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IQだけでは知能は測れない」記事へのコメント

  • 知能指数 (IQ) を「知能を数値化して標準偏差で表したもの」だとすると、ここでいう「10万人分のデータ」がどのような方式 [wikipedia.org]で測ったものにせよ、「既存の IQ の算出方式では知能を正しく測れない」というだけにすぎないのでは。

    例えばウェクスラー成人知能検査 [wikipedia.org]では、「言語性」「動作性」の IQ を出すし、「言語理解」「知覚統合」「作動記憶」「処理速度」という群指数というものも計算する。確かに全検査 IQ という「一つの数値」も算出されるが、それも結果の一つにすぎない。

    IQ の構成要素が複数あるというのは昔から

    • 既にコメントで指摘されていますが,実際の論文を読むと全く違う印象になると思います.
      日本ではメジャーではありませんが,アメリカではg factor [wikipedia.org]という数値が認知能力の
      指標として用いられています.このg factorが不十分であるという認識はは共有されていますが,
      ではどのような代替指標が適当かという議論は決着をみていません.
      この論文は複数のテストを総合して,1つではなく3つの指標(短期記憶,推論能力,言語能力)
      にまとめることがよいという提案をしているものです.
      なぜこの3つを用いるかという理由がMRIを用いた脳の活動領域であり,多数の被験者のテストから
      主成分分析によって導き出された計算結果ということです.

      年齢による衰えが見られる指標,喫煙の影響が見られる指標,また政治的正しさのためか
      ストーリーには書かれていませんが,性別や学歴による差がみられる指標が我々の経験的な
      印象と近いことはある意味当然というか,著者らが意図したことで,そうであるからこれらの
      指標が有用であると主張しているわけです.

      「知能は単純な指標では測れない」という主張はまあ文学的にはよいのですが,そう思い込んで
      立ち止まっていては科学の進歩はないわけで,適切な指標はあり得るのか,あるとしたらどの
      ようなものかという問は科学者が挑戦する価値のあるものだと思います.
      特定の認知能力に極端な違いが出ることがある種の疾患の判定基準になるわけですし.

      --
      kaho
      親コメント

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