なうことができず、下手をすれば一斉停電が起きかねない。これを回避するためには、スマートグリッドが各発電システムに導入される必要があるが

            それは気のせいです。今だって電力会社は電力需給の供給側しかコントロールしていません。今年行われたような計画停電が超例外なだけで、需要の方はせいぜい予測するだけです。
            各建屋に設置するソーラーパネル発電は基本的にその建屋で消費する電力を補うものであって、売電分として流れるものはその差分。決して自由気ままに電力を送り始めたりはしません。需要予測自体は過去の統計と天候やその日の行事、あるいは工場の操業予定等々を考慮して立てられますが、そこに天候に発電量が左右される太陽光発電が入ってきてもこれは結局は基本的に現在の電力需要予測の延長線上に乗っかる話です。

            • by jsi (25633) on 2011年09月11日 23時01分 (#2018296)

              太陽光発電施設が分散して広範に普及した場合に、電力品質に悪影響を与えないなんて誰が保障できよう。日本の高品質な電力は、日本の産業の柱であり、たった0.07秒間の電圧降下で莫大な損害をもたらした中部電力の事故 [srad.jp]は記憶に新しい。

              ・(Y2K, 2038年問題のように) マイコンがあるタイミングで正常に動作しなくなったり
              ・似たような特性を持つコントローラが多勢になると波形がくずれはじめたり
              ・各地域で保たれていた電力バランスが予想よりも広範な範囲で曇るなどしてバランスがくずれたり

              本当にこれまでの信頼性が保てるかどうかは、(シミュレーションなどを行なった上で)慎重な議論が必要だと思う。

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        • by Anonymous Coward on 2011年09月11日 17時41分 (#2018192)

          >原発は需要の日内での変動にさえあまり対応できない。

          日本ではやっていませんが、原子力発電は「燃料コスト」の比率が低いという特徴から、実は変動に対しては非常に柔軟です。
          炉の出力をいじらなくても、蒸気をじゃんじゃん無駄に捨てれば発電機の出力は下がるわけですから。
          それでも経済上の「燃費」は非常に優秀らしいです。
          # まあ処分まで考えると高くつきますが。

          >両者の性質
          太陽エネルギーの利用を考えるときに、発電に直結せずに、
          低品位の熱の利用にも注目してはどうでしょうか?
          風力もそうですが、別に一度電気にしなくても、冷暖房なり給湯なりの用が足れば良いわけですし。
          打ち水とかと同じ発想で。
          エネ庁あたりで細々と研究していたと思いますが、、、。

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          • by Anonymous Coward on 2011年09月11日 20時34分 (#2018248)

             原発は予想される処分費まで含めても、経済上の「燃費」は非常に優秀です。
            東電の保証だって、今まで通り原発での発電・新設ができれば、1~2円/kw程度にしかなりません(現実にはかなり困難だが)。
            ちなみに、火力はCO2の処分費が含まれていないため、真のコストは公表値よりも高いです。

             サンシャイン計画かぁ。
            何もかも懐かしい…。

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            > 太陽エネルギーの利用を考えるときに、発電に直結せずに、
            > 低品位の熱の利用にも注目してはどうでしょうか?

            給湯に利用している例はありますね。
            電気を介さずに、水を直接太陽光に当てて温めてるという超ローテクですが。
            しかも太陽光だけでは不十分なので、けっきょく電気かガスが必要らしいですが。

      • by Anonymous Coward

        有効活用しやすい土地が少ないとか、メガソーラー向けの土地が少ないというのはわかるけど、
        国土が狭い。といわれると印象論なのが否めない

        • メガソーラーは,まとまった広い土地を必要とするわけです。

          一方,農業もこれからさらに大規模化しなければ太刀打ち出来なくなります。
          農業だってまとまった土地の方が効率よく耕作できるわけです。

          もしメガソーラーを推し進めると田畑が電気と作物で取り合いになるでしょう。

          なぜななら,経済的には初期投資は莫大ですがほぼ無人で運営でき,収益が確実に計算出来るメガソーラーの方が
          魅力的に映る可能性があります。(もちろん買い取り価格によって大きく変わるが)

          メガソーラーが農業の大規模化を妨げないか心配です。
          田畑は転用禁止にすべきじゃないでしょうか。

      • by Anonymous Coward

        太陽光や風力発電を否定するわけではなく、推進することも必要だ
        だがしかし太陽光や風力発電は天候に大きく左右され、利用率が大変に低い
        また、火力や原子力発電に比べて広大な面積が必要になるなど、現在の技術面・コスト面から考えると、補助的な電源にはなっても、代替の電源となり得ることは到底無理
        よって、当面は原子力発電に頼らざるを得ない

