JIS規格の机の高さは、旧JISでは 740 mm (米軍規格)、新JISでは 700 mm (1971年、日本人男性に適切な高さ) とされており、オフィス用の机 (昇降デスクは除く) はほぼこの高さになっています。
平均的な女性に適した高さは 600 mm 程度であり、事務職の女性は不適切で健康的でない環境での労働を強いられているといえます。
会社側が女性に適した高さの机(昇降デスク等)を用意してくれないのならば、椅子を高くして、踏み台を用意するなどして自衛するしかないのが現状ですが、その踏み台すら許可しない会社もあります。
なお、昇降デスクも一番下げても最低700mm~の製品が多いので注意が必要です。
Bauhutte は 550 mm からでその点は良いですが、上限が低くてスタンディングデスク(椅子無し)としては使えないのと、電動でないのが残念なところです。
スタンディングデスクとしても使える製品は最低700mmとか最低750mmが多いです。
これは、立ったままでも使えるような上限にした場合、600mmとかに対応すると、脚部分の筒を2重にして昇降する方式では対応できず、3重の筒になった構造にする必要があって、コストが高まることが理由だと推測されます。
FLEXISPOT の電動昇降デスクは、600mm + 天板 + キャスター付ける場合はその高さも加算 が最低で、これが私が調べた中でもっとも低くできるスタンディング対応電動昇降デスクです。
Bauhutte もFLEXISPOT も持ってますが、最低の低さ(550mm)に拘るならばBauhutte一択、スタンディング対応と電動がいいならFLEXISPOT が良いでしょう。
ちなみに、使ってみた感想としては、Bauhutte の昇降デスクは昇降にこつが必要で真ん中を押しながらレバーを引かないと動きが多少悪くなれないとうまく昇降できない人がいること、FLEXISPOTは1年ぐらい使うとコントローラーのボタンの反応が悪くなる個体があるのが欠点です。