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良く言われる? サムスンなんかに引き抜かれたり、週末だけ技術指導みたいなアルバイトで液晶や半導体の技術が取られてしまった、ってどれぐらい信憑性があるでしょうか?カラーTFTが出た頃なんて容易に海外は追いつけない、みたいなこと書いていた記事あったけど、実際はあっさり追いつかれている感がありますよね。
もしそういう技術者一本釣りみたいな技術漏洩がなかったら日本の半導体の優位って何年ぐらい延命できていたんでしょ?10年、20年?
たらればには、せいぜいフィクションレベルの妄想しか答えが無いので無意味です。それより、なぜ技術者がスカウトされてしまったのか、過去を検討する方が有意義でしょう。
といっても答えは簡単で、彼らが高給を約束したからでしょうね恐らく。日本は技術者の社会的地位が低いし社内での地位も高くはありません。長く現場にとどまる者は一般に無能とみなされ管理職を目指すのが当然とされるそういうシステムです。さらに、年功序列システムがあるため、若い優秀な技術者に高給を出すこともできません。
技術者にとって、というより働くもの全てにとって、約束される給与の高さは、その人物に対する評価です。高く評価されて喜ばない人間はいません。また、高い給与は自分の子供に高い教育を受けさせることを可能にするわけですから、親であれば当然のように高給に惹かれるでしょう。
既にビジネスの世界は20年くらい、いやもっと前からグローバル化していて、その中で働く人が国籍をとわずにスカウトされ、魅力的な条件であれば出ていくのは当然でしょうね。会社のため、国のためと言って安月給の会社に張り付いている人がいるのなら、それは自分の無能への言い訳にすぎません。
技術者に待遇を変えるとか、そういうところから変えないとダメですよというか変えなければならなかったですね。
>長く現場にとどまる者は一般に無能とみなされ管理職を目指すのが当然とされるそういうシステムです。>さらに、年功序列システムがあるため、若い優秀な技術者に高給を出すこともできません。どちらかというと技術者の悪待遇が問題の本質ではなく、年功序列が諸悪の根源なのだと思う。人間国宝が選ばれるような一部の伝統芸能を除いて、年を取れば新しい技術について行けなくなるのは当たり前の話で。
単純に事務屋に比べた技術屋の待遇を改善したとしても、それは癌の根治治療をせずに対処療法を続けるようなもので、代わりに頭の古い年輩層の肩書きが経営幹部から技術屋の要職にすげ変わるだけで、意思決定プロセスが伝言ゲームのように渋滞を起こす問題の本質は変わらないと思う。
かつての高度成長期に年功序列システムが渋滞を起こすことはなかったし、年輩層の意思決定から開発現場までの兵站が長くなったとしても、経営判断を誤らないくらいには市場のニーズの変化が緩やかであった。残念ながらいまは年功序列の弊害だらけの経営環境へと変わってしまった。
ヤフーもSNSは駄目だとか言って参入しなかったんだよね。それで参入が遅れたらしいが。その人はその事に言及して責任を取って辞めたが、今の日本企業の場合責任があっても辞めないで居座るのも問題だと思うね。
例の井上社長の退任についてなんだろうけど、「僕はSNSを使ってなくてね」ってのは、その場の愛嬌と言うのが現場の理解らしいよ。そこにツッコミを入れても得るものは無さそう。
>カラーTFTが出た頃なんて容易に海外は追いつけない、みたいなこと書いていた記事あったけど、
半導体の世界で数年は長いですよ。製造装置は同じ日本製だったんだし。
このへん?http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/9694 [ismedia.jp]
たしか90年代半ばか後半くらいからファブレスとか流行りだして、うちの工場関係でも生産は減らしていってた。それであちらから技術者がこっちに来てなにやらやったり、こちらの人があちらに行って生産管理をしたりしてたっけ。そういう風にして、海外に生産拠点を移しだしてからあちらの隆盛が始まったのかなと思ってた。#日本ではものづくりが得意だったはずだけど、それを排除していってるようでなんだかさびしい。
