アカウント名:
パスワード:
素人目にははやぶさ2は急ぎすぎているように見える 観測に適したタイミングがあるのは分かるし、一番乗りというのは政治的に意味のある事なんだろうけど、もう少ししっかりと計画を立てた方がいいんじゃないかな
松浦氏のツィート1にあるとおり、次回に延期となると次のチャンスは2020年半ばで、急ぎすぎてるどころかはやぶさに関わった若手メンバーは定年で引退だそうです。 今後手ごろな小惑星が運よく見つかる可能性も低いということで、今回を逃すとはやぶさで得られた経験はほぼクリア、一からの再スタートになってしまうように見えます。 (技術が進歩して、より遠くまでいける探査機が作れるようになる、という可能性はある気がするけど。) というか、はやぶさ2は当初プランだと「2010年打ち上げ予定」で、既に数年待機を強いられている状態なんですが・・・。
疑問なんですけど、小惑星って何千何万個ってあるわけでしょう?それで相応しいのが1個だけってにわかに信じがたいんですが。
確かに単純な小惑星というくくりではおっしゃるとおり膨大な数になるんですが、はやぶさと同じ仕組みの探査機が行ける距離にある小惑星、地球近傍小惑星 [wikipedia.org]となると数はぐっと少なくなります。現時点で地球に接近する可能性のある小惑星(=軌道が近い)は、約8500個程度 [minorplanetcenter.net]になるそうです。さらに、はやぶさ2はC型小惑星を探査するというので、またふるいにかけられます。小惑星帯やエッジワース・カイパーベルト等などの領域を含んだ小惑星全体での比率で75%程度 [wikipedia.org]がC型というので、地球近傍小惑星も同じ比率であれば約6300個となります。そこから、軌道要素等の兼ね合いや、探査の対象に相応しい天体であるかどうかを考えた場合、1/6300という数は妥当ではないかなと私は思います。また、宇宙機においては、どういった行程でどのような道を通ってターゲットにたどり着くかに機体設計が大きく依存しますので、一度かけたハシゴをここで外されるのは不憫でならないと思います。
そりゃその数に含まれる中には小石~小岩レベルも。
いままでの観測でその組成がある程度わかっているものであり、それなりの大きさがなけりゃ降りれない。
投網でつかまえて引っ張ってこれるほどの推力があるわけでなし。(そもそも耐熱リエントリーカプセルに入らなきゃどうやって地上に下ろすのか。)
小惑星は無数にあっても、地球はひとつですから
技術などの継承を実地で試す素晴らしいチャンスですね
正直、これまでのプロジェクトで経験をつんだ方々はこんな国を見限って、お米の国なり赤い国に行った方がいいと思います。
ほかのコメントにありましたが、夢を捨てた人・国は死んでいないだけで、生きているのではありません。
大志を抱き、そしてその能力があると自負しているのなら、こんなゾンビなど見捨てて歩き出してください。
あと9年で定年退職する人たちが若手と呼ばれるとは,はやぶさのチームって老人だけで構成されていたんですね.それとも定年が異常に早いのかな?
Wikipedia情報 [wikipedia.org]ですが、はやぶさの一番初めのスタートは1985年の「小惑星サンプルリターン小研究会」、計画の本格化からでも1994年らしいので、2025年とすると最長で40年、本格化以降でも30年近くになります。 (みんな勘違いしがちだけど、はやぶさは「帰還が大幅に遅れた」から2010年に帰ってきたのであって、打ち上げやら2000年代前半だからね?)
どのタイミングの若手(=20代,30代の技術者?)かは分かりませんが、早い人なら定年に突入しててもおかしくないかと。
「今後手ごろな小惑星」ってのが、今回のと同じような星という意味なのか、重力が十分小さくて比推力の小さな「はやぶさ」向きの星という意味なのか
後者なら急がざるを得ないけど、前者なら別のタイプの学術的に有意義な星に狙いを定めればいいのでは?と思う
今のところは,後者ですね。C型で唯一手頃な小惑星なんです。だから急がなければなりません。(S型をもう一回探査してもね,意義はだいぶん少なくなるでしょ。)
まずはやぶさでも普通のエンジンでも,必要なΔVはおなじですから,比推力等はそんなに関係ありません。(当然比推力が高ければ打ち上げロケットが小さくてすむ。)
重力は当然小さくないと着陸・離陸できません。
さらに,小惑星は回転してますので,あまり早く自転している惑星にははやぶさ方式では着陸できません。
はやぶさがサンプルを持って帰ったイトカワはS型です。そしてはやぶさ2の目指すC型惑星で,唯一(はやぶさと同設計で)いけそうなのが 1999 JU3 なのです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/uchuu/016/002/gijiroku/__icsFiles/... [mext.go.jp]の最後のページをご覧下さいな。
最終的に一番原始的なD型を目指す予定なんだけど。それで3タイプ,一通りの探査ができる。D型はもっと遠い軌道にあるのでマルコ・ポーロで目指すことになっている。http://www.jspec.jaxa.jp/activity/marco.html [jspec.jaxa.jp]
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
中止にしてもいいと思う (スコア:0)
観測に適したタイミングがあるのは分かるし、一番乗りというのは政治的に意味のある事なんだろうけど、もう少ししっかりと計画を立てた方がいいんじゃないかな
次回の打ち上げチャンスは202x年 (スコア:4, 参考になる)
素人目にははやぶさ2は急ぎすぎているように見える
観測に適したタイミングがあるのは分かるし、一番乗りというのは政治的に意味のある事なんだろうけど、もう少ししっかりと計画を立てた方がいいんじゃないかな
松浦氏のツィート1にあるとおり、次回に延期となると次のチャンスは2020年半ばで、急ぎすぎてるどころかはやぶさに関わった若手メンバーは定年で引退だそうです。
今後手ごろな小惑星が運よく見つかる可能性も低いということで、今回を逃すとはやぶさで得られた経験はほぼクリア、一からの再スタートになってしまうように見えます。
(技術が進歩して、より遠くまでいける探査機が作れるようになる、という可能性はある気がするけど。)
というか、はやぶさ2は当初プランだと「2010年打ち上げ予定」で、既に数年待機を強いられている状態なんですが・・・。
Re:次回の打ち上げチャンスは202x年 (スコア:1)
疑問なんですけど、小惑星って何千何万個ってあるわけでしょう?
