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統計で明確に証明されてないのに推論だけで結論だすな、というのも科学的ですが、統計処理に費用や年月がかかるから、推論の段階で有害そうなものは避けようというのも実用的で科学的な態度だと思います。ある程度まっとうな推論と、推論に一致した統計が少々あれば充分というのが科学と政治経済のバランス。そしてその後も正しい統計調査は続ける必要があります。
テレビと乳児の場合だと、A. 統計上、正しい結論を出すには大規模な比較調査が必要。B. 大規模な調査は当然、お金と年月がかかる。C. テレビを一定時間以上見せない親子を多数確保するのは困難。といった具合で、テレビと育児という古いテーマでも医学的に正しい分析をする
実体験を通して言葉を理解すること,子どもに分かり易く話しかけ,子どもの話をゆっくり聞いて応えることが大切である.今回の調査結果は映像メディアからの一方的な働きかけだけでは子どもの言語能力が発達しないことを裏付けている.
というように、「こどもの発達のためには十分なコミュニケーションをとったほうがいい」ということであって、「テレビの視聴が危険」ということではない。 そのタイトルでは子どもからテレビを遠ざければリスクを回避できるように読み取れるけど、テレビを遠ざけるだけではダメ。 逆に子どもとのコミュニケーションの道具としてうまく使えば、テレビが子どもの成長に良い影響を与える可能性もある ( これもミスリーディングだ。テレビをうまく使って子供の成長に良い影響があったとして、 良い影響を与えたのは「テレビの視聴」ではなく「他の人とコミュニケーションをとったこと」だ ) 。 この提言を書いた人たち自身がそのあたりをうまく整理できていないようで、「2歳以下の子どもには,テレビ・ビデオを長時間見せないようにしましょう」などと 本質的でない「テレビの視聴を減らすこと」を中心に主張し、本来のコミュニケーションについての提言が不足してしまっている。 注意しなければならないのが、参考文献として、岩佐京子『テレビに子守をさせないで』を挙げていること。 他でコメントしたけど、この人はその本でテレビやラジオなどが自閉症の原因であると根拠なく主張し、後にその主張を一部撤回しているような人だ。 現在の医学では自閉症は脳機能の障害と考えられており、この本の内容はまったく否定されている。出版も 1977年と大変古く、一切資料的価値はない。 そのような本を平気で参考文献にあげるというのは、提言者たちの偏見を強く疑わせる。
fareastさん指摘ありがとうございます。なるほど、小児科学会の趣旨を考えると参考文献に岩佐京子『テレビに子守をさせないで』を出すのはよくないですね。もっとも『乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴は危険です』というタイトルがミスリーディングかどうかはなんともいえません。テレビの視聴時間との統計をきちんととっていますからね。「テレビを長く見せている親、イコール、子供と意思疎通をとってない親」であるという図式を作りかけてるとはいえますが。子供と意思疎通の多い少ない、テレビ視聴時間の長い短い、の二つの要素で改めて統計とりなおすというのも相当厳しいと思いますよ。意思疎通の多さも数字で記録しづらいですから。
fareast 氏はコメントで Sigman 氏が自閉症について述べていると根拠なく主張し、後にその主張を一部撤回しているような人だ。
でも自分の誤りを修正できる人はそれなりに信頼できると思う。
シーマンとかSiriにさせればいいのか喃語解読器の開発が急がれるな
ロビィの登場ですねついに時代はアシモフに追いつくのか
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
2004年に日本小児科学会も警告 (スコア:3)
統計で明確に証明されてないのに推論だけで結論だすな、というのも科学的ですが、
統計処理に費用や年月がかかるから、推論の段階で有害そうなものは避けようというのも
実用的で科学的な態度だと思います。ある程度まっとうな推論と、
推論に一致した統計が少々あれば充分というのが科学と政治経済のバランス。
そしてその後も正しい統計調査は続ける必要があります。
テレビと乳児の場合だと、
A. 統計上、正しい結論を出すには大規模な比較調査が必要。
B. 大規模な調査は当然、お金と年月がかかる。
C. テレビを一定時間以上見せない親子を多数確保するのは困難。
といった具合で、テレビと育児という古いテーマでも
医学的に正しい分析をする
Re:2004年に日本小児科学会も警告 (スコア:3)
『乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴は危険です』というタイトルは非常にミスリーディングだ。
タレコミの『3歳未満にはテレビを見せたら駄目?』をいかにも裏付けるように見えるけど、
実体験を通して言葉を理解すること,子どもに分かり易く話しかけ,子どもの話をゆっくり聞いて応えることが大切である.今回の調査結果は映像メディアからの一方的な働きかけだけでは子どもの言語能力が発達しないことを裏付けている.
