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本当に技術力で負けたのかどうかは知らないけれど、どんな言い訳をしようが、結果として負けたのは事実。技術の差なのか、政治の差なのか、それ以外の要因なのか。様々な角度からの検証は必要だし、それはそれで重要でしょう。
でも、一番の根本は世界最高の技術大国という肩書きに慢心してしまった日本自身に問題があると思う。技術大国と言いながら理系離れが進み、土地転がし株転がしで儲けを出そうとする浮かれっぷり、昔から言われながらも政治の腐敗、政治への無関心ぶり。それでも豊かな国だから、技術大国だからとふんぞり返っている内に新興国に抜かれ、借金まみれになった。
どんな一番の肩書きも過去のものに過ぎず、それを自慢や根拠にした時点から転落が始まる。日本は韓国に負けたとか、中国に負けたとかの以前に、己自身に負けたのだと思う。
故、吉村秀雄氏曰く、「神明はただ平素の鍛錬に力め戦わずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授けると同時に一勝に満足して治平に安んずる者よりただちにこれを奪う、故人曰く勝って兜の緒を締めよと」
個人的には最近韓国と接する機会が多くあり、ここ数年は年2~3回程韓国に行く機会がありました。
そこで一番違いを感じるのは、上意下達がはっきりしている点です。
たまたまうちの事業所の例がそうなだけかもしれないですが、上に立つ人間が自分の受け持つ責任範囲と権限を理解していて、自分の意思で善し悪しを判断し、決めたらそれを徹底させるという仕組みが出来上がっているので、決定までのスピードが非常に早いです。
一つの理由としては徴兵制にしろ儒教思想にしろ、社会のシステムとして上意下達の仕組みが根付いているような感じを受けています。
その点日本人は、相手の意を汲み取り、みなまで言わなくても自分で動く人種などとは良く言いますが、実際は方々の部署に掛け合ってもそれぞれの部署が自分の縄張りから出ようとはせず、色々な人が集まっても結論が出ず、結局うやむやのまま会議が終わってしまうことが多々あります。
それに、上位を敬うという思想が薄れていて、世の中の人は政治家を批判し、部下は上司を批判し、更には家庭では奥さん子供が父親を疎み、何かに従うという思想が根底から崩壊しているような感じをうけます。
もちろん、韓国なんかでも政治批判、上司批判、亭主批判なんかも完全に無いわけではないので、白黒をはっきり言い分ける事はできないですが、程度の問題としてはまだ日本よりも少ないと感じます。
なので、個人的には単に技術力云々の話というよりも、道徳にこそ問題があるのではないかと思っています。古い考え方かもしれませんが、欧米のように完全に男女平等に進む事が、本当に正しい道であるのか、個人的には大いに疑問があります。
> 個人的には単に技術力云々の話というよりも、道徳にこそ問題があるのではないかと思っています。古い考え方かもしれませんが、欧米のように完全に男女平等に進む事が、本当に正しい道であるのか、個人的には大いに疑問があります。
欧米が上意下達できてない、というのなら一理あるのかもしれないけれど、そうじゃないのなら、なんだか違う気がするなぁ。
隣の芝は青く見えるものですよ。
その上の人はいざというときは責任を取る立場にあります。日本にもかつては上の人を敬うという風習がありましたが、バブル崩壊後の日本で結局誰もまともに責任を取らなかったのでモラルも一緒に崩壊しました。かつて武士の特権は失策後の切腹と裏腹であったことを思いだす必要があります。道徳の話だけ持ち出しても残念ながら誰も納得はしないでしょうね。
ファッショな連中が狂喜乱舞しそうな援護射撃だな。
たぶんその上に立つ人間は責任もちゃんと取らされていると思いますよ。日本も昔はそのようなエリートを敬う風習がありましたが、特にここ20年のバブル後で責任を取らないエリートもどきがあまりに多いことが露見したのでモラル崩壊を起こしています。武士の特権は失策時の切腹と裏腹であることを思い出すべきでしょうね。
うーん、エセ儒教で道徳とかいってもなぁ…
ほんとうに慢心が原因なら救いはあるんじゃないですか?必然だったとしたら?そもそも「負けた」と否定的に捉えることが、ボクには、そうしたいけれども、それが正しいのかはわかりません。価値観そのものの転回の必要性を予期して、そこから先を考えられなくなってしまっているのが今の停滞の一因ということはないんでしょうか?
