アカウント名:
パスワード:
早く再稼働しましょう。
はい,いつも書いていますが,化石燃料の輸入がしばらく止まると,まさしくその通りになります。2年もしないうちに,人口が半分以下になるかもしれません。一刻も早く原子力の再稼働と,太陽電池や風力発電に余分なお金を使うのはやめて,(個人が趣味でやることは構いません),バイディーゼルなどの方にお金を使うべきです。
バイディーゼルは日本では無理です。国土が決定的に狭すぎます。牛や豚の飼料さえ輸入しているというのに,どうやってバイディーゼルの作物を作るのかと。
日本が飼料を輸入しているのはコストの問題でしょう。それに化石燃料の全量を置き換える必要もないわけです。原子力の廃止と自然エネルギーの電力の導入は,電力化率を下げます。それは日本にとって危険な方向です。アメリカがいなくなれば,日本の石油を止めるなんて物理的には簡単です。これは外交的・平和維持的に大きなマイナスになってしまいます。 また,バイオマスに補助金を出せば,農業の振興と日本の環境維持にも役立ちます。
そもそも、この日本で、耕地で燃料を作って、どの程度の足しになるのでしょう? 仮に、日本の耕地全てで燃料を作った場合を計算してみました。
結論:ムリダナ 日本の耕地全てを使いエタノールを生産した場合、今使っている化石燃料由来の一次エネルギーの、1.3%を得ることができます。
農林水産省統計/平成22年耕地面積http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/menseki/pdf/menseki_kou... [maff.go.jp]>全国 田畑計 4,593,000 [ha]
北海道に適した新たなバイオマス資源の導入促進事業http://www.hkd.mlit.go.jp/topics/toukei/chousa/h22keikaku/04_1.pdf [mlit.go.jp]>北海道において、乾燥重量1で1ヘクタールあたり年間10トンを目標とする栽培が可能>ヤナギ1トン(乾燥重量)から205リットルのエタノールを得る技術を確立
バイオ燃料技術革新計画http://www.enecho.meti.go.jp/policy/fuel/080404/hontai.pdf [meti.go.jp]> エタノール熱量:23.4[MJ/L]
以上から、日本の現在の耕地にヤナギを植えてエタノールを生産して得られるエネルギーは4,593,000[ha] * 10[t-dry/ha] * 205[l/t-dry] * 23.4[MJ/L] = 0.22*10^18[J]
エネルギー白書2011 - 第1章 国内エネルギー動向http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2011energyhtml/2-1-1.html [meti.go.jp]2009年時点で、石油・石炭・天然ガス合わせて、17.2*10^18[J]
以上、超おおざっぱな概算ですが、すごく・・・少ないです。 ヤナギじゃなくて適地適作しても、大差無いでしょう。たぶん。 現在農地として使われていない場所でも燃料用には使えるでしょうが、効率的に機械化できるような平野部の土地なんてもはやさほど余っていないでしょう。(*) アルコールを生産せずにチップを製造して熱利用した場合は、熱量的には2.8倍程度になります。ですが、チップを燃料として使用できる用途はさほどないでしょう。 で、現状の田畑全てを潰しても、この程度です。#「でしょう」ばかりですが、しろーとの概算ですから勘弁して。
*:耕作放棄地の現状についてhttp://www.maff.go.jp/j/nousin/tikei/houkiti/pdf/genjou_1103r.pdf [maff.go.jp]平成21年度調査において、耕作放棄地は計287,000[h]
海草からエタノールという話もあります。http://srad.jp/story/07/03/24/1312254 [srad.jp]これだと,日本のガソリンの1/3ぐらい。
こういう話をする人に聞きたいのですがなぜバイオマスを地面の上で作らなければならないのでしょうか?
準クリーンルーム程度の工場で水耕栽培あたりで工業的に作るという選択肢はありえないのですか。さらに言えばバイオマス目的なら遺伝子組換えを利用しても何ら問題がないのですから使える技術を総動員してより早くより大量に作れる品種を開発すればいいのではないでしょうか。
なんでこういう話をせずに今までと同じ品種で今までと同じやり方で作ることしか考えないのですか?
>なんでこういう話をせずに今までと同じ品種で今までと同じやり方で作ることしか考えないのですか?
「こういう話」は、所詮、今は絵空事です。実現可能かさえもわかりません。そういう意味で、核融合炉や宇宙太陽光発電などの今は絵空事のあれこれと大差ありません。
ただ、少なくとも日本では陸地を使ってもたかがしれているので、むしろ海の利用に研究の重点を置くべき…という考えはありでしょう。 現行の技術を使って海外の陸地にプランテーションを作る方が手っ取り早くて確実ですが、100年前ならともかく、今はそんな事をやらかせる時代でもないですね。
海藻から2000万klのバイオエタノールを生産する計画http://srad.jp/story/07/03/24/1312254 [srad.jp]…は、5年前のストーリーですが、進展したのだろうか…?
