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糖鎖の部分は構造が非常に多様なので、ここをインフルエンザの表面 に結合するような形でうまくデザインすることに成功して、細胞内へ の侵入を阻害したようですね。
ただ、糖鎖は一般に抗原として認識されてしまいますので、人によっ て使えるか使えないか事前の診断が必要になりそうな気がします。
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
補足 (スコア:2, 参考になる)
インフルエンザは皆に馴染みが深いし、児童へのワクチン接種義務の廃止などから軽視されがちだけど、おそらく感染症としては最も多くの人を殺した(1920年頃のスペインかぜだけで2000-4000万人)と言われてますし、変異による新型の出現頻度の高さなどからも、現在もっとも注意が必要と言われている感染症の一つです。
ここ数年のうちに高齢者へのワクチン接種の奨励や、いくつかの治療薬の認可が相次いだのは、その怖さが再認識されている証拠かもしれないですね。
現在、治療薬
Re:補足 (スコア:3, 参考になる)
リン酸基の部位のようですから(こちらなら糖鎖をつけるのは比較的楽)、
おそらく多重膜のリポソーム(liposome)の形になっていると思います。
y_tambeさんにはリポソームといっただけで分かって頂いているとは思いますが、
一般の読者の方のために補足を。
おそらく今回のリン脂質を模式的に描くと(等幅フォントでご覧下さい)
V V V V ┐今回の新規部分(糖鎖)
V V V V ┘
○ ○ ○ ○ ー リン酸基(水溶性)
┌┴┐┌┴┐┌┴┐┌┴┐
│ ││ ││
kaho
糖鎖(Re:補足 (スコア:1)
思います(少なくとも基本骨格は)
もともとインフルエンザウイルスのヘマグルチニンは、標的細胞表面の糖鎖の
末端部分にある、シアル酸(N-アセチルノイラミン酸などの総称)からなる
糖鎖部分を認識して結合します。この部分がインフルエンザウイルスに対する
「レセプター」として機能する、と。
レセプター部分の違いは、ウイルスの宿主となる細胞が決まる上でも重要で
それがある/ないは、その細胞にウイルスが感染する/しないに影響します。
だから使っているのは、標的となるヒト上皮細胞や赤血球のもつシアル酸
配列を元にしていると考えた方がいいかと。「生体内にあるもの」と言ってる
のにはリン脂質だけでなく、糖鎖の配列も含まれてるんじゃないかな。
上のような理由なので、副作用としてアレルギーなどに対してことさら特別に
注意が必要、という感じではないと思います(もちろん検討は必要ですが)
ただこの新薬は、いわば「細胞膜のダミー」にあたるものだと思いますから、
確かに免疫・炎症系の方が動いたりしそうな気もしますね。
#あとウイルスを介して、標的細胞と結合したりしないか気になる。