政治なり精神なりが駄目だから、という考え方はある意味楽観的なわけですね。魔王を倒せば世界は良くなる、みたいな。
年収200万円以下が言えることじゃないかもしれないけど皆結構精一杯頑張っていて、それでなかなかうまく回していて現状の社会なんだと思うことがある、というか思いたい。何かを改善すれば努力すれば良くなるということはもっと頑張れってことでしょ。他人任せにするならともかく皆そんな余裕あるの?底辺バイトでもこれ以上頑張ったら体壊しそうなのに。
ダメにした世代はそろそろ年金暮らしな訳で、今の現役世代が悪いって言ってる訳じゃないでしょう。
ただね、国全体で見た時の方向性ってやつが定まっていないんだよね。何というか、みんな全速力で走っているけど、バラバラに自分の目先しか見ていないから全体で見るとその場でぐるぐる回っているだけ(むしろ後退している?)みたいな感じ。
戦後の焼け野原から世界に追いつき追い越せで頑張ってきた、誰かの背中を追いかけている間は良かったけれど、トップに立った途端どっちに進んで良いか分からなくなっちゃった、みたいなところがある。
そこで必要なのは、今までと同じただ闇雲に頑張ることではなく、進む方向を見定める事なんだけど、それを考えずに今までが良かったからと、同じ方法論で目先を全力疾走することだけしか考えてこなかった。日本の慢心ってのは、そういう事なんだと思います。
でも、国全体の方向性が定まっていることが成功への鍵、ってわけじゃないよね。
例えば、戦前戦中の国のトップはチグハグでしたけれど、全体的に見ればトータリズムが良く効いていて、ほぼ全国民が同じ目標に向かって邁進していたように思う。少なくとも、そうするための努力を国は怠らなかった。じゃあ、近衛さんとか東条さんよりリーダーシップがある、例えばヒトラーさんやチャーチルさんみたいな人が日本を率いていて、それで国が良くなっただろうか、と考えると、どうにも私は納得できない。
日本全体がゆるやかにデスマーチを起こしている状況において、
この点、長らく論争になっているけど、何はともあれ、80年代にJapan as No.1と言えたアメリカはすごいと思っている。
「as」なところがキモなのです。
すごくよく聞く話だし、それっぽいなーと思うのだけれど、実際「技術大国という肩書に慢心した」「技術大国だからとふんぞり返った」人って誰なんだろう。
大学に残る研究者が「俺の国は技術大国だから研究なんて楽勝楽勝」と思って手を抜いていたのか。会社勤めの技術者が「俺の国は技術大国だから仕事も適当でいいや」と思って手を抜いていたのか。進路を決める学生が「俺の国は技術大国だから別に理系に進む必要ないよね」と思って文系に進んだのか。(文系の方がお金転がせそうだと判断して、文系に進みがちだった可能性はあるかもしれん)
国が「俺の国は技術大国で盤石だから技術支援の予算削ってもいいよね」と削ったことが恒常的にあり、それが原因となっているのなら、とても良くわかるストーリーなのだけれども。
慢心というか相手に対する侮りと言った方が良いと思う。
「サムソンなんて大したことない、賭に勝っただけ」「人件費が安いからね」
とか言って、自分たちの商品が現地の人々の願いから離れていることに気づかなかった。
そういうことにしておきたい人が一定数いることは理解していますが、では、なぜ彼らはCMに富士山や相撲取りを使ってあたかも日本企業であるかのようなふりをして製品を売っているのでしょうかねぇ?