最近は「週末だけ技術指導のアルバイト」ではなくて、そもそも転職でしょうね。日本企業の経営層は40代後半の固定費が高くなってきた層を減らしたい、ということで希望退職を募る、その中から色々調査をして、有望な技術やノウハウを持っている人に個別にアタックして高給で釣り上げているようです。S社にいる知り合いからは「今度はこんなコア技術を持ったすごい人が転職してきちゃったよ」なんて話を何度も聞きました。その知り合いももともと引き抜かれた人で、年収レベルでは日本にいるより3~5倍位もらっている感じですよ。誇張があるかもしれないので、真偽は定かではありませんが。
すごい技術をもっているのに、日本にいると年齢を理由に肩を叩かれる。その一方で、破格の給料でラブコールを贈られたら、誰でもついていきたくなるのは当然でしょう。その反省なのか、最近の某社の希望退職募集は「技術職は対象から除外」だそうです。前回のITバブル崩壊時の希望退職の際には釣られるような人ばかりがいなくなったからだそうです。
引き抜き自体は合法だし、優れた個人のスキルを活かしていくためにも必要でしょう。実際、GoogleからFacebookにいろいろな人が転出しているため、Facebookの広告がだんだんGoogle風になっていっているとか。
あまり引き抜きに嫌悪を持つと、経営層の言いなりになるしかなくなってしまいますよ。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
韓国・台湾への技術漏洩 (スコア:0)
良く言われる? サムスンなんかに引き抜かれたり、週末だけ技術指導みたいなアルバイト
で液晶や半導体の技術が取られてしまった、ってどれぐらい信憑性があるでしょうか?
カラーTFTが出た頃なんて容易に海外は追いつけない、みたいなこと書いていた記事
あったけど、実際はあっさり追いつかれている感がありますよね。
もしそういう技術者一本釣りみたいな技術漏洩がなかったら日本の半導体の優位って何年
ぐらい延命できていたんでしょ?
10年、20年?
Re:韓国・台湾への技術漏洩 (スコア:5, 興味深い)
たらればには、せいぜいフィクションレベルの妄想しか答えが無いので無意味です。
それより、なぜ技術者がスカウトされてしまったのか、過去を検討する方が有意義でしょう。
といっても答えは簡単で、彼らが高給を約束したからでしょうね恐らく。日本は技術者の社会的地位が低いし
社内での地位も高くはありません。長く現場にとどまる者は一般に無能とみなされ管理職を目指すのが当然とされる
そういうシステムです。
さらに、年功序列システムがあるため、若い優秀な技術者に高給を出すこともできません。
技術者にとって、というより働くもの全てにとって、約束される給与の高さは、その人物に対する評価です。
高く評価されて喜ばない人間はいません。また、高い給与は自分の子供に高い教育を受けさせることを
可能にするわけですから、親であれば当然のように高給に惹かれるでしょう。
既にビジネスの世界は20年くらい、いやもっと前からグローバル化していて、その中で働く人が
国籍をとわずにスカウトされ、魅力的な条件であれば出ていくのは当然でしょうね。会社のため、
国のためと言って安月給の会社に張り付いている人がいるのなら、それは自分の無能への言い訳
にすぎません。
技術者に待遇を変えるとか、そういうところから変えないとダメですよというか
変えなければならなかったですね。
Re:韓国・台湾への技術漏洩 (スコア:1)
>長く現場にとどまる者は一般に無能とみなされ管理職を目指すのが当然とされるそういうシステムです。
>さらに、年功序列システムがあるため、若い優秀な技術者に高給を出すこともできません。
どちらかというと技術者の悪待遇が問題の本質ではなく、年功序列が諸悪の根源なのだと思う。
