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金銭的に考えると、そこまで悪くない話と思える
よく言われる現行の配分:著者10%、印刷業者30%、出版社30%、取次8%、本屋22%Kindle:著者10%、出版社35%、Amazon 55%
本の売値が同じなら、出版社の取分は5%増える。印刷費用を抑えている出版社なら同程度か。ただし、見落としてはいけないのは、上記は「実際に売れた本」の売上配分であるという事。実際には印刷されたうちの数十%の本が返品されてくる。これが誰の負担になるかというと、主に出版社の負担となる。返品率によって、上記の中での合計60%の出版社と印刷業者の二者間での配分は(出版社の赤字まで視野にい
>ただし、見落としてはいけないのは、上記は「実際に売れた本」の売上配分であるという事。
ちょっとちょっと。さらっと勘違いを書かれても困るんですが。それはあくまで米英方式の実売印税方式を取った場合です。
日本の一般的な文芸書の場合、発行印税方式で契約します。著者への支払い10%は、売れた数にかかわらず「印刷部数の10%」ですよ。返本分のリスクは出版社が完全に負っています。
電子化されると実売印税になる=収入減少が確実、かつ見通しが読めなくなる。
これが、日本の著者・作家が電子化にきわめて消極的、どころか積極
よく例に出される「発行印税10%」というのは、売れっ子作家の場合で、売れない作家や新人の場合は「売上印税4~8%」という例も珍しくありません。こういう場合は、紙であろうが電子であろうが「売れた分だけ」の印税しか支払われません。また、版元は返品リスクを多めに見て、実際に売れたであろう数の8割ぐらいまでしか売上印税を払いませんから(絶版にする際に最終調整をします)、実売数がリアルタイムに把握できる電子の方が作家にとっての当面の実入りが多いということにもなります。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
あまり悪い話ではないと思う (スコア:5, 興味深い)
金銭的に考えると、そこまで悪くない話と思える
よく言われる現行の配分:著者10%、印刷業者30%、出版社30%、取次8%、本屋22%
Kindle:著者10%、出版社35%、Amazon 55%
本の売値が同じなら、出版社の取分は5%増える。印刷費用を抑えている出版社なら同程度か。
ただし、見落としてはいけないのは、上記は「実際に売れた本」の売上配分であるという事。実際には印刷されたうちの数十%の本が返品されてくる。これが誰の負担になるかというと、主に出版社の負担となる。
返品率によって、上記の中での合計60%の出版社と印刷業者の二者間での配分は(出版社の赤字まで視野にい
作家にとってはかなり悪い話なのです (スコア:3, 参考になる)
>ただし、見落としてはいけないのは、上記は「実際に売れた本」の売上配分であるという事。
ちょっとちょっと。さらっと勘違いを書かれても困るんですが。
それはあくまで米英方式の実売印税方式を取った場合です。
日本の一般的な文芸書の場合、発行印税方式で契約します。
著者への支払い10%は、売れた数にかかわらず「印刷部数の10%」ですよ。
返本分のリスクは出版社が完全に負っています。
電子化されると実売印税になる=収入減少が確実、かつ見通しが読めなくなる。
これが、日本の著者・作家が電子化にきわめて消極的、どころか積極
Re:作家にとってはかなり悪い話なのです (スコア:0)
よく例に出される「発行印税10%」というのは、売れっ子作家の場合で、売れない作家や新人の場合は
「売上印税4~8%」という例も珍しくありません。
こういう場合は、紙であろうが電子であろうが「売れた分だけ」の印税しか支払われません。
また、版元は返品リスクを多めに見て、実際に売れたであろう数の8割ぐらいまでしか売上印税を
払いませんから(絶版にする際に最終調整をします)、実売数がリアルタイムに把握できる電子の方が
作家にとっての当面の実入りが多いということにもなります。