日本のイメージが良いからそれあやかりたいのでしょう。でも、それと技術力の比較や慢心の話は関係ないよね。
なぜ日本のイメージがいいんですか?根本的におかしいことに気付きましょう。
技術の優劣とその国への印象は別の話でしょう。
そうすることで得があるからなのでしょう。
・自国イメージを表に出すとマイナスの効果がある(各国と騒動を起こす国ですね)・日本企業のイメージを乗っ取る意図(イチからイメージを築きあげるよりは、早く安く済みそうですね)
などいかがでしょうか。
> 実際「技術大国という肩書に慢心した」「技術大国だからとふんぞり返った」人って誰なんだろう。
経営者でしょう。1位になる事と、1位でありつつける事は違うのです。
自分の会社の社員をリストラしたら、他社に拾われて追いつかれる可能性とか、高品質、高性能の商品を作っても、顧客はそこまでの製品じゃなくてそこそこの物が欲しいとか。# ex: スパコンのメモリを PC に使うんじゃなくて、PC 用のメモリが欲しいとか。技術者を十把一絡げで扱うとか、# 優秀な技術者を高い給料で引き抜かれる可能性を考慮しないとか、
海外から日本の技術を学びたいとか、日本の品質管理を学びたいってはよく聞きますが、日本の経営を学びたい(経営者のヘッドハンティング)はきかないですね。
ものづくり大国なんだから、ヒトよりもモノが大事。自ら手を動かさない人が偉い。科学技術立国なんだから、科学技術やってる人にまかせればいい。あ、でもまかせたんだから責任は取ってね。
概ね同意。
今の日本人はやる気というか気合いというか向上心が薄いと思う。何事においても、勝つ気がないのかも。
でもそれがいいことなのか、それとも悪いことなのか、判らない。
>何事においても、勝つ気がないのかも。
運動会で,みんな並んでゴールで一等賞。学芸会で,入れ替わり立ち替わりで,みんなが主人公。という教育を受けた,内的な要因。
たとえ勝って抜きんでても,出る杭でうたれる。熾烈な就職競争に勝ったところで,給料は頭打ち。という,外的な要因。
それであれば,「ほどほどに」ということになってしまうのでしょうね。
論点がズレてる。
今回「負けた」世代と、今就職競争してる世代は全然違うんじゃない?ゆとり教育の影響が社会人側に大きく影響しているとはとても考えられないんだけど。
論じるなら、今の世代の閉塞感を指摘しなくちゃ。
僕は現在大学修士の世代なんだけど、こういう「ハングリー精神に欠ける」とかという言葉を、教育を受けている世代に言ってる人には
「ふーん、あーよかったですねー(棒」とか言ってやれば良いと、常に思っています。
「ハングリー精神に欠ける」という事に込められた彼らなりのメッセージは「昔はハングリー精神があっていい時代だった」ということで、つまり、彼らは「昔は良かった」ということを言いたがっているのです。
そんな使い古されている言葉でしか語れない人は放置で十分です。
>今回「負けた」世代と、今就職競争してる世代は全然違うんじゃない?ごめんなさい,そうですね。>何事においても、勝つ気がないのかも。ついこれに反射してしまった。
まあ,上の世代でもバブルより下では>たとえ勝って抜きんでても,出る杭でうたれる。>熾烈な就職競争に勝ったところで,給料は頭打ち。これはありました。あと,付け足すなら無計画な指揮官の下でのデスマでしょうか。バブルより上では野放図でやっていけたので指揮官が育っていないのでしょう。おかげで,士気も品質も下がる一方で,もし日本全体がこんな状態じゃ砂上の楼閣だよなと思っていました。まあ,そんな業界に見切りをつけたのですが・・
>運動会で,みんな並んでゴールで一等賞。>学芸会で,入れ替わり立ち替わりで,みんなが主人公。それでこっちは、転職先で目下直面している悩みなのです。
何かとゆとり批判やらで○教組叩きとかに持ってく人はどこにでも出没するので困ったチャンですほんと。
ものづくりって最終的には労働集約型産業=新興国に追いつかれる宿命を負ってるんだから、上流を占めるOr新しいフィールドに移行していく道を取らないと利益はどんどん低下しますよね。要するに戦略の欠如。サムスンは今世界に追いついたところで、生き残れるかはこれからが勝負でしょう。
中学入試では方程式を使ってはいけない、とかも。
今の日本は萌えヲタ商業が盛んですから大丈夫です。技術大国から萌えヲ大国へ、ベクトルが変化しただけです。大丈夫です。
大丈夫です。
アニメ製作にしても技術流出が激しいよな…
近い将来,萌えオタも輸入して消費する一方になってしまうかもしれない。
