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文学って、書かれた言語と切り離せないよね。ノーベル文学賞の審査をしてる人は、その作家の作品を言語で評価してるのかな?英訳とかだったら爆笑してしまうんだが。
英訳に決まってますがな。川端康成の著書を英訳したのはサイデンステッカーという人ですが、この人の翻訳の質は非常に高く評価されています。Wikipediaの記事 [wikipedia.org]によると、『川端康成自身、「ノーベル賞の半分は、サイデンステッカー教授のものだ」と言い、賞金も半分渡している。 』とのこと。
ところで川端康成に関してはノーベル賞受賞時に三島由紀夫、伊藤整と語らっている映像があり [youtube.com]、次の様に言ってます:
(8:59) これはまあ伊藤さんに訊きたいんだけど、今度受賞でですね、あの審査はあの翻訳でやってますね?ね?それはだから僕は翻訳者にまあ、のおかげ、まあ非常に多いわけですけどね。おそらく良い訳だったんだろうと思うんです。(中略)だから翻訳者がまあ半分貰ったのか、あるいはねえ三分貰ったのか、わかりませんけどね。まあ日本語で審査されてない…これ、非常に良心的に厳密に言えば、辞退するのが本当かも知らん。ですね?どうなりますかそれは。
サイデンステッカーの訳の質を特別に評価したというよりは、川端康成の性格で(だれのどういう翻訳であれ)翻訳で審査されて受賞したのであれば、それは自分の文章が受賞したとは言えないのではないか、という拘わりかたをしたという感じかも知れませんね。
参考までにhttp://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/700/130247.html [nhk.or.jp]
ここでもいかに英語で訳されてるかが重要かが書かれていますね。個人的には莫言氏の受賞でアジア的なマジックリアリズムが評価された事は一昨年のマリオ・バルガス・リョサ [wikipedia.org]の受賞とともに非常にうれしく思っています。
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ソースを見ろ -- ある4桁UID
ノーベル賞で一番微妙 (スコア:0)
文学って、書かれた言語と切り離せないよね。
ノーベル文学賞の審査をしてる人は、その作家の作品を言語で評価してるのかな?
英訳とかだったら爆笑してしまうんだが。
Re:ノーベル賞で一番微妙 (スコア:3, 興味深い)
英訳に決まってますがな。
川端康成の著書を英訳したのはサイデンステッカーという人ですが、この人の翻訳の質は非常に高く評価されています。
Wikipediaの記事 [wikipedia.org]によると、『川端康成自身、「ノーベル賞の半分は、サイデンステッカー教授のものだ」と言い、賞金も半分渡している。 』とのこと。
Re:ノーベル賞で一番微妙 (スコア:3, 参考になる)
ところで川端康成に関してはノーベル賞受賞時に三島由紀夫、伊藤整と語らっている映像があり [youtube.com]、次の様に言ってます:
(8:59) これはまあ伊藤さんに訊きたいんだけど、今度受賞でですね、あの審査はあの翻訳でやってますね?ね?それはだから僕は翻訳者にまあ、のおかげ、まあ非常に多いわけですけどね。おそらく良い訳だったんだろうと思うんです。(中略)だから翻訳者がまあ半分貰ったのか、あるいはねえ三分貰ったのか、わかりませんけどね。まあ日本語で審査されてない…これ、非常に良心的に厳密に言えば、辞退するのが本当かも知らん。ですね?どうなりますかそれは。
サイデンステッカーの訳の質を特別に評価したというよりは、川端康成の性格で(だれのどういう翻訳であれ)翻訳で審査されて受賞したのであれば、それは自分の文章が受賞したとは言えないのではないか、という拘わりかたをしたという感じかも知れませんね。
Re:ノーベル賞で一番微妙 (スコア:2, 興味深い)
参考までに
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/700/130247.html [nhk.or.jp]
ここでもいかに英語で訳されてるかが重要かが書かれていますね。
個人的には莫言氏の受賞でアジア的なマジックリアリズムが評価された事は
一昨年のマリオ・バルガス・リョサ [wikipedia.org]の受賞とともに非常にうれしく思っています。