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海洋酸性化により、南極海の食物連鎖を支える「海のカタツムリ」の殻が脆くなっている」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward

    化石燃料の形で発掘された炭素は、
    燃焼に利用された後、光合成によって生物界に取り込まれてぐるぐる回り、
    最後は海洋生物による石灰化で固定され、半永久的に貯蔵されるものと認識しています。

    海水の酸性化で、炭素の固定が機能しなくなったとしたら、
    または海中のさんご礁や海底に堆積している炭酸塩が溶出したりしたら、
    さらに海水の酸性化をすすめてポジティブフィードバックがかかって
    もはや人類が化石燃料の消費をやめたとしても(orいなくなっても)
    CO2濃度は増え続けることになるのでしょうか。

    それってなんて破滅フラグ

    • by Anonymous Coward

      (m´・ω・`)m ゴメン…理解できない。

      海洋に溶けるんだったらそのまま海洋生物による石灰化になるのでは?
      そもそも海から陸へ生物の生活圏が移る過程では
      大陸棚に居る生物の光合成で酸素が大気へ放出されたと思ってますので
      大陸棚が活性化するだけじゃないかな、と思うんですよ。

      • by Anonymous Coward on 2012年11月29日 12時36分 (#2281110)

        現在の常識で過去を観るのは誤りのもと。

        現在は、海の深層は冷たく、しょっぱくて重い水で、酸素が多い酸化環境です。
        降り積もった動植物の死骸も、酸素を利用する微生物などでやがて風化します。
        最終的には酸化反応でなくなります。その証拠に、サンゴ礁などごく一部を除いた現在の海底から上に、
        新たに形成された石灰岩や石油・石炭などが蓄積していく様子は見られません。
        (海底から下に、過去に造られた石灰岩や石油・石炭はあるでしょう)。

        石油・石炭・石灰岩が全地球規模で形成された石炭紀では、
        全地球の海の深層は温かくしょっぱくて重い水で占められており、
        温かい水は気体を溶解しにくいので、貧酸素の環境下(還元環境)にありました。
        この重い温水は、『たまたまその当時は無氷河時代だった』ので「冷たくて重い水」を形成する海がなかったこと、
        当時の巨大大陸パンゲアの中央のテーチス海 [wikipedia.org]が『たまたま赤道直下にあったこと』でできたもので、
        現在ではまずありえません(小さな閉鎖的な湖・湾などでは現在でも貧酸素な深層が実現しますが)

        降り積もった動植物の死骸は、嫌気性生物などが分解したかもしれませんが
        活発に活動できる好気性生物は少ないかほとんどいなかったので多くはそのまま降り積もり、
        貝殻などは石灰岩に、有機物は石油・石炭となりました(石油起源の一つの説)。

        現代において、石油・石炭の燃やし尽くして、大気の元素バランスを当時(石炭紀)の状態に戻せば
        また海洋側で二酸化炭素を吸収・固定化して、19世紀以前に戻るかというと、まあ無理ですね。
        現在の地球で、「温かくて重い水」を大規模に作っているのは、ヨーロッパ地中海だけです。
        あそこを閉じて還元環境にする(底生生物が住めない死の海にする)なら、巨大な二酸化炭素吸収源になるかもしれませんが。

        親コメント

コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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