    • ツッコミどころ多いなぁ…。

      >大量の土地が必要
      土地代の高い日本では地上設置はコストパフォーマンス良くない、という点は同意します。
      でも量を稼ぐという話なら、屋根などを使えば良い話です。それだけで、日本の電力需要の1割とか2割ぐらいを発電する設備が置けます [aist.go.jp](それ以上は昼間の電力が余りすぎるので、いらない)。

      >必要な電力をまかなうことはできず
      原発を完璧に代替できないという意味なら、同意します。
      でも国内に置ける発電量として期待できないという意味なら誤りで、日本国内でも必要なだけの設備が置けます [aist.go.jp]。

      >環境破壊にしかならない
      ちゃんと環境保護になります [aist.go.jp]。

      >容易に参入できる
      そこは確か。ただし、コストを抑えつつ20~30年稼働させる技術は、ノウハウの塊です。一朝一夕にはできません。
      また国内市場だけで考えてもしょうがなくて、今後成長の見込める新興国への進出まで視野に入れて育てないと、国として元が取りにくくなります。
      なので、これでノウハウを得て海外進出を狙うような企業さんが育つことが重要です。
      ソフトバンク自身にその気がなくても、その投資で施工や運用を行うデベロッパーが育てば良いと思います。

      >原発
      そもそも太陽光は昼間の補助専門なんで、原発代替には向いてないです。
      逆に原子力は発電量多くてナンボなんで、昼間の発電量増やすためだけに増設すると、むしろコスト高になります。こちらも万能じゃない。
      それぞれ得手不得手や適した使いどころがあるんであって、一方の短所だけ取り上げて他方を全否定しようとするのは不毛かと。
      # この2者は特に相補的なんで、むしろ組み合わせた方が。

      >儲けさせる
      それなりに大きな額を投資し、天災故障等のリスクも負いつつ、数十年間運用します。
      不当に高い利率ならともかく、負担に応じた正当な利益まで、批判されるべきではありません。

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    • by Anonymous Coward on 2011年09月11日 14時08分 (#2018104)

      将来的には太陽光発電等の再生可能エネルギーへ転換していくことが望ましいかもしれないが、現段階においては、安全対策を講じながら原子力発電所を運転していくことが必要
      それが日本の経済維持発展に大きく寄与する
      日本全体のことを考え、生産や経済を回さなければならない中、電力不足は絶対にあってはならない
      安全対策を強化し、徹底した監視のもと、早く原子力発電所の運転を再開すべき

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        安全対策を強化って言ってごまかしているのが現状ですよね。
        私の通った小中高。そこそこ新しい建物だったのに耐震対策のため建て替えてしまいました。
        根本的な設計に欠陥があるのに小手先だけで「安全対策しました」といわれても。
        設計思想の古い炉を使い続ける理由は建て替え時、廃材の処理場所がないから?

        • by euler (38335) on 2011年09月11日 16時14分 (#2018158)

          >設計思想の古い炉を使い続ける理由は建て替え時、廃材の処理場所がないから?

          「古い炉を停止させる=効率も安全性も高い最新の炉を建設・稼動させる」

          というワンパッケージで考えるべきところを、「新しい原発は作らせない」という市民運動によって妨害された結果、
          いつまでも古い炉を小手先の安全対策で使い続けなければいけなくなった、という流れもあるでしょうね。

          東電による小手先の安全対策が最悪なケースを招いたという事実を否定するつもりも擁護するつもりもないけれど、
          現実問題として経済をこれ以上停滞させないためには「電力不足」を避けなければならないという状況で、
          「原発が無くなっても自然エネルギーで電力の不足分をまかなうことが簡単に可能」であるかのような非現実的な
          対案しか出さずに「とにかく新しい原発は作らせない」と稚拙な反対運動を繰り広げてきた市民団体のみなさんにも
          確実に非があると思いますよ。

          実際、原発建設反対運動の影響で日本国内の原発は老朽化していく一方、日本の最新の原発技術は海外から
          評価され韓国からはいいように利用されている、というのが奇妙な現実です。

          元サムスン電子常務・吉川良三氏「サムスン電子の躍進に学ぶ、グローバル市場を見据えたものづくり」 | GLOBIS.JP
          http://www.globis.jp/1393-1 [globis.jp]

          ↑のインタビュー記事3ページ目に↓のような文があります。(長文引用失礼)