80年代の日本のDRAM全盛の頃、日本の業界の人が韓国がDRAMに手を出し始めたの見てアメリカからの技術移転だから敵じゃないとか言ってたのを思い出しますわ。(たしかテレビで見たと思う)まさに驕れる者久しからずですなー。
長々と書いていますが結局精神論ですか。
私は根本的な原因は少子化が始まったことにあったのだと考えています。1970年代後半、合計特殊出生率が低下しはじめた頃以降、子供を作り育てる環境・子供を育てる意欲を与える施策が(結果的に)不足していたのだと思います。
少子化は競争する機会を減らし、人材の層を薄くし、消費・内需を減らし・・・多岐にわたり影響を与え続けています。このまま少子化が進めばこういった傾向はますます強まり、国力を削いでいくことでしょう。
他国に比べ日本は主張しなさすぎ
それ以前に技術が流出したって日本は更にいいものを作る力はあるそれよりも、貸した金はしっかり返してもらえ
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
何よりも精神で負けた気がする (スコア:5, すばらしい洞察)
本当に技術力で負けたのかどうかは知らないけれど、どんな言い訳をしようが、結果として負けたのは事実。
技術の差なのか、政治の差なのか、それ以外の要因なのか。様々な角度からの検証は必要だし、それはそれで重要でしょう。
でも、一番の根本は世界最高の技術大国という肩書きに慢心してしまった日本自身に問題があると思う。
技術大国と言いながら理系離れが進み、土地転がし株転がしで儲けを出そうとする浮かれっぷり、
昔から言われながらも政治の腐敗、政治への無関心ぶり。
それでも豊かな国だから、技術大国だからとふんぞり返っている内に新興国に抜かれ、借金まみれになった。
どんな一番の肩書きも過去のものに過ぎず、それを自慢や根拠にした時点から転落が始まる。
日本は韓国に負けたとか、中国に負けたとかの以前に、己自身に負けたのだと思う。
故、吉村秀雄氏曰く、
「神明はただ平素の鍛錬に力め戦わずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授けると同時に
一勝に満足して治平に安んずる者よりただちにこれを奪う、故人曰く勝って兜の緒を締めよと」
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:3, 興味深い)
個人的には最近韓国と接する機会が多くあり、ここ数年は年2~3回程韓国に行く機会がありました。
そこで一番違いを感じるのは、上意下達がはっきりしている点です。
たまたまうちの事業所の例がそうなだけかもしれないですが、上に立つ人間が自分の受け持つ責任範囲と権限を理解していて、自分の意思で善し悪しを判断し、決めたらそれを徹底させるという仕組みが出来上がっているので、決定までのスピードが非常に早いです。
一つの理由としては徴兵制にしろ儒教思想にしろ、社会のシステムとして上意下達の仕組みが根付いているような感じを受けています。
その点日本人は、相手の意を汲み取り、みなまで言わなくても自分で動く人種などとは良く言いますが、実際は方々の部署に掛け合ってもそれぞれの部署が自分の縄張りから出ようとはせず、色々な人が集まっても結論が出ず、結局うやむやのまま会議が終わってしまうことが多々あります。
それに、上位を敬うという思想が薄れていて、世の中の人は政治家を批判し、部下は上司を批判し、更には家庭では奥さん子供が父親を疎み、何かに従うという思想が根底から崩壊しているような感じをうけます。
もちろん、韓国なんかでも政治批判、上司批判、亭主批判なんかも完全に無いわけではないので、白黒をはっきり言い分ける事はできないですが、程度の問題としてはまだ日本よりも少ないと感じます。
なので、個人的には単に技術力云々の話というよりも、道徳にこそ問題があるのではないかと思っています。古い考え方かもしれませんが、欧米のように完全に男女平等に進む事が、本当に正しい道であるのか、個人的には大いに疑問があります。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:2)
> 個人的には単に技術力云々の話というよりも、道徳にこそ問題があるのではないかと思っています。古い考え方かもしれませんが、欧米のように完全に男女平等に進む事が、本当に正しい道であるのか、個人的には大いに疑問があります。
欧米が上意下達できてない、というのなら一理あるのかもしれないけれど、そうじゃないのなら、なんだか違う気がするなぁ。
1を聞いて0を知れ!
