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温暖化がらみの学者のスキャンダルで、少しまえまであった人類存亡の危機みたいな、深刻なトーンがなくなりましたよね。
ハリケーンなどの異常気象が頻発しているアメリカでも、実害が結構大きくなってきたけど、ゆるやかに温暖化対策をしていく、いまのままの現状で大丈夫って流れなんでしょうか?
いろいろ難しい点があって,現時点では,
・どんな条件だと何度ぐらい温度が上がるのか?
の議論がようやくまとまってきたかな?という段階になります(ただまだ幅がそれなりにある).次に何の議論が必要かというと,
・○○度上がったときに,どんな影響があるのか?
というところ(環境,経済への影響の評価)になるんですが,正直なところ現時点ではあまりにも見積もりに幅がありすぎて定量的な議論は紛糾してます.
これの何が問題かというと,「対策をとらないケースだと○○,対策1までだと××,対策2までだと△△の損害が出るから,費用対効果考えてもここまでやった方が良いよね?」という議論が出来ない,と言う点です.つまり研究者側が社会&産業界に提示できるのが,「このまま行くと多分凄い損害が出るから,早く手を打った方が良いよ」という意見になってしまうわけです.当然ながら社会やら産業界やらは「算出できてないよくわからない損害額」に対し対策をとるのは嫌ですから,合意はなかなか形成されません.そりゃまあそうですよね.
>どのくらい差し迫っているのか
影響を無くす,という意味での差し迫り方で言うと,既に撤退戦に入っています.去年の中頃だったかの論文で検討されていたのですが,今世紀末までの気温上昇をゼロに抑えるのは既に無理という結論になっていて(「ドアは既に閉じた」とか書かれていた覚えが),後はまあ,どこに防衛線を引いてそこまでの撤退で済ませるか,という議論になります.
でまあこれも結局,「どこまでに抑えたらどのぐらいの被害で済むのか?」が算出し切れていないので(算出しているが,議論により幅がありすぎる),合意形成は現段階では無理でしょう.
あと2-30年もすればある程度の結果は出るんで,もうそれでいいかなと思う今日この頃.実際,規制対象が対象だけに(何せエネルギーなんていうクリティカルな部分),全世界レベルでの合意形成が出来る気もしませんし.
「不都合な真実」が真実ならもう人類終了確定です。
・京都議定書なんて所詮「排出量を1990レベルで抑えましょう」という話で、 守れてもCO2排出量は膨大であることに変わりなし。・それでもアメリカやカナダは離脱。・そもそも中国やインドは途上国で対象外。・日本はリーマン・ショック不況と電力会社の排出権取引でなんとかクリアできたけど、 今後は原発停止でそんな余裕もないし、火発によるCO2増加もあって 今後の削減は無理
排出量を1990年レベルに留めても温暖化は進むのに、結局それ以上にCO2排出量は増加中。CO2削減なんて核戦争でも起こさない限り無理なんじゃないかな。
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
結局、地球温暖化対策はどのくらい差し迫っているのか (スコア:0)
温暖化がらみの学者のスキャンダルで、
少しまえまであった人類存亡の危機みたいな、深刻なトーンがなくなりましたよね。
ハリケーンなどの異常気象が頻発しているアメリカでも、実害が結構大きくなってきたけど、
ゆるやかに温暖化対策をしていく、いまのままの現状で大丈夫って流れなんでしょうか?
Re:結局、地球温暖化対策はどのくらい差し迫っているのか (スコア:3, 興味深い)
いろいろ難しい点があって,現時点では,
・どんな条件だと何度ぐらい温度が上がるのか?
の議論がようやくまとまってきたかな?という段階になります(ただまだ幅がそれなりにある).
次に何の議論が必要かというと,
・○○度上がったときに,どんな影響があるのか?
というところ(環境,経済への影響の評価)になるんですが,正直なところ現時点ではあまりにも見積もりに幅がありすぎて定量的な議論は紛糾してます.
これの何が問題かというと,「対策をとらないケースだと○○,対策1までだと××,対策2までだと△△の損害が出るから,費用対効果考えてもここまでやった方が良いよね?」という議論が出来ない,と言う点です.
つまり研究者側が社会&産業界に提示できるのが,「このまま行くと多分凄い損害が出るから,早く手を打った方が良いよ」という意見になってしまうわけです.
当然ながら社会やら産業界やらは「算出できてないよくわからない損害額」に対し対策をとるのは嫌ですから,合意はなかなか形成されません.そりゃまあそうですよね.
>どのくらい差し迫っているのか
影響を無くす,という意味での差し迫り方で言うと,既に撤退戦に入っています.
去年の中頃だったかの論文で検討されていたのですが,今世紀末までの気温上昇をゼロに抑えるのは既に無理という結論になっていて(「ドアは既に閉じた」とか書かれていた覚えが),後はまあ,どこに防衛線を引いてそこまでの撤退で済ませるか,という議論になります.
でまあこれも結局,「どこまでに抑えたらどのぐらいの被害で済むのか?」が算出し切れていないので(算出しているが,議論により幅がありすぎる),合意形成は現段階では無理でしょう.
あと2-30年もすればある程度の結果は出るんで,もうそれでいいかなと思う今日この頃.
実際,規制対象が対象だけに(何せエネルギーなんていうクリティカルな部分),全世界レベルでの合意形成が出来る気もしませんし.
本当ならもう人類終了 (スコア:0)
「不都合な真実」が真実ならもう人類終了確定です。
・京都議定書なんて所詮「排出量を1990レベルで抑えましょう」という話で、
守れてもCO2排出量は膨大であることに変わりなし。
・それでもアメリカやカナダは離脱。
・そもそも中国やインドは途上国で対象外。
・日本はリーマン・ショック不況と電力会社の排出権取引でなんとかクリアできたけど、
今後は原発停止でそんな余裕もないし、火発によるCO2増加もあって
今後の削減は無理
排出量を1990年レベルに留めても温暖化は進むのに、結局それ以上にCO2排出量は増加中。
CO2削減なんて核戦争でも起こさない限り無理なんじゃないかな。