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適当な妄想ですが、個人的には『理科史』みたいな教科がいいんじゃないかと思うんですよね。
『歴史』って枠ならいわゆる文系の人にも馴染みがあるだろうし、思想も含めた歴史の積み重ねとしての科学。みたいな。
現在最新の正しい科学を教えるだけじゃなくて、その当時の科学知識のレベルとか、その世相でどうしてこのような考え方が生まれたかとか、どのように反論され、どのように修正され、どのように完成していったか、とか、現在科学へと繋がってきた考えかたそのものを学ぶことはできんだろうか。とかそんな感じ。
高校までの物理なんてまさに歴史じゃないのか?
理科史を理解するためには、高校レベルの物理・化学等の理科科目は必須。
自分の出たとこ(高専)にそんな科目、科学技術史がありました。当時はあまり親しみを持てなかった科目でしたが、今となって振り返ってみると結構好きです。
地動説がなかなか信じられなかったのは、宗教的な弾圧よりもむしろ天動説に基づいて計算するほうが簡単で精度が高かったから(ケプラーの楕円軌道まで)とか、そういう話を覚えています。
大学入試レベルだと、例えば「天動説で計算した場合、計算精度が悪いものを順に並べよ(1)日の出の時刻(2)日食の開始時刻(3)月の出の時刻(4)うるう年の設定」とか、「ボルタの電池と現代のアルカリ乾電池の性能面の大きな違いを、それに伴う両者の化学変化を指摘しながら説明せよ」とか「アインシュタインがコペンハーゲン解釈に異論を唱えた背景を説明しなさい」とかですかね?
今の高校の理科だと、大昔のある一時期の体系をちょっとだけ教えるので、狭く深くでいいし、現代の理科はほとんどやらないので単純だけど、歴史となると現代との対比は不可避だよねぇ。
sakamoto氏とは別人ですが、私も物理推しです。高校物理で学ぶ原理は、さほど複雑でも難しくもありませんがそれ故に絶対に近い、自然科学の根幹を成すものです。いつか彼らが科学的な何かを学ぶとき、高校物理程度の物理の知識が有ると無いとでは理解の難易度が全く変わってしまいます。永久機関詐欺に騙されないために、様々な問題(ex,原子力)の危険性を正しく理解するために、身近な製品の品質や性能を正しく評価するために、彼らには物理を学んだ経験が必要だと確信しています。
hahahash氏の仰ることも分かるのですが、入試勉強以上の意味を学んだ人に与えるためには、ある程度体系的に科学を学ぶ必要があります。現在の高校物理のカリキュラムが良く出来ているとは言いませんが、単なる暗記科目として科学史を暗記しても科学的なセンスは身につきません。
また、大学を受験する場合、文系でもほとんどの方がセンター対策で数学を学んでいるはずです。せっかく学んだ数学、どういう風に現実で役に立つのか、物理で体験しておいた方が、数学を学ぶ意義が感じられて良いでしょう。
賛成!
それ、いいですね。
自分は学生時代、科学史の授業にちょくちょくモグリで入って聞いてた文転した元理系なので、教養という側面ではなく、勉強してたモチベーションについて語らせてください。
科学史の魅力は、科学や思想が「枯れたもの」として体系化されるまでの過程がわかるところにあると思うんです。
ある目的のために1から学ぶという点で、いわゆる普通の勉強と科学史に沿った勉強は同じようなものなんですが、勉強は体系化された学問をいかに効率的に学ぶかに最適化されているため、今やっていることが今後どのようにつな
理科系の大学だと一般教養分野で「科学史・科学論」的な科目があったりするけど、あれを高校の「総合理科」に組み入れて文理問わず必修にしていくのが良いのではないかと。(ただどういった教え方が良いのかは難しいんだけど)
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
一科目だけなら (スコア:1)
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re:一科目だけなら (スコア:5, 興味深い)
適当な妄想ですが、
個人的には『理科史』みたいな教科がいいんじゃないかと思うんですよね。
『歴史』って枠ならいわゆる文系の人にも馴染みがあるだろうし、
思想も含めた歴史の積み重ねとしての科学。みたいな。
現在最新の正しい科学を教えるだけじゃなくて、
その当時の科学知識のレベルとか、その世相でどうしてこのような考え方が生まれたかとか、
どのように反論され、どのように修正され、どのように完成していったか、とか、
現在科学へと繋がってきた考えかたそのものを学ぶことはできんだろうか。とかそんな感じ。
Re:一科目だけなら (スコア:1)
高校までの物理なんてまさに歴史じゃないのか?
