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小さな量をこつこつと、はいいんですけど、初期投資+維持費用がちゃんとペイできてるといいなあ。
発電系の施設って、規模が小さくても、運用監視やメンテナンスに一定の人手・コストが必要で、結果的に「大きいことがコストダウンの決め手」という傾向が比較的強い分野なので。
そのため、「小さい量をこつこつと」系の発電設備(ex.「風が弱くても回る風車」等)の話を見ると、つい、「それ、収支赤字のプロモーション用途の設備じゃないよね?よね?」と勘繰ってしまいます。。。
>「小さい量をこつこつと」系の発電設備
そういうのをビジネスにしている会社もあります。以前伊豆の山奥を走っていたときに見つけた [ameblo.jp]のでちょっと調べたのですが、東京発電株式会社 [tgn.or.jp](東京電力グループ)の場合、
東京発電は67カ所、総出力18万3,135kWの水力発電所を24時間体制で監視・制御し、年間約9億kWhの電力をつくり続けています。
とのこと。ひとつひとつの発電設備は大き目の民家かという感じなのですが、この手の発電設備は大正時代や戦前から運用開始されて今も現役で使われていたりするので、コスト的にはペイできていると思います。ちなみに最近はさらに規模の小さいマイクロ水力発電 [tgn.or.jp]も手がけているみたいですけどね。
# 引用するので、ここにぶら下げます。
コストや収支について、(現在の電力価格ありき で考えずに)電力価格が上昇するならば、今は高コストな発電技術でも適用できるでしょう。石油、原子力とも、大規模化が効率に直結した発電技術でしたが、燃料のコストや初期投資が低く抑えられる事が前提でした。その前提が崩れるリスクを孕んだ状況に対応した、次善の発電技術を模索する段階に見えます。# 今は「代替エネルギー フィーバー(バブル?)」なので、マスコミ受け狙いのアヤシゲな発表も多いように感じますが。。。
上に書かれている現在運用中の小型水力は、過去に投資回収が終わった設備ですよね。 「大正時代や戦前から運用開始」の頃の電力は(相対的に)今よりもずっと高価だったので、設備投資は合理的に回収できたのでしょう。それに対して、昨今話題とする小規模発電では、これからの初期投資と回収を考える必要があり、単純なコピーは無理と思います。しかし、将来、なにがしかの電力価格になった時点で、回収可能なビジネスプランが描けるようになると思います。
かつて、「世界の原油は、あと30年で枯渇」と言われてから30年過ぎてもまだ石油が使えるのは、石油の価格上昇に見合うだけ採掘コストを掛けられるようになったから、と言います(wikipediaにも書いてありますね [wikipedia.org])。将来、無理と思われた小規模発電が当たり前の風景となる日が来るのかも知れません。
水車で粉を挽くような日常風景がありましたからね発電という別のエネルギー利用になるだけですし
確かに。水車や石臼は、それがその時コストミニマムだったから、普及していたんですもんね。
中野坂上の寺の境内に、「打ち捨てられていた石臼」が、うずたかく積み上げられて供養されています。近所を流れる神田川の水力(≒水車)でそば粉を挽いていた物だそうです。
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs
ちゃんと儲かる設備だといいなあ。 (スコア:4, 参考になる)
小さな量をこつこつと、はいいんですけど、初期投資+維持費用がちゃんとペイできてるといいなあ。
発電系の施設って、規模が小さくても、運用監視やメンテナンスに一定の人手・コストが必要で、
結果的に「大きいことがコストダウンの決め手」という傾向が比較的強い分野なので。
そのため、「小さい量をこつこつと」系の発電設備(ex.「風が弱くても回る風車」等)の話を見ると、
つい、「それ、収支赤字のプロモーション用途の設備じゃないよね?よね?」と勘繰ってしまいます。。。
東京発電の例 (スコア:4, 興味深い)
>「小さい量をこつこつと」系の発電設備
そういうのをビジネスにしている会社もあります。以前伊豆の山奥を走っていたときに見つけた [ameblo.jp]のでちょっと調べたのですが、東京発電株式会社 [tgn.or.jp](東京電力グループ)の場合、
とのこと。ひとつひとつの発電設備は大き目の民家かという感じなのですが、この手の発電設備は大正時代や戦前から運用開始されて今も現役で使われていたりするので、コスト的にはペイできていると思います。ちなみに最近はさらに規模の小さいマイクロ水力発電 [tgn.or.jp]も手がけているみたいですけどね。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
電力の価格は可変 (スコア:4, 参考になる)
# 引用するので、ここにぶら下げます。
コストや収支について、(現在の電力価格ありき で考えずに)電力価格が上昇するならば、今は高コストな発電技術でも適用できるでしょう。石油、原子力とも、大規模化が効率に直結した発電技術でしたが、燃料のコストや初期投資が低く抑えられる事が前提でした。その前提が崩れるリスクを孕んだ状況に対応した、次善の発電技術を模索する段階に見えます。
# 今は「代替エネルギー フィーバー(バブル?)」なので、マスコミ受け狙いのアヤシゲな発表も多いように感じますが。。。
上に書かれている現在運用中の小型水力は、過去に投資回収が終わった設備ですよね。 「大正時代や戦前から運用開始」の頃の電力は(相対的に)今よりもずっと高価だったので、設備投資は合理的に回収できたのでしょう。それに対して、昨今話題とする小規模発電では、これからの初期投資と回収を考える必要があり、単純なコピーは無理と思います。しかし、将来、なにがしかの電力価格になった時点で、回収可能なビジネスプランが描けるようになると思います。
かつて、「世界の原油は、あと30年で枯渇」と言われてから30年過ぎてもまだ石油が使えるのは、石油の価格上昇に見合うだけ採掘コストを掛けられるようになったから、と言います(wikipediaにも書いてありますね [wikipedia.org])。将来、無理と思われた小規模発電が当たり前の風景となる日が来るのかも知れません。
Re: (スコア:0)
水車で粉を挽くような日常風景がありましたからね
発電という別のエネルギー利用になるだけですし
Re:電力の価格は可変 (スコア:1)
確かに。水車や石臼は、それがその時コストミニマムだったから、普及していたんですもんね。
中野坂上の寺の境内に、「打ち捨てられていた石臼」が、うずたかく積み上げられて供養されています。近所を流れる神田川の水力(≒水車)でそば粉を挽いていた物だそうです。