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キヤノン、光学50倍ズーム搭載PowerShot SX50 HS発表」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward

    F6.5だと、回折限界により、分解能はだいたい3.6μmぐらいです。
    センサーサイズが1/2.3型(5.9x4.4ぐらい)で横4000ピクセルなので、画素ピッチは1.5μmぐらい。

    全然分解しないのですよ…。

    広角端のF3.4でも、1.9μmぐらいなので、解像力は理論上でもちょっと足りない。
    この画素数のセンサーにキッチリ結像させるなら、F2.8ぐらいのレンズが必要です。

    近年、高級コンデジにF値が小さいのが増えてるのは、回折限界による小絞りボケ対策の意味が大きいですね。
    絞れないので絞りが内蔵されておらず、NDフィルタで光量調整するカメラも増えました。

    まぁ、レンズの精度があれば、光学段階で拡大しておくのも有効だから否定はしないけど、デジタルズーム的にトリミングでもいいんじゃないですかねぇ。
    これだけの大ズームで、精度が保たれてるのかちょっと疑問も感じますし。

    • 今時のカメラがそこまでやってるかどうかはわかりませんが、理論的な話として、

      回折は数学的には畳み込み演算として解析可能な現象ですから、その逆演算を施すことで、回折ボケのない画像を生成することも可能でしょう。
      そういったフィルタ処理は、いいかげんなシャープネス処理とは違って、ちゃんと本当の画像を復元できます。

      (本当のピンぼけではなく、そういう数値演算フィルタとその逆変換フィルタですから、復元できて当たり前なのですが)ピンぼけ画像から逆変換した例 [hirax.net]。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        キヤノンのRAW現像ソフトDPPの最近の版で、回折ボケの復元に対応してますよ。
        演算に時間がかかるのでカメラ内での処理はできないのと、レンズのパラメータが必要なので対応レンズが限られていますけど。

        将来的にはカメラ内での演算もできそうですね。
        コンデジの似非超解像が本当の超解像になるのかなー。

      • by Anonymous Coward

        >回折は数学的には畳み込み演算として解析可能な現象ですから、その逆演算を施すことで、
        >回折ボケのない画像を生成することも可能でしょう
        >そういう数値演算フィルタとその逆変換フィルタですから、復元できて当たり前なのですが

        劣化の過程を行列で表した場合にランクが減らなければ、そのとおりなんですが、
        レンズの回折限界の場合はランクが減ってて逆演算が存在しないんじゃないですかね。

        そうでなければ、天文学者やその他大勢が狂喜乱舞してると思いますよ。

      • by Anonymous Coward

        >その逆演算を施すことで

        一休さん曰く
        「では逆演算してやりますから、その前に写真の中から位相を取り出してください」

「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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