パスワードを忘れた? アカウント作成
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。

iPhone 5のカメラで発生する「紫色のフレア」は正常動作らしい」記事へのコメント

  • レンズ交換式のカメラで考えた場合、レンズの特徴と考えれば正常動作という説明はまんざら無茶でもないと思います。
    ただiPhone5は他のレンズに交換することができない、というところを考えると難しいところですね。

    • Re:レンズの特徴 (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2012年10月05日 8時46分 (#2245295)

      これはセンサーからの反射がレンズで更に反射されてカブってるんですかね?
      色的に、センサーの色っぽい…。

      レンズのコーティングケチッったな。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        これはセンサーからの反射がレンズで更に反射されてカブってるんですかね?
        色的に、センサーの色っぽい…。

        レンズのコーティングケチッったな。

        え、でも、強い光源に向けてる状況でコーティングでなんとかなるものなの?
        コーティングするとレンズの透過率落ちるよね?
        詳しくないので、そのあたり解決してる実例ちょっと聞いてみたい。

        • Re:レンズの特徴 (スコア:5, 参考になる)

          by taka2 (14791) on 2012年10月05日 13時55分 (#2245517) ホームページ 日記

          キヤノンの技術紹介 [canon.jp]のページなんかがわかりやすいですかね。

          >コーティングするとレンズの透過率落ちる

          コーティングによって反射が減ると、その分、透過率が上がります。
          (コーティング材やレンズそのものによる光の減衰を無視して原理的に説明すると)

          例えば、反射率が10%の場合、透過率は90%です。
          ここで、反射光の位相がちょうど180度ずれるような膜厚のコーティングを施すと、その波長の光は、コーティング表面での反射光と、レンズ表面での反射光とで、干渉して消えてしまいます。
          ここが物理学的に不思議なところですが、干渉によって消えた反射光は、その分、透過光の増加という形に反映されます。
          ですので、コーティングで反射率が1%になったとすると、透過率は99%に向上するのです。

          一つの層ではある特定の波長付近の光しか反射を防ぐことしかできませんので、さまざまな厚さのコーティングを多層に施すことで、可視光の全波長域での反射光軽減を目指します。

          実際には、コーティング材そのものによる光の減衰もありますが、それでも、できるだけ反射率を落とした方が、フレアの発生を抑えて画質を向上させることができます。

          えっと、以下大ざっぱな概算。太陽の明るさはEV32ぐらい。晴天下の普通の風景はEV14とすると、 [coocan.jp]その差は18段、つまり2^18=26万倍の明るさの差があることになります。
          となると、例えば、CMOSセンサの反射率が1%、レンズの反射率が0.1%としても、「センサで反射して再度レンズで反射してセンサに再入光」する割合は、1%×0.1%=0.001%=10万分の1です。
          太陽光のレンズフレアは、通常の風景の2.6倍の明るさでセンサに入ることになります。

          太陽に向けてもカブらないようにするためには、もう2桁ぐらい改善させないとダメってことですね。

          #そうやって現実のレンズではできるだけフレアが発生しないようにすることを目指しているのに、、
          #CGとかの映像表現では、AfterEffects仕事とかでガンガン山ほどフレアを発生させてるんですよね。なんか矛盾を感じるこのごろ

          親コメント
          • by manmos (29892) on 2012年10月05日 15時58分 (#2245590) 日記

            > #CGとかの映像表現では、AfterEffects仕事とかでガンガン山ほどフレアを発生させてるんですよね。なんか矛盾を感じるこのごろ

            フレアがないと、「光ってるぅ」って感じがしませんからねぇ。

            親コメント
          • by poly (42427) on 2012年10月06日 10時12分 (#2246009) 日記

            >#そうやって現実のレンズではできるだけフレアが発生しないようにすることを目指しているのに、、
            >#CGとかの映像表現では、AfterEffects仕事とかでガンガン山ほどフレアを発生させてるんですよね。なんか矛盾を感じるこのごろ

            「カメラで撮影してる」感と云うか、「第四の壁」を演出してるとか。
            http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E5%9B%9B%E3%81%AE%E5%A3%81 [wikipedia.org]

            親コメント
          • by Anonymous Coward
            > ここが物理学的に不思議なところ
            そこ分かりやすく説明してくれる人は誰もいない不思議。
            まあ、透過率90%のまま反射率が1%になったら、残りの9%がレンズに吸収されることになってしまい、すぐに熱くて持てなくなっちゃうんだろうなとは思うけど。
            • by Anonymous Coward

              個人的にはコーティングを施しただけで、ガラスのミクロな性質ががらっと変わって光を吸収するようになる方がよっぽど不思議に感じますが。

              あ、そうか。

              例えば水を流しているホースがあって(=光が透過しているレンズがあって)、穴が開いていてそこから水が漏れている(=反射によって光が逃げていく)、と。

              そのとき穴をふさげばホースを流れる流量が増える。

              この現象も光と同様に不思議に感じるでしょうか?

              • by Anonymous Coward
                穴塞いでないし。新しく穴空けたら異次元にマイナス質量の水が漏れて、差し引きトータルでは漏れてないことになる。とか言われても騙されたようにしか思えないよ。
        • by Anonymous Coward on 2012年10月05日 11時19分 (#2245399)
          トキナーAT-X 124なんかは光学構成変えずにコーティングだけ変更して逆光耐性向上した良い例ですね。
          親コメント
        • by Anonymous Coward

          逆ですよ。コーティングで透過率は上がります。
          というか、反射率が下がります。

          無駄で有害な反射を抑えると、結果的に透過率も上がりますよね。

          ゴーストやフレアはレンズ(+センサー)での無駄な反射が主要因です。
          反射しないよう、良い反射防止コーティングをすれば、ゴーストやフレアは減りますよ。

          ※身近なものだとメガネのレンズコートとか、スマホ液晶などのARコートとか。

目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

処理中...