>さらに言えばバイオマス目的なら遺伝子組換えを利用しても何ら問題がないのですから使える技術を総動員してより早くより大量に作れる品種を開発すればいいのではないでしょうか。
「バイオマス目的なら遺伝子組換えを利用しても何ら問題」・・・だと・・・? より早くより大量に作れる品種というものは、つまり、劣悪な環境でもすくすくとものすごい勢いで育つ品種です。相当な危険物だと思います。クズ [wikipedia.org]とかワカメとかどころでない侵略的な種となることでしょう。#星新一の「繁栄の花」が思い浮かぶ
「遺伝子組み換え大豆は使用しておりません」と表示されていれば安心するような人々の大半はそんなことは気にせず、声高に反対の声を上げる人がいないという意味では何ら問題はないでしょうが。
論理的に可能かどうかはもういいから、現実の話を考えようぜ。100倍の量を獲得することができるようになるとしてそれはいつなの?(何年かかるの?)とかそれまでどうするの?とか
--太陽光発電で火力・原子力発電所を置き換えられるとか言っちゃう連中も同様
水耕栽培って絵空事なんですか?
小学校の理科で普通にやるような気がしますけど。(少なくとも専門の科学者が研究していてもどうなるかわからない核融合とかよりはよほど現実性は高いと思いますが)
クリーンルームどうこうはただ単に常に同じ環境を保てば年がら年中同じ作物が安定して取れるから提案しただけでなくてもいいなら別にクリーンルームに拘る必要はありませんけど。(まあ環境問題を考えればクリーンルームでやったほうがいいでしょうけど)
国土問題も屋内で水耕栽培なら10階建てのビルで作ることすら可能なのですから大して問題にならないと思いますけど。
あともうひとつ思いついたので書きますが>より早くより大量に作れる品種というものは、つまり、劣悪な環境でもすくすくとものすごい勢いで育つ品種です。これはクリーンルームという環境的に閉じた環境で栽培する前提で開発すれば成り立たない理屈ですよね。クリーンルーム内は最適な環境に設定できるのですから劣悪な環境やごく普通の環境ではまともに育たないが最適な環境ならものすごい勢いで育つ品種を開発すれば問題ないのではないでしょうか。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
原発がなくなれば、江戸時代に逆戻りしてしまいます。 (スコア:0)
早く再稼働しましょう。
Re: (スコア:2)
はい,いつも書いていますが,化石燃料の輸入がしばらく止まると,まさしくその通りになります。
2年もしないうちに,人口が半分以下になるかもしれません。
一刻も早く原子力の再稼働と,太陽電池や風力発電に余分なお金を使うのはやめて,
(個人が趣味でやることは構いません),
バイディーゼルなどの方にお金を使うべきです。
Re: (スコア:0)
バイディーゼルは日本では無理です。国土が決定的に狭すぎます。
牛や豚の飼料さえ輸入しているというのに,どうやってバイディーゼルの作物を作るのかと。
Re: (スコア:2)
日本が飼料を輸入しているのはコストの問題でしょう。
それに化石燃料の全量を置き換える必要もないわけです。
原子力の廃止と自然エネルギーの電力の導入は,電力化率を下げます。
それは日本にとって危険な方向です。
アメリカがいなくなれば,日本の石油を止めるなんて物理的には簡単です。
これは外交的・平和維持的に大きなマイナスになってしまいます。
また,バイオマスに補助金を出せば,農業の振興と日本の環境維持にも役立ちます。
Re:原発がなくなれば、江戸時代に逆戻りしてしまいます。 (スコア:1)
そもそも、この日本で、耕地で燃料を作って、どの程度の足しになるのでしょう?
仮に、日本の耕地全てで燃料を作った場合を計算してみました。
結論:ムリダナ
日本の耕地全てを使いエタノールを生産した場合、今使っている化石燃料由来の一次エネルギーの、1.3%を得ることができます。
農林水産省統計/平成22年耕地面積
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/menseki/pdf/menseki_kou... [maff.go.jp]
>全国 田畑計 4,593,000 [ha]
北海道に適した新たなバイオマス資源の導入促進事業
http://www.hkd.mlit.go.jp/topics/toukei/chousa/h22keikaku/04_1.pdf [mlit.go.jp]
>北海道において、乾燥重量1で1ヘクタールあたり年間10トンを目標とする栽培が可能
>ヤナギ1トン(乾燥重量)から205リットルのエタノールを得る技術を確立
バイオ燃料技術革新計画
http://www.enecho.meti.go.jp/policy/fuel/080404/hontai.pdf [meti.go.jp]
> エタノール熱量:23.4[MJ/L]
以上から、日本の現在の耕地にヤナギを植えてエタノールを生産して得られるエネルギーは
4,593,000[ha] * 10[t-dry/ha] * 205[l/t-dry] * 23.4[MJ/L] = 0.22*10^18[J]
エネルギー白書2011 - 第1章 国内エネルギー動向
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2011energyhtml/2-1-1.html [meti.go.jp]
2009年時点で、石油・石炭・天然ガス合わせて、17.2*10^18[J]
以上、超おおざっぱな概算ですが、すごく・・・少ないです。
ヤナギじゃなくて適地適作しても、大差無いでしょう。たぶん。
現在農地として使われていない場所でも燃料用には使えるでしょうが、効率的に機械化できるような平野部の土地なんてもはやさほど余っていないでしょう。(*)
アルコールを生産せずにチップを製造して熱利用した場合は、熱量的には2.8倍程度になります。ですが、チップを燃料として使用できる用途はさほどないでしょう。
で、現状の田畑全てを潰しても、この程度です。
#「でしょう」ばかりですが、しろーとの概算ですから勘弁して。
*:
耕作放棄地の現状について
http://www.maff.go.jp/j/nousin/tikei/houkiti/pdf/genjou_1103r.pdf [maff.go.jp]
平成21年度調査において、耕作放棄地は計287,000[h]
Re:原発がなくなれば、江戸時代に逆戻りしてしまいます。 (スコア:2)
海草からエタノールという話もあります。
http://srad.jp/story/07/03/24/1312254 [srad.jp]
これだと,日本のガソリンの1/3ぐらい。
Re: (スコア:0)
こういう話をする人に聞きたいのですがなぜバイオマスを地面の上で作らなければならないのでしょうか?
