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上記で引用されているページに、チェスの慣例についてこう記載されています。
「棋譜(スコア)は単なる事実の記述なので、パブリックドメインとして自由に扱ってよい」という古くからの慣例があり、FIDEと海外の下部組織はこれを踏襲しているが、日本チェス協会(JCA)はこの伝統を無視し、JCA側に権利があるとしている。
つまり世界的慣例では「著作権がない」とされるにも関わらず日本独自で「著作権がある」と主張しているってことで、ここは重要なポイントではないかと思います。
主張では著作権の元となる著作者を以下どちらとしてるのでしょうね?(A) 棋譜の元である対局した2人の棋士(B) それを書いた記録係
Aだと、定石を発明した過去の棋士が一次著作権者になる理屈になって、随分ややこしいことになりそうですしBだと、本当に事実の記録にすぎないのでとても高度な創作とは言えないと思います。
チェスでは著名選手(参加者多数が基本なので)の差し手をソフトで解析したり、データベースで過去の類似した局面と比較しながら解説するのが一般的なスタイルになってますね。Youtubeにソフトで棋譜を再生した映像を流してる人が(さらに解説コメントをつける人も)結構います。
棋譜専用のDBMSもありますが、課金対象はGUIと解析エンジン、追加で局面解説とかインタビュー映像で、付属している棋譜も詳細なデータが追加されたりしてます。将棋連盟が独占販売しても、それくらいやれば文句はないでしょう。ただし競技人口の多いチェスでも、ネットで無料の類似サービスが出ているため、昔からやっているChessBase社以外はほぼ淘汰されたので、採算が合うかどうか分かりません。囲碁用は韓国とか中国の会社が作りそうですけど。
棋譜公開の問題は、棋譜(事実の記録)と解析(個人の解説)を分けて考えれば後者だけで商売できるのですが、慣習とか新聞社とのつきあいが絡んでくるので簡単にいかないのでしょう。チェスで棋譜を公開するのも元は慣習からですし。
将棋は囲碁なんかよりは商売が上手いと思います。ボンクラーズの一件などを見ても。それに新聞スポンサーはずっと昔からやってます。だから今回みたいに勝手に棋譜をばらまかれると困るのかもしれません。
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
同じくwikipediaより (スコア:5, 興味深い)
上記で引用されているページに、チェスの慣例についてこう記載されています。
つまり世界的慣例では「著作権がない」とされるにも関わらず日本独自で「著作権がある」と主張しているってことで、
ここは重要なポイントではないかと思います。
主張では著作権の元となる著作者を以下どちらとしてるのでしょうね?
(A) 棋譜の元である対局した2人の棋士
(B) それを書いた記録係
Aだと、定石を発明した過去の棋士が一次著作権者になる理屈になって、随分ややこしいことになりそうですし
Bだと、本当に事実の記録にすぎないのでとても高度な創作とは言えないと思います。
Re:同じくwikipediaより (スコア:5, 興味深い)
将棋連盟は商売が下手なんでしょう。
たとえば、プロスポーツの場合、試合の放映前に他局は結果報道しないとか、主催紙が記事を掲載する前には他紙は詳報を載せないとか。
報道としてはどうよ?みたいな面はあっても、様々な手を尽くしてビジネスが成立するようにがんばってる。
そういう才覚がないから、既得の権利として主張するぐらいしかできないんだと思いますよ。
将棋連盟がやるべきは、棋譜が単なる棋譜のままで権利を主張するのではなく、(たとえばプロ野球のデータベースシステムのように)様々な付加価値がついた高密度なデータ商品として売る努力じゃないかと。
一手一手を、棋士が大盤解説するのもいいけれど、過去のデータがあるのだからそっちを売りにすべきじゃないかと。
プロ棋士があぁでもないこぅでもない・・・・と与太話を交えて解説するのもそれはそれ。
余興としてはありかもしれないけれど、それだけを商売にするんじゃ芸がなさ過ぎる。
あらゆる局面で一手一手に
<平成22年度A級順位戦最終局>
先:***九段 対 後:***九段
第**手目:5四飛
過去の同一局面
昭和**年***戦第**局(**対**、第*手目)
昭和**年***戦第**局(**対**、第*手目)
昭和**年***戦第**局(**対**、第*手目)
昭和**年***戦第**局(**対**、第*手目)
平成**年***戦第**局(**対**、第*手目)
平成**年***戦第**局(**対**、第*手目)
(計**回)
同局面からの先後の勝率
先手:nn%、後手:mm%
過去実戦での次の一手
昭和**年***戦第**局:8六歩
昭和**年***戦第**局:2二角成
昭和**年***戦第**局:2四歩
昭和**年***戦第**局:8六歩
平成**年***戦第**局:6九玉
平成**年***戦第**局:2四歩
主な将棋ソフトが選ぶ次の最善手
bonanza:8六歩
ボンクラーズ:5八飛
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とか、そういうのがあれば、商品価値出るのにな。
Re:同じくwikipediaより (スコア:1)
チェスでは著名選手(参加者多数が基本なので)の差し手をソフトで解析したり、データベースで過去の類似した局面と比較しながら解説するのが一般的なスタイルになってますね。Youtubeにソフトで棋譜を再生した映像を流してる人が(さらに解説コメントをつける人も)結構います。
棋譜専用のDBMSもありますが、課金対象はGUIと解析エンジン、追加で局面解説とかインタビュー映像で、付属している棋譜も詳細なデータが追加されたりしてます。将棋連盟が独占販売しても、それくらいやれば文句はないでしょう。
ただし競技人口の多いチェスでも、ネットで無料の類似サービスが出ているため、昔からやっているChessBase社以外はほぼ淘汰されたので、採算が合うかどうか分かりません。囲碁用は韓国とか中国の会社が作りそうですけど。
棋譜公開の問題は、棋譜(事実の記録)と解析(個人の解説)を分けて考えれば後者だけで商売できるのですが、慣習とか新聞社とのつきあいが絡んでくるので簡単にいかないのでしょう。チェスで棋譜を公開するのも元は慣習からですし。
Re: (スコア:0)
将棋は囲碁なんかよりは商売が上手いと思います。
ボンクラーズの一件などを見ても。
それに新聞スポンサーはずっと昔からやってます。
だから今回みたいに勝手に棋譜をばらまかれると困るのかもしれません。