          原子力という話が出ましたので、ここで、冒頭でも触れたアブダビの一件についてお話ししましょう。アブダビでの受注は原子炉の技術勝負になったわけではないんです。石油はいずれに枯渇しますから、UAEとしては、今エネルギーを原子力発電に替えたかった。だから原子炉をつくる技術ではなく、稼働率が問題になっていたんです。韓国はフランス製の原子炉を15基保有していますが、その稼働率は90%。日本は55基保有していますが、稼働率は60%未満なんです。なぜかと言うと日本人のトラウマですね。長崎と広島。“原子”とつくと背筋が寒くなってしまう。ちょっとでもトラブルがあったら「反対!」となってしまうんです。そもそも原子爆弾と原子力発電はまったく原理が違うのに、です。日本では二次冷却水を貯蔵するタンクに少しヒビが入って水漏れすると、それだけで大騒ぎになって2~3年止まってしまいます。でも韓国は水漏れしたってへっちゃらですよ。止めるわけがない。原子炉が爆発したら別ですが(会場笑)。世界中で300~400基の原子炉があるにも関わらず、過去に爆発で人が死んだ例は2件しかありません。アメリカのスリーマイル島と旧ソ連のチェルノブイリだけ。もの凄く安全なんですよ。だからアブダビの受注では、「原子炉をつくったことがないのにどうするんだ?」と聞かれた韓国が、「隣に日本があります」と言ったら、「おおそうか。日本の技術は大したものだから、じゃあ発注しよう」ということになった。実際、韓国勢は帰国したらすぐ東芝に発注しました。

          そして、そんな韓国の原発事情に対して、我らが(w)孫正義氏は以下のように述べています。

          孫正義社長、安全な韓国の原発を評価…「脱原発」は日本の話 2011/06/21(火) 17:54:59 [サーチナ]
          http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0621&f=national_... [searchina.ne.jp]

          で、実際の韓国の原発事情はと言うと以下とおり。

          韓国の古里原発がまた運転停止、2号機で送電トラブル―韓国 (サーチナ) - Yahoo!ニュース
          http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110622-00000036-scn-kr [yahoo.co.jp]

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          • by Anonymous Coward on 2011年09月12日 2時57分 (#2018336)
            >というワンパッケージで考えるべきところを、「新しい原発は作らせない」という市民運動によって妨害された結果、
            >いつまでも古い炉を小手先の安全対策で使い続けなければいけなくなった、という流れもあるでしょうね。

            「作らせない」もなにも、作る気満々だったじゃん。
            福島第一原発に七号機八号機を作る計画はちゃんと進んでたし、にもかかわらず古い原発の稼動延長を原発事故前に出してるし。

            危険な原発を危険なまま稼動させておきながらその事故の責任を「原発は危険だ」といい続けていた人たちのせいにするなんて
            ホント下劣にすぎますね。
            親コメント
          • by Anonymous Coward

            >過去に爆発で人が死んだ例は2件しかありません。アメリカのスリーマイル島と旧ソ連のチェルノブイリだけ。

            1. スリーマイルで人が死んだって話はきかないけどなあ。。。SL1と勘違いしてるのか。
            2. 原子炉じゃあないかもしれんが、JCOでは死んでいますよね。

            まあ、いいか。

            いずれにせよ、原発が老朽化してるのは市民運動のせいだというのはちょっと子供じみた責任のがれなので、やめといたほうがいいと
            思うなあ。

            「原発が無くなっても化石エネルギーでで電力の不足分をまかなうことが簡単に可能」なのは、まあ嘘ではないと思う。

            • >いずれにせよ、原発が老朽化してるのは市民運動のせいだというのはちょっと子供じみた責任のがれなので、やめといたほうがいいと
              思うなあ。

              まるで私が「原発が老朽化してるのは市民運動(だけ)のせい(で他の要因はない)」と書いているかのような
              ミスリードはやめてもらえますか。
              他の様々な要因が絡み合っているのは、極当たり前のことでしょう。
              わざわざ書かないとわかりませんか?

              >「原発が無くなっても化石エネルギーでで電力の不足分をまかなうことが簡単に可能」なのは、まあ嘘ではないと思う。

              いつのまにか「自然エネルギー」が「化石エネルギー」に変わってますね。
              このトピの内容からして、「自然エネルギー」とは太陽光や風力・水力・地熱などを使った(いわゆる)「再生可能エネルギー」
              のことを指すのはわかると思うんですが。
              わかりませんか、そうですか。

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        • by jsi (25633) on 2011年09月11日 21時30分 (#2018267)

          建て替えない理由は「儲かる」から。だから、経済性が悪い炉は現実に廃炉 [wikipedia.org]にされている。

          ところで、古い炉であっても、安全性に問題のある点は、かなり大がかりな工事をするなど、運用と共に改められてきています。たとえば、その昔シュラウド割れがが問題となり、いくつかのBWRで作業員がそれなりに放射線を浴びながら交換が行なわれた [engy-sqr.com]のは有名な話です。リンク先にも記載がありますが、世界でもここまできっちりやってるのは日本くらいのものです。

