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米国で書店3社がAmazonおよび米大手出版社を提訴、DRMによる市場独占を問題視」記事へのコメント

  • DRMを付ける理由に、DRMを付けなければ出版社からのコンテンツ供給を受けられない、としてAmazonを始め電子書籍ストアはDRMを科してきました。
    またAmazonはさらにDRM以外にかたくなにePubやPDFを始め、その他先行しているフォーマットを受け入れようとしません。これも再現性を重視する出版社からの要求に応えてものだと言う説明でした。

    でもこの訴訟を見ると少なくともこれは嘘だって事ですよね。DRMはユーザの犠牲の上に成り立つ囲い込み手段の一つだ。DRMを付けて、自社のハードウエアだけに限定すれば労せずとも囲い込みができる。利用者側が後になってロックインされたことに気付くが多くはもう遅いわけです。そして権利保護というお題目があれば独占禁止法などからも逃れられるとも考えているでしょうね。

    同じ事は出版社にも言えて、DRMがあるから不正コピーが防げますよと言われてDRMがある所に共有し続けたら、ふと気がつくと特定の所に依存してた。一方クラックされないDRMが存在しないように、クラックされた海賊版が出回ることは防げなかった。これは、海賊版の存在をはじめから知らないか、その気になれば海賊版を探せるのに海賊版を買わない人が正規品を購入すると言う状況を示していて、DRMは重要では無い事に気付いたりしたと。

    今ではAmazonの支配になってしまい、供給を調節するだとか、自らDRMが無い、あるいはベンダーロックインされないDRMを採用するデータを出すと言ってもそれを覆すことが難しく、訴訟に至ったと言うわけだと思います。

    では一方日本ではと言うと…。
    日本では元々DRMが無い/あるいは緩いコンテンツが存在していました。しかしそれらの書店ではごく一部を除いて新刊の入荷が鈍っている。出版社が電子書籍を出していないのかと思えるがDRMがある電子書籍ストアには新刊が並ぶ状態になってしまった。これを見る限り、出版社はDRMがあると言う事に漠然とした安心感を抱いていてそちらを選択している感じがする。あるいはそちら方が流通側にうま味が大きいため積極的に営業を欠けていると言うこともあるのかも知れない…。

    もしかしたら米国の出版社も昔はそうだったのかも。DRMがコンテンツの囲い込みを招き、将来的にロックインされてしまうと言う事を上手く認識できていなかった。そうして訴訟という事に至ったとか。

    日本の出版社はこの惨状を見て今一度考え直すべきです。DRMが無ければ自社流通と簡便な決済システムで問題はなくなる。、必要ならコンテンツに個別の認識IDが振れるXMDFや.bookのようなフォーマットを今もう一度見直すか、オライリーのようにコンテンツにソーシャルなDRMを施すことを考えれば不正流通に対するペナルティも可能だ。一方DRMがあろうとも不正流通を防ぐ事はできない。これは中古販売が止められないのと同じぐらい必然です。

    先進国が積極的に実験台になってくれているのだから、その教訓をきちんと生かす道を探すべきです。将来Amazon相手に訴訟をする気なのかと。そしてAmazonは米国の企業である。米国の企業が米国の企業を訴えるよりも、日本企業が訴える方がよりハードルが高い事になることも十分に考える必要もあるでしょう。

    どうせいずれ電子書籍も音楽と同じようにDRMフリーが主流になるでしょう。音楽以外には、この手の囲い込み商売では長らく通用していたゲーム機業界も、スマートフォンやタブレット端末の登場でずいぶんと押されていますし、こう言った商売はもう駄目だと気付いて欲しい。いずれ強制的に業界の地殻変動が起きるでしょうから時間の問題だと思います。しかし、その時までにコンテンツ供給ができる会社が潰れてしまっては悲劇なので早く気付いて、体力があるうちに一気にあるべき姿まで変革を進めてしまった方がいいと思います。

    • 今の電子書籍の流通はビューアとストアを密にした状態で扱われてますので
      ユーザーはDRMというよりは、ストアでロックインされている感じです。
      データとして扱うことが少ないです。

      データとして扱わずに自分のストアで扱ってるある商品というIDで管理しているのであれば
      データに問題があったときなど差し替えはビューア+ストアの連携でスムーズに行くとか
      Update処理が楽だなぁという技術上の利点はあるのかもしれません。

      差し替えなんて要らない、問題なくなった新しいのが落とせればいいや、というユーザも居るでしょうが
      多くは問題のあるバージョンと無いバージョンを区別して扱えない人ばかりでしょうから
      そういうのは差し替えできたほうがビジネス的にも楽だと思うんですよね。

      DRMフリーのデータを扱うときはこの辺りの処理も考えたモデルにしないと
      データ提供側も安心できないのかも。

      親コメント
    • 音楽以外には、この手の囲い込み商売では長らく通用していたゲーム機業界も、スマートフォンやタブレット端末の登場でずいぶんと押されていますし

      スマートフォンやタブレット端末のゲームってそれこそDRMでガチガチに保護されてるはずでは?

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      なるといいねえ。

      電子書籍は初期の頃、PCのHDDが壊れてHDDを交換してバックアップを戻したら
      別のPCです的な扱いになって数万円分の電子書籍が読めなくなってしまってから
      は買わなくなりました。
      今はだいぶ方式が変わって救済の仕組みがあるらしいけど、やっぱねえ。

      • by Anonymous Coward

        将来続く保証は無いですが、ebookjapanの書籍は3回ほど再ダウンロードさせてもらった。PC壊れてもサポートに問い合わせれば再ダウンロードさせてくれる

      • by Anonymous Coward

        ebookjapan:
         ユーザーサポートに連絡すればトランクルームに再配置してくれる

        booklive:
         5台まで同期可能、死んだマシンは別マシンから登録解除でOK

        bookwalker:
         5台まで同期可能、死んだマシンの解除はユーザーサポートへ

        bookliveの場合「救済」という概念すらそもそも必要ないです。

    • by Anonymous Coward

      まあ、貴方が行動して実現してください。
      ここで書いても雑談のネタにしかなりませんので。

    • DRMなくてもコンテンツが集まるなら、出版社がDRMなしのフォーマットで
      独立書店にもおろせばいいだけじゃないの?

      むしろDRM有りところにしか下ろしてないならAmazonの主張通りじゃない。

    • by Anonymous Coward

      まさにDRMは有料ユーザーの犠牲の上になりたっている。
      そもそもは、違法流通でUL・DLするアホどもが諸悪の根源。こいつらがいなければDRMなんてものはいらなかった。
      当然ながらすべて合法入手する自分としては腹が立つ限りだ。
      だが、正規ルートに適正価格で素早く電子リリースしない業者も同時に糞なのだ。音楽も映画も本も、何もかもが遅い、高い、使いにくい。
      優良ユーザーが一番損をしている。

      自分の提案としては、
      ・電子版も物理リリースと同期に発売する。
      ・電磁版は安く。
      ・DRMなし。
      ・違法流通利用者を厳しく取り締まり高額の罰金を科す。
      ・違法流通取り締まり専門の警察官を設置し、取り締まりの罰金の一部を予算にまわし、残りを権利者に。

      とっととP2Pファイル共有をどんどんしょっぴけよ。

    • by Anonymous Coward

      DRMがいずれなくなるのはそうだと思いますが、
      >この訴訟を見ると少なくともこれは嘘だって事ですよね
      これはどういう論理ですか?
      今回訴えられているのはAmazonと出版社で、出版社は今のところDRMが欲しいと考えているのだと思いますが。

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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