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
現状でもまだまだアメリカがトップですからねえ。
ヨーロッパが停滞気味というのはあるかもしれませんが
少なくとも男女平等はあまり関係ない気がしますね。
下からの突き上げがないまま李氏朝鮮が長らく続いたために
19世紀から20世紀にかけて日本に後れを取ったという見方もできますし
ケースバイケースなんじゃないかと。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
隣の芝は青く見えるものですよ。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
その上の人はいざというときは責任を取る立場にあります。日本にもかつては上の人を敬うという風習がありましたが、バブル崩壊後の日本で結局誰もまともに責任を取らなかったのでモラルも一緒に崩壊しました。かつて武士の特権は失策後の切腹と裏腹であったことを思いだす必要があります。道徳の話だけ持ち出しても残念ながら誰も納得はしないでしょうね。
Re: (スコア:0)
ファッショな連中が狂喜乱舞しそうな援護射撃だな。
Re: (スコア:0)
たぶんその上に立つ人間は責任もちゃんと取らされていると思いますよ。日本も昔はそのようなエリートを敬う風習がありましたが、特にここ20年のバブル後で責任を取らないエリートもどきがあまりに多いことが露見したのでモラル崩壊を起こしています。武士の特権は失策時の切腹と裏腹であることを思い出すべきでしょうね。
Re: (スコア:0)
うーん、エセ儒教で道徳とかいってもなぁ…
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:2)
ほんとうに慢心が原因なら救いはあるんじゃないですか?
必然だったとしたら?
そもそも「負けた」と否定的に捉えることが、ボクには、そうしたいけれども、それが正しいのかはわかりません。
価値観そのものの転回の必要性を予期して、そこから先を考えられなくなってしまっているのが今の停滞の一因ということはないんでしょうか?
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
政治なり精神なりが駄目だから、という考え方はある意味楽観的なわけですね。魔王を倒せば世界は良くなる、みたいな。
年収200万円以下が言えることじゃないかもしれないけど皆結構精一杯頑張っていて、それでなかなかうまく回していて現状の社会なんだと思うことがある、というか思いたい。
何かを改善すれば努力すれば良くなるということはもっと頑張れってことでしょ。他人任せにするならともかく皆そんな余裕あるの?底辺バイトでもこれ以上頑張ったら体壊しそうなのに。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
ダメにした世代はそろそろ年金暮らしな訳で、今の現役世代が悪いって言ってる訳じゃないでしょう。
ただね、国全体で見た時の方向性ってやつが定まっていないんだよね。
何というか、みんな全速力で走っているけど、バラバラに自分の目先しか見ていないから
全体で見るとその場でぐるぐる回っているだけ(むしろ後退している?)みたいな感じ。
戦後の焼け野原から世界に追いつき追い越せで頑張ってきた、
誰かの背中を追いかけている間は良かったけれど、
トップに立った途端どっちに進んで良いか分からなくなっちゃった、
みたいなところがある。
そこで必要なのは、今までと同じただ闇雲に頑張ることではなく、進む方向を見定める事なんだけど、
それを考えずに今までが良かったからと、同じ方法論で目先を全力疾走することだけしか考えてこなかった。
日本の慢心ってのは、そういう事なんだと思います。
Re: (スコア:0)
でも、国全体の方向性が定まっていることが成功への鍵、ってわけじゃないよね。
例えば、戦前戦中の国のトップはチグハグでしたけれど、全体的に見ればトータリズムが良く効いていて、ほぼ全国民が同じ目標に向かって邁進していたように思う。少なくとも、そうするための努力を国は怠らなかった。じゃあ、近衛さんとか東条さんよりリーダーシップがある、例えばヒトラーさんやチャーチルさんみたいな人が日本を率いていて、それで国が良くなっただろうか、と考えると、どうにも私は納得できない。
日本全体がゆるやかにデスマーチを起こしている状況において、
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:2, 興味深い)
