結合が切れた DNA も、うまくすれば解析できる可能性がある。 DNA は蛋白質とともに高度に折りたたまれているはずなので、 その状態で固定されていれば、DNA の「並び」も維持されている可能性が高い。 これを酵素的に結合・修復することができるかもしれない。 修復しなくとも、末端から順に分解できれば配列を決定できるし、 あるいは、原子間力顕微鏡で直接画像にして、構成塩基の並びを検出できるようになるかも。 とにかく配列さえ決定できれば、現在の技術でも化学的に DNA を合成できる。 あとは、最も似ている生物の DNA を、何世代か時間をかけて徐々に置換してゆけば、 やがて絶滅した生物を復
切れた DNA でもがんばれば何とか (スコア:1)
結合が切れた DNA も、うまくすれば解析できる可能性がある。
DNA は蛋白質とともに高度に折りたたまれているはずなので、
その状態で固定されていれば、DNA の「並び」も維持されている可能性が高い。
これを酵素的に結合・修復することができるかもしれない。
修復しなくとも、末端から順に分解できれば配列を決定できるし、
あるいは、原子間力顕微鏡で直接画像にして、構成塩基の並びを検出できるようになるかも。
とにかく配列さえ決定できれば、現在の技術でも化学的に DNA を合成できる。
あとは、最も似ている生物の DNA を、何世代か時間をかけて徐々に置換してゆけば、
やがて絶滅した生物を復
Re:切れた DNA でもがんばれば何とか (スコア:1)
521年の半減期から直接的に680万年が出ているのではないです。
原著論文 [royalsocie...ishing.org]に出ていますが、温度とpHが理想的だった場合を仮定したときの分解速度を使って計算されたものです。
半減期521年から計算された塩基あたりの年あたり分解率が5.5x10^-6で、条件が理想的だと数十分の1になるので、その下限の分解率の逆数をとって680万年となったのだと思われます。
つまりどれほど理想的な条件にあったとしても680万年過ぎると1塩基もつながっていない状態になるという意味だと、私は受け取りました。
kaho