というように、「こどもの発達のためには十分なコミュニケーションをとったほうがいい」ということであって、「テレビの視聴が危険」ということではない。
そのタイトルでは子どもからテレビを遠ざければリスクを回避できるように読み取れるけど、テレビを遠ざけるだけではダメ。
逆に子どもとのコミュニケーションの道具としてうまく使えば、テレビが子どもの成長に良い影響を与える可能性もある
( これもミスリーディングだ。テレビをうまく使って子供の成長に良い影響があったとして、
良い影響を与えたのは「テレビの視聴」ではなく「他の人とコミュニケーションをとったこと」だ ) 。
この提言を書いた人たち自身がそのあたりをうまく整理できていないようで、「2歳以下の子どもには,テレビ・ビデオを長時間見せないようにしましょう」などと
本質的でない「テレビの視聴を減らすこと」を中心に主張し、本来のコミュニケーションについての提言が不足してしまっている。
注意しなければならないのが、参考文献として、岩佐京子『テレビに子守をさせないで』を挙げていること。
他でコメントしたけど、この人はその本でテレビやラジオなどが自閉症の原因であると根拠なく主張し、後にその主張を一部撤回しているような人だ。
現在の医学では自閉症は脳機能の障害と考えられており、この本の内容はまったく否定されている。出版も 1977年と大変古く、一切資料的価値はない。
そのような本を平気で参考文献にあげるというのは、提言者たちの偏見を強く疑わせる。
Re:2004年に日本小児科学会も警告 (スコア:2)
fareastさん指摘ありがとうございます。
なるほど、小児科学会の趣旨を考えると参考文献に岩佐京子『テレビに子守をさせないで』を出すのはよくないですね。
もっとも『乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴は危険です』というタイトルがミスリーディングかどうかはなんともいえません。
テレビの視聴時間との統計をきちんととっていますからね。
「テレビを長く見せている親、イコール、子供と意思疎通をとってない親」であるという図式を作りかけてるとはいえますが。
子供と意思疎通の多い少ない、テレビ視聴時間の長い短い、の二つの要素で
改めて統計とりなおすというのも相当厳しいと思いますよ。意思疎通の多さも数字で記録しづらいですから。
Re:2004年に日本小児科学会も警告 (スコア:1)
fareast 氏はコメントで Sigman 氏が自閉症について述べていると根拠なく主張し、後にその主張を一部撤回しているような人だ。
でも自分の誤りを修正できる人はそれなりに信頼できると思う。
Re:2004年に日本小児科学会も警告 (スコア:2)
根拠は間違っていたけど、なかったわけじゃないんだ。一応タレコミ文が根拠だったんだ……。
まあ間違えたらすぐに訂正するのは大事だよね。
この岩佐京子氏がどの程度主張を訂正したのかは、Web上にソースがなくてわからなかった。
Re: (スコア:0)
シーマンとかSiriにさせればいいのか
喃語解読器の開発が急がれるな
Re:2004年に日本小児科学会も警告 (スコア:2)
言語機能に限れば、テレビを見てるよりシーマンと喋ったほうが発達に良い影響があるだろう。
ただ仮想の人格相手では他者との信頼関係や自身の人格の構築には至らないから、
シーマンに任せとけば親兄弟とのコミュニケーションは不要ってことにはならないけど。
Re: (スコア:0)
ロビィの登場ですね
ついに時代はアシモフに追いつくのか