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警視庁の裏ガネ、実名で告発」記事へのコメント

  • いや、だから、 (スコア:2, 参考になる)

    by oyaoya (3441) on 2001年09月15日 20時30分 (#22924)
    第一に繰越だけど、単年度主義が原則として厳然と存在するから、やむなく例外的に認める制度を作ってますわな。しかし実態としては単年度で実施がきれいに区切れる業務の方が珍しいでしょ? それを単年度主義の枠内に無理に収めるから、「足りなくなるといかんので多めに予算確保」→「年度末に余る」→「残すと削られるので年度末に無理やり消化」のサイクルが発生するわけで。

    科研費なんかでも、実態としては研究計画が複数年度にわたることは認めざるを得ないし、一方で継続費等の制度はあくまで例外であって普通の歳出には使えない(使わない、のかもしれないけど)から、仕方なく「複数年度にわたって予算請求することを文部科学省が約束する経費」みたいなわけわからんものになってるでしょ。それでも毎年夏にならないと入ってこないし、その年の分は年度内に使いきらなきゃいけないし、とても不便。「例外は認められているから……」で単年度主義を擁護するのはもう無理だと思うのですがいかが。

    # 「何でも繰越を認めろ」という主張ではなくて、単年度と複数年度を両方普通に使える制度にした方がいいのでは、という趣旨ね。

    第二、夜食。それが本筋。問題点としてはサービス残業時には表向き付けられないとか、そのあたり。なぜサービス残業が発生するかといえば予算と実態が乖離しているから。というわけで本論に戻る話。

    第三、移用・流用。実際に問題になるのも「余ったからどうしよう」ではなく(そんなもの使えばいいだけ)、急な需要が発生して「足りないけどどうしよう」のとき。「予算書で対処すべき」というのは本筋だけど、機械の故障とか自然災害は予測できない(国の政策決定も予測できない(笑)、私はむしろこちら)。本当は移用・流用で解決すべきなんだけど、結局やってくれない(どのレベルで、かは論点。財務省は通る話を各官庁が自粛しちゃってるのかもしれない)。「まあ悪いことをしているわけではないし、伝票操作でいいか」という話になる(擁護しているわけではないよ)。

    制度を守れない人がいるとき、もちろん守れなかった人は悪いが、守れないような制度を作ったのではないかということもチェックすべき。まして80%とか90%の人間が守らない制度なんて、制度の方が悪いに決まってるでしょ。これを否定する人はちゃんと制限速度を守って運転してるんだろうね?

    もちろん「だから野放しにしろ」という主張ではない。決算や監査で行なう使途の事後チェックを強化して、それを中心にしろという話。それがちゃんとできるなら、予算書が多少適当でもいいんじゃないかと(今の制度で「主計局は決算をそれほど真面目にチェックしていない」とかさらっと書いちゃってるでしょ? 本当はそれをきちんとしないといかん話だと思うんだけど)。

    均衡財政なんてとっくの昔に実態としては夢物語だし、単年度で歳入・歳出がイコールになっているのが規範的にもいいことなのかどうか、疑わしいでしょう? ケインズ理論を肯定するなら単年度の均衡財政はむしろ望ましくないはずだし。いい加減小手先の処理はやめて見直すべきだと考えるわけですよ、私は。

    --
    Takehiro OHYA

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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