この点、長らく論争になっているけど、何はともあれ、80年代にJapan as No.1と言えたアメリカはすごいと思っている。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
「as」なところがキモなのです。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
すごくよく聞く話だし、それっぽいなーと思うのだけれど、
実際「技術大国という肩書に慢心した」「技術大国だからとふんぞり返った」人って誰なんだろう。
大学に残る研究者が「俺の国は技術大国だから研究なんて楽勝楽勝」と思って手を抜いていたのか。
会社勤めの技術者が「俺の国は技術大国だから仕事も適当でいいや」と思って手を抜いていたのか。
進路を決める学生が「俺の国は技術大国だから別に理系に進む必要ないよね」と思って文系に進んだのか。
(文系の方がお金転がせそうだと判断して、文系に進みがちだった可能性はあるかもしれん)
国が「俺の国は技術大国で盤石だから技術支援の予算削ってもいいよね」と削ったことが恒常的にあり、
それが原因となっているのなら、とても良くわかるストーリーなのだけれども。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
慢心というか相手に対する侮りと言った方が良いと思う。
「サムソンなんて大したことない、賭に勝っただけ」
「人件費が安いからね」
とか言って、自分たちの商品が現地の人々の願いから離れていることに気づかなかった。
Re: (スコア:0)
そういうことにしておきたい人が一定数いることは理解していますが、
では、なぜ彼らはCMに富士山や相撲取りを使ってあたかも日本企業であるかのようなふりをして製品を売っているのでしょうかねぇ?
Re: (スコア:0)
日本のイメージが良いからそれあやかりたいのでしょう。
でも、それと技術力の比較や慢心の話は関係ないよね。
Re: (スコア:0)
なぜ日本のイメージがいいんですか?
根本的におかしいことに気付きましょう。
Re: (スコア:0)
技術の優劣とその国への印象は別の話でしょう。
Re: (スコア:0)
そうすることで得があるからなのでしょう。
・自国イメージを表に出すとマイナスの効果がある(各国と騒動を起こす国ですね)
・日本企業のイメージを乗っ取る意図(イチからイメージを築きあげるよりは、早く安く済みそうですね)
などいかがでしょうか。
Re: (スコア:0)
> 実際「技術大国という肩書に慢心した」「技術大国だからとふんぞり返った」人って誰なんだろう。
経営者でしょう。
1位になる事と、1位でありつつける事は違うのです。
自分の会社の社員をリストラしたら、他社に拾われて追いつかれる可能性とか、
高品質、高性能の商品を作っても、顧客はそこまでの製品じゃなくてそこそこの物が欲しいとか。
# ex: スパコンのメモリを PC に使うんじゃなくて、PC 用のメモリが欲しいとか。
技術者を十把一絡げで扱うとか、
# 優秀な技術者を高い給料で引き抜かれる可能性を考慮しないとか、
海外から日本の技術を学びたいとか、日本の品質管理を学びたいってはよく聞きますが、
日本の経営を学びたい(経営者のヘッドハンティング)はきかないですね。
Re: (スコア:0)
ものづくり大国なんだから、ヒトよりもモノが大事。
自ら手を動かさない人が偉い。
科学技術立国なんだから、科学技術やってる人にまかせればいい。
あ、でもまかせたんだから責任は取ってね。
Re: (スコア:0)
概ね同意。
今の日本人はやる気というか気合いというか向上心が薄いと思う。
何事においても、勝つ気がないのかも。
でもそれがいいことなのか、それとも悪いことなのか、判らない。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
>何事においても、勝つ気がないのかも。
運動会で,みんな並んでゴールで一等賞。
学芸会で,入れ替わり立ち替わりで,みんなが主人公。
という教育を受けた,内的な要因。
たとえ勝って抜きんでても,出る杭でうたれる。
熾烈な就職競争に勝ったところで,給料は頭打ち。
という,外的な要因。
それであれば,「ほどほどに」ということになってしまうのでしょうね。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
論点がズレてる。
今回「負けた」世代と、今就職競争してる世代は全然違うんじゃない?
