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低温核融合の夢を追う男達」記事へのコメント

  • by kubota (64) on 2001年09月07日 13時43分 (#20506) ホームページ 日記

    核分裂炉の大事故の原因はおおきくふたつあります。ひとつは、炉心の冷却がうまくいかないことによるメルトダウン。こっちのこわさは、原子炉をたとえ停止しても炉心は崩壊熱を出し続けるので、たとえ何らかの小さなトラブルによる自動停止の際でさえ、冷却し続けなければメルトダウンにつながる危険があることです。その「小さなトラブル」が冷却系のトラブルだったら、けっこう悲惨で、運転員は厳しい判断を迫られます。

    もうひとつは、核分裂の連鎖反応が急激に起こる反応度事故。核分裂反応は、ウランなどの燃料に中性子を当てることで起こり、その際、2、3個の中性子が生じますが、そのうち正確にひとつだけを別のウランにぶつけることができれば、安定的に持続した核反応ができます。(ふつう、正確にひとつだけ、というのは困難なので、負のフィードバックがかかるように設計します)。そのバランスがなんらかのきっかけでくずれ、核反応がネズミ算式に進んでしまうのが、これです。

    日本でよく起こるのは前者です。チェルノブイリは後者。これは、正真正銘の爆発です。(ただし、メルトダウンでも、「チャイナ・シンドローム」という別名 = 炉心の冷却に失敗したら、容器もなにもかも熔かして地球へと沈んでいき、米国の裏側の中国にまで達する = からわかりますが、炉心が地下水脈に達したところで水蒸気爆発が起こる可能性があります。)

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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