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この種の問題は, 倫理上の問題 と 法的問題に分けて考える必要があると思います。
今回の例で言うと, 「倫理上の問題」とは, MontaVista社の行動がGNUの精神に反しているのかどうか, Linuxコミュニティの成果を搾取していないかどうかということです。一方, 「法的問題」とは, 同社の行動がGPLに対する契約違反であるか否かということです。これを踏まえた上で, 次のような場合に分けて考えたいと思います。
・倫理上の問題はなく, 法的問題も無い場合 この場合は当然, 何も問題が無いので, 議論の必要もありません。
・倫理上の問題は無いが, 法的問題はある場合 GPLはGNUの精神に基いて作られているので, これはありえないでしょう。もしこのようなことがあったとしても, "被害者"がいないので, 問題となることはありません。
・倫理上の問題はあるが, 法的問題は無い場合 これは, GNUの方針に背くことが明らかな行動であっても, GPLにはその行動を禁止する条文が見つからないことを意味します。この場合が一番問題なわけでして, GPL生成物を搾取しようとする者を阻止できないことになります。このような場合が実際に存在するとすれば, GPLは不完全なライセンスであるといわれても仕方が無いでしょう。
・倫理上の問題, 法的問題, 共にある場合 この場合は比較的簡単です。どの行為がGPL違反かを指摘し, 改善を求めればよいだけです。改善しようとしない場合は法的措置をとるべきでしょう。
いずれにせよ, 今後GPLが一般に認められるためには, 違反者(と思われる者)に対する裁判を数多く経ていく必要があると思います。GNU側が勝訴すれば, GPLの法的文書としての信頼性が増すわけですし, 敗訴すれば, 敗因となったGPLの穴の部分を埋めるべく改訂を行うことにより, より良いGPLを作ることが出来るからです。 …もちろん, 裁判になるような問題が発生しないのが一番ですが。
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ソースを見ろ -- ある4桁UID
倫理的問題と法的問題。 (スコア:4, すばらしい洞察)
この種の問題は, 倫理上の問題 と 法的問題に分けて考える必要があると思います。
今回の例で言うと, 「倫理上の問題」とは, MontaVista社の行動がGNUの精神に反しているのかどうか, Linuxコミュニティの成果を搾取していないかどうかということです。一方, 「法的問題」とは, 同社の行動がGPLに対する契約違反であるか否かということです。これを踏まえた上で, 次のような場合に分けて考えたいと思います。
・倫理上の問題はなく, 法的問題も無い場合
この場合は当然, 何も問題が無いので, 議論の必要もありません。
・倫理上の問題は無いが, 法的問題はある場合
GPLはGNUの精神に基いて作られているので, これはありえないでしょう。もしこのようなことがあったとしても, "被害者"がいないので, 問題となることはありません。
・倫理上の問題はあるが, 法的問題は無い場合
これは, GNUの方針に背くことが明らかな行動であっても, GPLにはその行動を禁止する条文が見つからないことを意味します。この場合が一番問題なわけでして, GPL生成物を搾取しようとする者を阻止できないことになります。このような場合が実際に存在するとすれば, GPLは不完全なライセンスであるといわれても仕方が無いでしょう。
・倫理上の問題, 法的問題, 共にある場合
この場合は比較的簡単です。どの行為がGPL違反かを指摘し, 改善を求めればよいだけです。改善しようとしない場合は法的措置をとるべきでしょう。
いずれにせよ, 今後GPLが一般に認められるためには, 違反者(と思われる者)に対する裁判を数多く経ていく必要があると思います。GNU側が勝訴すれば, GPLの法的文書としての信頼性が増すわけですし, 敗訴すれば, 敗因となったGPLの穴の部分を埋めるべく改訂を行うことにより, より良いGPLを作ることが出来るからです。
…もちろん, 裁判になるような問題が発生しないのが一番ですが。