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海中への鉄分投入で藻を増やす手法、温暖化防止の効果やいかに?」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward

    凄い気がするけどどうなんだろう。
    5割回収できなければやらないとか?
    結局コストパフォーマンスの問題だけでしょう。

    • Re: (スコア:5, 参考になる)

      この手の海洋富栄養化に関しては,現在国際的な規制の対象となっています.

      1990年代から2000年過ぎ頃までにいろいろな実験が行われました.金属イオンが不足している海域での鉄散布やマンガン散布,貧窒素領域での尿素散布などですね.これらはCO2の回収や海産資源の増加などへの影響を調べる小規模実験だったわけですが,2000年代あたりからいくつかのベンチャーが商業化を目指し大規模化しよう,という事を計画し出しました.オーストラリアやフィリピンあたりでは国家レベルで商業化しようという動きもあったかと思います.

      ここで問題になるのが,周辺

      • この手の手法を実際に二酸化炭素固定のために大規模に行おうとするなら、周辺環境への予想外の悪影響が出るリスクの考慮はもちろんとして、そもそもリンや窒素のような元素が堆積物から分離・リサイクルされないと美味しくないような気が。

        今回の実験では、炭素と一緒に有用な元素も珪藻に取り込まれているようですが、長期的に見るとリサイクルされる(堆積物からPやNが海中に溶け出す)のでしょうか。

        • by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2012年07月23日 14時51分 (#2198441) 日記

          >リンや窒素のような元素が堆積物から分離・リサイクルされないと美味しくないような気が。

          恐らく分離はかなり難しいと思います.
          何せNやPはC共々分子内に取り込まれていますので,それを分離しようとなると結構難しい気が.

          今の所Fe等の海洋投入で想定されているのは,濃度の低い硫酸鉄(等)の水溶液をちょろちょろと継続的に垂れ流して,その海域で継続的に藻類を発生させよう,というものです.
          この場合の利点は,鉄溶液さえ流し続ければ後は手を加えなくて良いというお手軽さなのですが,ここからPやらを回収しようとするとプランクトンの沈降物を回収して何かしないといけない,という事になるので,結構面倒くさい気がします.面積もそれこそ100km四方とか大きいですし.

          その場で魚育てて水揚げ,食った残りを……ってやると炭素が海底にあまり行かないんで駄目ですね.どうしたもんだか.

          ものすごい長期的にはリサイクルされるんですけどね.海洋に沈降したプランクトンが次第に分解してポリリン酸とかアパタイトになって,それが造山運動(とか沈み込み帯経由)で地上に出てくるという.何億年後だ,って期間になっちゃいますが.
          #確かリン鉱石の起源がそんな感じだった覚えが.

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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