それで相応しいのが1個だけってにわかに信じがたいんですが。
TomOne
Re:次回の打ち上げチャンスは202x年 (スコア:2, 参考になる)
確かに単純な小惑星というくくりではおっしゃるとおり膨大な数になるんですが、
はやぶさと同じ仕組みの探査機が行ける距離にある小惑星、地球近傍小惑星 [wikipedia.org]となると数はぐっと少なくなります。現時点で地球に接近する可能性のある小惑星(=軌道が近い)は、約8500個程度 [minorplanetcenter.net]になるそうです。
さらに、はやぶさ2はC型小惑星を探査するというので、またふるいにかけられます。小惑星帯やエッジワース・カイパーベルト等などの領域を含んだ小惑星全体での比率で75%程度 [wikipedia.org]がC型というので、地球近傍小惑星も同じ比率であれば約6300個となります。
そこから、軌道要素等の兼ね合いや、探査の対象に相応しい天体であるかどうかを考えた場合、1/6300という数は妥当ではないかなと私は思います。
また、宇宙機においては、どういった行程でどのような道を通ってターゲットにたどり着くかに機体設計が大きく依存しますので、一度かけたハシゴをここで外されるのは不憫でならないと思います。
Re: (スコア:0)
そりゃその数に含まれる中には小石~小岩レベルも。
いままでの観測でその組成がある程度わかっているものであり、
それなりの大きさがなけりゃ降りれない。
投網でつかまえて引っ張ってこれるほどの推力があるわけでなし。
(そもそも耐熱リエントリーカプセルに入らなきゃどうやって地上に下ろすのか。)
Re: (スコア:0)
疑問なんですけど、小惑星って何千何万個ってあるわけでしょう?
それで相応しいのが1個だけってにわかに信じがたいんですが。
小惑星は無数にあっても、地球はひとつですから
Re: (スコア:0)
技術などの継承を実地で試す素晴らしいチャンスですね
Re: (スコア:0)
正直、これまでのプロジェクトで経験をつんだ方々はこんな国を見限って、お米の国なり赤い国に行った方がいいと思います。
ほかのコメントにありましたが、夢を捨てた人・国は死んでいないだけで、生きているのではありません。
大志を抱き、そしてその能力があると自負しているのなら、こんなゾンビなど見捨てて歩き出してください。
若手!? Re:次回の打ち上げチャンスは202x年 (スコア:0)
あと9年で定年退職する人たちが若手と呼ばれるとは,はやぶさのチームって老人だけで構成されていたんですね.
それとも定年が異常に早いのかな?
はやぶさ開発は1990年代から (スコア:0)
Wikipedia情報 [wikipedia.org]ですが、はやぶさの一番初めのスタートは1985年の「小惑星サンプルリターン小研究会」、計画の本格化からでも1994年らしいので、2025年とすると最長で40年、本格化以降でも30年近くになります。
(みんな勘違いしがちだけど、はやぶさは「帰還が大幅に遅れた」から2010年に帰ってきたのであって、打ち上げやら2000年代前半だからね?)
どのタイミングの若手(=20代,30代の技術者?)かは分かりませんが、早い人なら定年に突入しててもおかしくないかと。
Re: (スコア:0)
「今後手ごろな小惑星」ってのが、今回のと同じような星という意味なのか、
重力が十分小さくて比推力の小さな「はやぶさ」向きの星という意味なのか
後者なら急がざるを得ないけど、前者なら別のタイプの学術的に有意義な星に狙いを定めればいいのでは?
と思う
Re:次回の打ち上げチャンスは202x年 (スコア:1)
今のところは,後者ですね。C型で唯一手頃な小惑星なんです。
だから急がなければなりません。(S型をもう一回探査してもね,意義はだいぶん少なくなるでしょ。)
まずはやぶさでも普通のエンジンでも,必要なΔVはおなじですから,比推力等はそんなに関係ありません。
(当然比推力が高ければ打ち上げロケットが小さくてすむ。)
重力は当然小さくないと着陸・離陸できません。
さらに,小惑星は回転してますので,あまり早く自転している惑星にははやぶさ方式では着陸できません。
はやぶさがサンプルを持って帰ったイトカワはS型です。
そしてはやぶさ2の目指すC型惑星で,唯一(はやぶさと同設計で)いけそうなのが 1999 JU3 なのです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/uchuu/016/002/gijiroku/__icsFiles/... [mext.go.jp]
の最後のページをご覧下さいな。
最終的に一番原始的なD型を目指す予定なんだけど。それで3タイプ,一通りの探査ができる。
D型はもっと遠い軌道にあるのでマルコ・ポーロで目指すことになっている。
http://www.jspec.jaxa.jp/activity/marco.html [jspec.jaxa.jp]