Re:一科目だけなら (スコア:1)
理科史を理解するためには、高校レベルの物理・化学等の理科科目は必須。
Re:一科目だけなら (スコア:1)
自分の出たとこ(高専)にそんな科目、科学技術史がありました。当時はあまり親しみを持てなかった科目でしたが、今となって振り返ってみると結構好きです。
地動説がなかなか信じられなかったのは、宗教的な弾圧よりもむしろ天動説に基づいて計算するほうが簡単で精度が高かったから(ケプラーの楕円軌道まで)とか、そういう話を覚えています。
Re:一科目だけなら (スコア:1)
大学入試レベルだと、例えば「天動説で計算した場合、計算精度が悪いものを順に並べよ(1)日の出の時刻(2)日食の開始時刻(3)月の出の時刻(4)うるう年の設定」とか、「ボルタの電池と現代のアルカリ乾電池の性能面の大きな違いを、それに伴う両者の化学変化を指摘しながら説明せよ」とか「アインシュタインがコペンハーゲン解釈に異論を唱えた背景を説明しなさい」とかですかね?
今の高校の理科だと、大昔のある一時期の体系をちょっとだけ教えるので、狭く深くでいいし、現代の理科はほとんどやらないので単純だけど、歴史となると現代との対比は不可避だよねぇ。
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re: (スコア:0)
sakamoto氏とは別人ですが、私も物理推しです。
高校物理で学ぶ原理は、さほど複雑でも難しくもありませんがそれ故に絶対に近い、自然科学の根幹を成すものです。
いつか彼らが科学的な何かを学ぶとき、高校物理程度の物理の知識が有ると無いとでは理解の難易度が全く変わってしまいます。
永久機関詐欺に騙されないために、様々な問題(ex,原子力)の危険性を正しく理解するために、身近な製品の品質や性能を正しく評価するために、
彼らには物理を学んだ経験が必要だと確信しています。
hahahash氏の仰ることも分かるのですが、入試勉強以上の意味を学んだ人に与えるためには、ある程度体系的に科学を学ぶ必要があります。
現在の高校物理のカリキュラムが良く出来ているとは言いませんが、単なる暗記科目として科学史を暗記しても科学的なセンスは身につきません。
また、大学を受験する場合、文系でもほとんどの方がセンター対策で数学を学んでいるはずです。
せっかく学んだ数学、どういう風に現実で役に立つのか、物理で体験しておいた方が、数学を学ぶ意義が感じられて良いでしょう。
Re: (スコア:0)
適当な妄想ですが、
個人的には『理科史』みたいな教科がいいんじゃないかと思うんですよね。
賛成!
それ、いいですね。
自分は学生時代、科学史の授業にちょくちょくモグリで入って聞いてた文転した元理系なので、
教養という側面ではなく、勉強してたモチベーションについて語らせてください。
科学史の魅力は、科学や思想が「枯れたもの」として体系化されるまでの過程がわかるところにあると思うんです。
ある目的のために1から学ぶという点で、いわゆる普通の勉強と科学史に沿った勉強は同じようなものなんですが、
勉強は体系化された学問をいかに効率的に学ぶかに最適化されているため、今やっていることが今後どのようにつな
Re: (スコア:0)
理科系の大学だと一般教養分野で「科学史・科学論」的な科目があったりするけど、あれを
高校の「総合理科」に組み入れて文理問わず必修にしていくのが良いのではないかと。
(ただどういった教え方が良いのかは難しいんだけど)