          古くて問題が起きているという意味では、蒸気発生器や熱交換系で肉厚測定が漏れていることはありますが、重大なインシデントにつながるものは無いというのが現時点での認識だと思います。「今回福島第一では、炉が古いために事故が起ったのでは?」という意味では、非常用発電機2機が近接して両機とも地下に設置されていたため動作しなくなっているという事実がありますが、今後ストレステストでそうした欠点を見付けていくと表明されているのが今の段階だと思います。発電機を高台に移動すればいいだけか、もっと多く補修せねばならないかは、ストレステストの結果次第。

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      • by Anonymous Coward

        最新鋭の火力発電所を増設して運転して行くほうが、設備費もランニングコストも安全対策・事故対策費も、原子力発電よりはるかに安上がりでないの?

        • by Anonymous Coward

          全国のエコ教徒の方々が押し寄せますよ

        • by Anonymous Coward

          廃炉コストまで含めると確実に火力が安いけどCO2削減の国際公約をどうするのか。
          やはり地熱しか無いのでは?

      • by Anonymous Coward

        経済発展といっても、国内での製造業が持続困難になってるしな。
        自動車関連メーカーが抜けるだけでも電力需要にかなり余裕が出来ると思うよ。

        TPPや自由貿易協定などが遅々として進まず高い関税が足かせになっている上に超円高。
        もう海外移転せざるを得ない環境だったところに大地震と電力不足という駄目押しが来ただけのこと。

        製造業がなくなれば電力不足なんてあっという間に解決するよ。
        ネットは一日1時間。
        みんなで貧乏になろうよ。

        • by Anonymous Coward on 2011年09月12日 15時46分 (#2018559)
          >製造業がなくなれば電力不足なんてあっという間に解決するよ。
          では、製造業の替わりにどんな産業で食っていくんだい?
          金融? 金融はあくまで単独では存在できない以上、東南アジアとかを事実上の植民地として運営していくことになるが、日本にそんなプレゼンスある?
          コンテンツ? 1億人を越える人口を支えるなんてお花畑も良い所。所詮は娯楽産業、不景気になれば真っ先に切られるんだよ。
          農業? 自国民の食糧すら自給できないのに?

          特に日本は、工業とか産業で稼いだ金で食糧や資源を世界中から買いまくって自国のリソースで養える以上の人口を維持してきた現実があるわけで。
          近代以降の歴史を紐解けば、仮に日本人の生活レベルを江戸時代レベルに落としたとしても、この狭い山ばっかの国に1億2千万以上の人口を抱えるのはどう考えても無理筋。
          そうなれば、あとは飢餓と疫病、物資の奪い合いによる殺し合いのコンボで文明を滅ぼし人口を強制的に減らして縄文時代リセットをやるか、移民をガンガン放出して爺婆を安楽死させるか。
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    • by deleted user (12487) on 2011年09月11日 15時43分 (#2018143)

      新潟雪国形メガソーラー(建設費7億 [excite.co.jp])が年間100万kWを達成した [impress.co.jp]という記事を見つけたので、福島第一原発(年間発電量は大体290億kW。ソース失念)をコレで置き換えたらどうなるか計算してみたところ…
      東日本大震災の復興費(原発被害以外の補償費含む)を超えてるような。

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    • by Anonymous Coward

      出力で発電所を比較されても、、、
      コストベースならまだわかるんだけど、と思って調べてみた

      参考
      九州電力玄海原子力発電所4号機(平成9年) ( 原子力発電所 建設費で検索して頭の方に出てきた)
        出力: 118万kW
        建設費: 3244億円

      堺太陽光発電所(平成23年) ( ニュース記事やプレスリリースより)
        出力: 1万kW
        建設費: 35億?

      建設費の比較ならかなり良い性能な気も?

      # 疑問に思って調べただけなので単位とかが違っていたらごめんなさい

      • その値はあくまで定格なんで稼働率考慮すると大きな差が生じます。
        例えばドイツの太陽光発電能力は、福島第一原発(4.5GW)の約三倍(12.1GW)だそうですが、実績で見ると半分程度だとか。
        ソース [ieei.or.jp]

        ちなみに建設費が日本円にして7兆円とのことで、単純に考えて福島第一原発の置換に14兆もかかる計算になります。

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      • by Anonymous Coward

        稼働率を考慮に入れるとそれでも4倍違いますね。
        両方とも発電に対してのランニングコストはそれほど多くなく,
        耐久年数も違いがなさそうなので,その4倍の差をどう埋めるかですね。
        (料金アップか技術革新か)

        それぞれ使用済み燃料の処理と天候による不安定性という難題はありますね。

日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚

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