人間国宝が選ばれるような一部の伝統芸能を除いて、年を取れば新しい技術について行けなくなるのは当たり前の話で。
単純に事務屋に比べた技術屋の待遇を改善したとしても、それは癌の根治治療をせずに対処療法を続けるようなもので、
代わりに頭の古い年輩層の肩書きが経営幹部から技術屋の要職にすげ変わるだけで、
意思決定プロセスが伝言ゲームのように渋滞を起こす問題の本質は変わらないと思う。
かつての高度成長期に年功序列システムが渋滞を起こすことはなかったし、
年輩層の意思決定から開発現場までの兵站が長くなったとしても、経営判断を誤らないくらいには市場のニーズの変化が緩やかであった。
残念ながらいまは年功序列の弊害だらけの経営環境へと変わってしまった。
Re: (スコア:0)
ヤフーもSNSは駄目だとか言って参入しなかったんだよね。
それで参入が遅れたらしいが。
その人はその事に言及して責任を取って辞めたが、
今の日本企業の場合責任があっても辞めないで居座るのも問題だと思うね。
Re: (スコア:0)
例の井上社長の退任についてなんだろうけど、「僕はSNSを使ってなくてね」ってのは、その場の愛嬌と言うのが現場の理解らしいよ。そこにツッコミを入れても得るものは無さそう。
Re:韓国・台湾への技術漏洩 (スコア:2, 興味深い)
半導体業界のR&Dの仕事をしていますが、引き抜きはよくある話で、私自身も何度かヘッドハンターから接触を受けて面談した事はあります。
特許公報から関係者を調べたり、結構徹底的にやってる感がありました。
Re:韓国・台湾への技術漏洩 (スコア:2)
>カラーTFTが出た頃なんて容易に海外は追いつけない、みたいなこと書いていた記事
あったけど、
半導体の世界で数年は長いですよ。製造装置は同じ日本製だったんだし。
Re:韓国・台湾への技術漏洩 (スコア:1)
このへん?
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/9694 [ismedia.jp]
Re:韓国・台湾への技術漏洩 (スコア:1)
たしか90年代半ばか後半くらいからファブレスとか流行りだして、うちの工場関係でも生産は減らしていってた。
それであちらから技術者がこっちに来てなにやらやったり、こちらの人があちらに行って生産管理をしたりしてたっけ。
そういう風にして、海外に生産拠点を移しだしてからあちらの隆盛が始まったのかなと思ってた。
#日本ではものづくりが得意だったはずだけど、それを排除していってるようでなんだかさびしい。
Re:韓国・台湾への技術漏洩 (スコア:1)
最近は「週末だけ技術指導のアルバイト」ではなくて、そもそも転職でしょうね。日本企業の経営層は40代後半の固定費が高くなってきた層を減らしたい、ということで希望退職を募る、その中から色々調査をして、有望な技術やノウハウを持っている人に個別にアタックして高給で釣り上げているようです。
S社にいる知り合いからは「今度はこんなコア技術を持ったすごい人が転職してきちゃったよ」なんて話を何度も聞きました。その知り合いももともと引き抜かれた人で、年収レベルでは日本にいるより3~5倍位もらっている感じですよ。誇張があるかもしれないので、真偽は定かではありませんが。
すごい技術をもっているのに、日本にいると年齢を理由に肩を叩かれる。その一方で、破格の給料でラブコールを贈られたら、誰でもついていきたくなるのは当然でしょう。その反省なのか、最近の某社の希望退職募集は「技術職は対象から除外」だそうです。前回のITバブル崩壊時の希望退職の際には釣られるような人ばかりがいなくなったからだそうです。
Re: (スコア:0)
引き抜き自体は合法だし、優れた個人のスキルを活かしていくためにも必要でしょう。
実際、GoogleからFacebookにいろいろな人が転出しているため、Facebookの広告がだんだんGoogle風になっていっているとか。
あまり引き抜きに嫌悪を持つと、経営層の言いなりになるしかなくなってしまいますよ。