コメント: そもそも「.」の連続や「.@」はRFC違反ではありません (スコア 5, 参考になる) 76
皆がそういっているから正しいんだろう、と思い込む前にRFC原文を読んで下さい。
まともに原文を読まないエセエンジニアが、「.」の連続がRFC違反だというガセを流して、それが真実だと信じるエンジニアが増えてしまいましたが、誤りです。
(DNS"浸透"問題でも嘘が信じられていた時代もあったので、エンジニアの皆様もフェイク情報に惑わされやすいようです)
"hoge."@example.com や "ho..ge"@example.com は RFC 準拠です。
local partは、 クオーテーションマーク「"」のなかにスペースを含むいろんな文字が入ったquoted stringを含むことができる(廃止済みの RFC2822 3.2.5 → RFC 5322 3.2.4. に継承)とされています。
ガラケーも本当の初期の数年以外は、外部(インターネット)とのやり取り時には、"で正しく括ったquoted stringに自動変換して処理していたので、扱えないMTAの方が問題なのに、何故か携帯電話会社にRFC違反だという冤罪を押し付けるエンジニアが多く、それをRFCも読めないエンジニアが信じてしまったのです。
quoted stringが複雑怪奇で止めるべきだから冤罪を押し付けても良いと考える「確信犯」も中には大勢いたと思われますが、実装が面倒だからと排除が進んでしまうと、今回のようにエイリアス目的での「+」が弾かされるなどして、多くの人が不利益を被るようになってしまうのです。
ちなみに、Gmail MTA は quoted string を含むメールアドレスへの送信を "The recipient address <メールアドレス> is not a valid RFC-5321" と嘘のメッセージを出して拒否するメールサービスの1つです。
そういうこともあるので、Gmail の + によるエイリアスが他社で弾かれるのは「自業自得」であって個人的には同情しにくいという思いもあります。