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成層圏飛行船による無線ブロードバンド」記事へのコメント

  • by SteppingWind (2654) on 2002年12月03日 16時12分 (#211321)

    リンク先の写真を見ての感想なのですが, あの丸っこい形をした気球がそうなら, 最初期のテスト用バージョンでもない限り胡散臭さが爆裂しています.

    突っ込み所は多いのですが, まず最初に成層圏気球は地表ではあんなに膨らんでいません. 目標高度で気嚢内外の気圧差が0になるように調整してあるので, 地表高度では死にかけのクラゲみたいにグニャグニャな外見をしています. まあ, そこはプレス用に膨らませてみせたのかもしれませんが.

    次に空力的な形状なのですが, 秒速25mの風が定常的に吹き続けるということは, 同一地点にとどまるためには24時間無停止で時速90kmの速度で飛び続けないといけないわけで, 他の成層圏プラットフォーム機では太陽電池を使った推進機構とかなり空力的に洗練された外観を持っているんですが, こいつは何と言うか...

    最後に長期間滞空する成層圏気球独自の問題なのですが, 昼夜の温度差によって周囲の大気密度が変化し, それによって起こる高度変化をどうやって調節するかというのがあります. 1年も滞空することを考えると, 通常のバラストやガス量で調節するという方法が使えないので気嚢に一定の圧をかけておくスーパープレッシャー気球 [isas.ac.jp]という構造にする必要があるのですが, こいつはその外見からカボチャ気球」などとも呼ばれています. 写真を見る限りでは通常の軟式飛行船ぽいですね.

    なもんですから, もしあの写真のまま運用に入るとすると, 比較的短期間に高度が落ちて風に流され, どこかにおっこちるという話にならないか心配です.

普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

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