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そんな前提はありませんが。多数決は、単に最も不満が少なくなる(はず)の仕組みに過ぎません。取り残される少数意見は、別途汲み取る必要がありますし。
しかも、現在の代議制(間接民主主義)であれば、過半数が同意する意見が通らない場合もあり得ます。
例えば、国民が30人として、それを10人×3グループに分け、各グループから代表者(=代議士)を選び、その代議士の多数決で物事を決めるとします。ここで、A派とB派がいて、3グループのなかに、 グループ1: A派4人 B派6人 --> B派代議士 グループ2: A派4人 B派6人 --> B派代議士 グループ3: A派9人 B派1人 --> A派代議士よって、B派の意見が通ります。ただし、国民全体では、A派が多数派。
それと、民主主義(多数決主義)も、単に、現状でほかの制度に比べて一番マシな制度というだけで、無条件に良いと信じられているわけではない。過去にも、ギリシャ・ローマ時代の一時期直接民主主義をとっていたのが、王政や寡頭制、帝政といろいろ変わっていった経緯もある。
積極的にやればゲリマンダー。積極的じゃなかったとしても、結果的にそうなったといえばゴアvsブッシュの例がありますね。
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
懐疑的立場 (スコア:2, 興味深い)
Re: (スコア:0)
そんな前提はありませんが。
多数決は、単に最も不満が少なくなる(はず)の仕組みに過ぎません。
取り残される少数意見は、別途汲み取る必要がありますし。
Re: (スコア:2)
しかも、現在の代議制(間接民主主義)であれば、過半数が同意する意見が通らない場合もあり得ます。
例えば、国民が30人として、それを10人×3グループに分け、各グループから代表者(=代議士)を選び、その代議士の多数決で物事を決めるとします。ここで、A派とB派がいて、3グループのなかに、
グループ1: A派4人 B派6人 --> B派代議士
グループ2: A派4人 B派6人 --> B派代議士
グループ3: A派9人 B派1人 --> A派代議士
よって、B派の意見が通ります。ただし、国民全体では、A派が多数派。
それと、民主主義(多数決主義)も、単に、現状でほかの制度に比べて一番マシな制度というだけで、無条件に良いと信じられているわけではない。過去にも、ギリシャ・ローマ時代の一時期直接民主主義をとっていた
のが、王政や寡頭制、帝政といろいろ変わっていった経緯もある。
Re:懐疑的立場 (スコア:2)
積極的にやればゲリマンダー。
積極的じゃなかったとしても、結果的にそうなったといえばゴアvsブッシュの例がありますね。