ゆとり教育の影響が社会人側に大きく影響しているとはとても考えられないんだけど。
論じるなら、今の世代の閉塞感を指摘しなくちゃ。
俯瞰しよう。何事も俯瞰しなくちゃ駄目だ。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:3, 興味深い)
僕は現在大学修士の世代なんだけど、
こういう「ハングリー精神に欠ける」とかという言葉を、
教育を受けている世代に言ってる人には
「ふーん、あーよかったですねー(棒」
とか言ってやれば良いと、常に思っています。
「ハングリー精神に欠ける」という事に込められた彼らなりのメッセージは
「昔はハングリー精神があっていい時代だった」ということで、つまり、
彼らは「昔は良かった」ということを言いたがっているのです。
そんな使い古されている言葉でしか語れない人は放置で十分です。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
>今回「負けた」世代と、今就職競争してる世代は全然違うんじゃない?
ごめんなさい,そうですね。
>何事においても、勝つ気がないのかも。
ついこれに反射してしまった。
まあ,上の世代でもバブルより下では
>たとえ勝って抜きんでても,出る杭でうたれる。
>熾烈な就職競争に勝ったところで,給料は頭打ち。
これはありました。
あと,付け足すなら無計画な指揮官の下でのデスマでしょうか。
バブルより上では野放図でやっていけたので指揮官が育っていないのでしょう。
おかげで,士気も品質も下がる一方で,もし日本全体がこんな状態じゃ砂上の楼閣だよなと思っていました。
まあ,そんな業界に見切りをつけたのですが・・
>運動会で,みんな並んでゴールで一等賞。
>学芸会で,入れ替わり立ち替わりで,みんなが主人公。
それでこっちは、転職先で目下直面している悩みなのです。
Re: (スコア:0)
何かとゆとり批判やらで○教組叩きとかに持ってく人はどこにでも出没するので困ったチャンですほんと。
ものづくりって最終的には労働集約型産業=新興国に追いつかれる宿命を負ってるんだから、上流を占めるOr新しいフィールドに移行していく道を取らないと利益はどんどん低下しますよね。要するに戦略の欠如。
サムスンは今世界に追いついたところで、生き残れるかはこれからが勝負でしょう。
Re: (スコア:0)
中学入試では方程式を使ってはいけない、とかも。
Re: (スコア:0)
今の日本は萌えヲタ商業が盛んですから大丈夫です。
技術大国から萌えヲ大国へ、ベクトルが変化しただけです。大丈夫です。
大丈夫です。
Re: (スコア:0)
アニメ製作にしても技術流出が激しいよな…
近い将来,萌えオタも輸入して消費する一方になってしまうかもしれない。
Re: (スコア:0)
80年代の日本のDRAM全盛の頃、日本の業界の人が韓国がDRAMに手を出し始めたの見てアメリカからの技術移転だから敵じゃないとか言ってたのを思い出しますわ。
(たしかテレビで見たと思う)
まさに驕れる者久しからずですなー。
Re: (スコア:0)
長々と書いていますが結局精神論ですか。
Re: (スコア:0)
私は根本的な原因は少子化が始まったことにあったのだと考えています。
1970年代後半、合計特殊出生率が低下しはじめた頃以降、子供を作り育てる環境・子供を育てる意欲を与える施策が
(結果的に)不足していたのだと思います。
少子化は競争する機会を減らし、人材の層を薄くし、消費・内需を減らし・・・多岐にわたり影響を与え続けています。
このまま少子化が進めばこういった傾向はますます強まり、国力を削いでいくことでしょう。
精神というか多少ず太い神経してないと (スコア:0)
他国に比べ日本は主張しなさすぎ
それ以前に技術が流出したって日本は更にいいものを作る力はある
それよりも、貸した金はしっかり返してもらえ