準クリーンルーム程度の工場で水耕栽培あたりで工業的に作るという選択肢はありえないのですか。
さらに言えばバイオマス目的なら遺伝子組換えを利用しても何ら問題がないのですから使える技術を総動員してより早くより大量に作れる品種を開発すればいいのではないでしょうか。
なんでこういう話をせずに今までと同じ品種で今までと同じやり方で作ることしか考えないのですか?
Re:原発がなくなれば、江戸時代に逆戻りしてしまいます。 (スコア:1)
>なんでこういう話をせずに今までと同じ品種で今までと同じやり方で作ることしか考えないのですか?
「こういう話」は、所詮、今は絵空事です。実現可能かさえもわかりません。そういう意味で、核融合炉や宇宙太陽光発電などの今は絵空事のあれこれと大差ありません。
ただ、少なくとも日本では陸地を使ってもたかがしれているので、むしろ海の利用に研究の重点を置くべき…という考えはありでしょう。
現行の技術を使って海外の陸地にプランテーションを作る方が手っ取り早くて確実ですが、100年前ならともかく、今はそんな事をやらかせる時代でもないですね。
海藻から2000万klのバイオエタノールを生産する計画
http://srad.jp/story/07/03/24/1312254 [srad.jp]
…は、5年前のストーリーですが、進展したのだろうか…?
>さらに言えばバイオマス目的なら遺伝子組換えを利用しても何ら問題がないのですから使える技術を総動員してより早くより大量に作れる品種を開発すればいいのではないでしょうか。
「バイオマス目的なら遺伝子組換えを利用しても何ら問題」・・・だと・・・?
より早くより大量に作れる品種というものは、つまり、劣悪な環境でもすくすくとものすごい勢いで育つ品種です。相当な危険物だと思います。クズ [wikipedia.org]とかワカメとかどころでない侵略的な種となることでしょう。
#星新一の「繁栄の花」が思い浮かぶ
「遺伝子組み換え大豆は使用しておりません」と表示されていれば安心するような人々の大半はそんなことは気にせず、声高に反対の声を上げる人がいないという意味では何ら問題はないでしょうが。
Re: (スコア:0)
論理的に可能かどうかはもういいから、現実の話を考えようぜ。
100倍の量を獲得することができるようになるとしてそれはいつなの?(何年かかるの?)とか
それまでどうするの?とか
--
太陽光発電で火力・原子力発電所を置き換えられるとか言っちゃう連中も同様
Re: (スコア:0)
水耕栽培って絵空事なんですか?
小学校の理科で普通にやるような気がしますけど。(少なくとも専門の科学者が研究していてもどうなるかわからない核融合とかよりはよほど現実性は高いと思いますが)
クリーンルームどうこうはただ単に常に同じ環境を保てば年がら年中同じ作物が安定して取れるから提案しただけでなくてもいいなら別にクリーンルームに拘る必要はありませんけど。(まあ環境問題を考えればクリーンルームでやったほうがいいでしょうけど)
国土問題も屋内で水耕栽培なら10階建てのビルで作ることすら可能なのですから大して問題にならないと思いますけど。
Re: (スコア:0)
あともうひとつ思いついたので書きますが
>より早くより大量に作れる品種というものは、つまり、劣悪な環境でもすくすくとものすごい勢いで育つ品種です。
これはクリーンルームという環境的に閉じた環境で栽培する前提で開発すれば成り立たない理屈ですよね。
クリーンルーム内は最適な環境に設定できるのですから劣悪な環境やごく普通の環境ではまともに育たないが最適な環境ならものすごい勢いで育つ品種を開発すれば問題ないのではないでしょうか。