パスワードを忘れた? アカウント作成
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。

ヌタウナギのスライムから、超強力な衣料用天然繊維を作り出せる」記事へのコメント

  • 繊維? (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward

    >>タンパク質から成る粘液は、水中に放出されると強力な繊維に変化し、ヌタウナギを捕食しようとする外敵の喉を詰まらせて防御する働きがある。

    本当に粘液が繊維に変化するのか?
    化学繊維には溶かした原料をノズルから酸だかアルカリ溶液だかの中に押し出して作り出すものがあるそうだが、ヌタウナギの粘液は本当に水中でいきなり繊維に変わるのか?
    空想が入り交じった適当訳の雰囲気が。。。。。。

    • Re:繊維? (スコア:5, 参考になる)

      by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2012年12月10日 22時04分 (#2287816) 日記

      この原料,中間径フィラメントっちゅう繊維状のタンパク質の仲間です.
      中間径フィラメントというのは,こんな感じで分子がどんどん寄り集まって細い繊維を作ります.

      http://www.youtube.com/watch?v=FoDniO676Dw [youtube.com]
      (1分あたりから)

      で,こういったものは(分子によって)様々な条件で凝集が起こったり起こらなかったりします.
      この手のタンパクを糸だとかゲル化剤として利用する生物は,体内では凝集しにくいけど外界の条件では凝集するようなタンパクを使って至りだとか,使用直前に凝集のための何かを混合してから吹き出したりします.

      ヌタウナギのネバネバの粘液状態は,あれは内部的には既に繊維化しているものです.その繊維状のものが水だのなんだのを取り込んでゲル化してるわけですね.寒天と同じようなものです.あれもゲル化状態では分子が凝集して繊維を作り,水を抱え込むことで固体になっています.

      今回のも似たような事をやっていて,取り出したタンパク質を希釈しておいて,そこにイオンを作用させると固化することを見出し(水だけだとダメらしい),イオンの種類だのタンパク質濃度だのを変えながら実験して,ファイバー(とかフィルム)の物理特性がどう変わるかを検討しているようです.

      論文自体は
      http://dx.doi.org/10.1021/bm3011837 [doi.org]
      で.

      親コメント

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

処理中...