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ヒッグス粒子の存在確認に大きな進展 」記事へのコメント

  • E=mc^2=0 の世界なのか。
    そのような世界でも、c は c なのか。
    宇宙の初期段階では、非線形に、非アナログ的に相変化するのか。
    エネルギー=質量=0、の宇宙だったからインフレーションは起こり得たのか。
    複素宇宙から実宇宙への変化点で、質量は発生したのか。
    重力は、次元を超えて伝搬することと、どう関係するのか。

    • by Anonymous Coward

      >E=mc^2=0 の世界なのか。

      エネルギーはいわゆる静止質量項だけじゃないぜ。
      その式は、それ以降の項だのなんだのを無視した近似式だ。

      >そのような世界でも、c は c なのか。

      まあ質量があろうが無かろうがcは特殊な速度だし。
      #現状の理論に大きな間違いがある場合を除く。

      >宇宙の初期段階では、非線形に、非アナログ的に相変化するのか。

      非線形は非線形だろうけど、相転移かどうかとアナログ的かどうかは特に関係ないぞ。

      >エネルギー=質量=0、の宇宙だったからインフレーションは起こり得たのか。

      • by Anonymous Coward

        質量以外にエネルギーが存在するのでしょうか?
        全てのエネルギーは質量だと言うことがヒッグス粒子の存在意味ではないのですか?

        • by Anonymous Coward on 2011年12月15日 0時27分 (#2066607)

          >全てのエネルギーは質量だと言うことがヒッグス粒子の存在意味ではないのですか?

          全く違います。
          ヒッグス場と結びつくものだけがヒッグス粒子由来の質量を獲得します。
          例えばヒッグス場と結びつかない電磁場は質量を獲得しませんが、エネルギーを持ちます。

          なお、運動量に基づくエネルギー部分も質量に押し込めて「相対論的質量」とか言っていた時代もありますが、考え方として非常に曲がりくねっている上に、一般相対論にまで行けばそもそもそんな考え方をする必要が一切無いため、こちらも現代では多くの場合質量には含めません。
          そんなわけで、我々に身近な運動エネルギーも、(いわゆる静止質量としての)質量以外のエネルギーです。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            ありがとうございます。
            相対論では理解できない所なのですね。

            • by Anonymous Coward

              >相対論では理解できない所なのですね。

              いや、うん、どう言ったらいいか。
              相対論と量子論を適度に組み合わせた理論から出てくる。そう言う意味では相対論は必須だ。
              量子論の枠組みも必要だから、そう言う意味では相対論だけでは出てこない。

              ただし、(一般)相対論と量子論の融合は(適度に問題点に目を瞑って)部分的に組み合わせてるだけだから、そもそも理論はまだ完成していないとも言えるが。

              • by Anonymous Coward

                理論ではなく、観測結果なのでは?
                物理学では、観測結果を最優先に考える。
                小柴さんが言ってました。

              • by Anonymous Coward on 2011年12月15日 1時53分 (#2066635)

                >理論ではなく、観測結果なのでは?

                ヒッグスに関して言えば、観測結果はまだありません。まあ、だからこそ探してるんですが。

                現状、多くの観測結果を矛盾無く説明できる理論を構築すると、本来各種粒子には質量がない事が予測される。その予測と、質量があるという事実を整合させるには、ヒッグス場という観測されたことのない実体を仮定して、ヒッグス機構という相互作用を導入すると矛盾は消える、というだけの話。

                だから実際にヒッグス場(というか、そこから出てくるヒッグス粒子)が観測されれば安心だが、居ないことが判明すると現在の理論を再構築する必要が出てくる。

                親コメント
          • by Anonymous Coward

            済みません、できるだけ噛み砕いて(大学生程度に分かる程度)に教えてほしいのですが、
            電子はどういう扱いなんでしょう?

            >例えばヒッグス場と結びつかない電磁場は質量を獲得しませんが、エネルギーを持ちます。

            結びついているんですか?結びついていないんですか?どっちでも選んで構いませんが詳しく説明をお願いします。

            なんども質問すると失礼にあたるでしょうので、あらかじめ。
            電磁場と電子はべつもんだよって言われた場合、ヒッグス場とヒッグス粒子もべつもんだよと先に返しておけばよろしいでしょうか?

            他にも疑問はたくさんあるのですが、ノートのスペースが狭すぎるので、ここまでにしてやる!

            • by Anonymous Coward on 2011年12月15日 9時59分 (#2066718)

              まず、ヒッグス場というものが世界全体に広がっています。
              そいつのモードが3+1に分裂します。詳細はちゃんと式を追っていただかないといけないんですが、んー、例えば固体が広がっていて、そこで発生する波が横波2種(振動方向が上下or左右)と縦波1種に分類できるような感じです(注:この比喩は正確なものではない)。

              +1の方のモードは、励起すると非常に大きな質量を持つ粒子に見えます。これをヒッグス粒子と呼びます。

              3つのモードの方は、弱い力を媒介するW粒子およびZ粒子と混ざり合い、これらに質量を与えます。
              この3つのモードは同時に、物質の元になっている電子(と、同類のミューオン、タウオン)や、陽子や中性子や中間子などの元になるクォークとも結びつき、これらにも質量を与えます。

              ただしヒッグス場によってクォークが獲得できる質量はごく僅か(電子と同程度)で、実際には
              ヒッグス機構により小さな質量を得る → 小さな質量の存在によりカイラル対称性が破れ、大きな質量を得る
              という二段構えになっています(ヒッグス場を使わない方法も提案されている)。

              >電磁場と電子はべつもんだよって言われた場合、ヒッグス場とヒッグス粒子もべつもんだよと先に返しておけばよろしいでしょうか?

              別な方も指摘していますが、電子の持っている電荷が変動させるのが電磁場であり、電磁場の粒子的な描像は電磁波(光子)です。

              ヒッグス場と、その励起描像としてのヒッグス粒子
              電磁場と、その励起描像としての光子
              重力場と、その励起描像としての重力子

              などの対応の方が近いと言えます。

              親コメント
            • by Anonymous Coward

              電子は質量を持ちますよ?陽子だって電荷をもちますよ?
              それを言うなら光子でしょ。

              光は電磁波の一種。光は光子による。光子に質量はない。
              そして、光を当てると温度が上がる。発電できる。羽根が回ったりする。
              それらはエネルギー変換によるもので、質量を持たない光(光子)がエネルギーを持つ事を表す。
              ここまで高校以下の物理だと思う。OK?

              で、電磁場と光子と電荷の関係と、ヒッグス場とヒッグス粒子と質量の関係は似ている、といっていいのかな?
              でも同じではない。
              電荷にプラスマイナスあるけれど、質量にプラスマイナスはない、みたいな?
              ヒッグス場と質量は磁力と電荷の関係っぽいけどちがうっぽい?
              そして、光子は磁力でもクーロン力でも曲らないけど、重力では曲るふしぎ。

犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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