「Xbox OneとPS4、価格と発売日が決定」記事へのコメント

PS3の反省をしたPS4と、一見PS3と同様のミスを犯している箱1

[I-say (18650)]

任天堂はいつも神ヒットコンテンツでの一発大逆転戦術なので横に置くとして。。。

360vsPS3の当初、PS3はゲーマーの方を向いてないマーケティングを展開して尚且つ値段も高い事が批判され、
CELLの使いにくさも相まって大きなバッシングを受けてしまった。
PS3がこのようにヘイトを買ってしまったため、
徹底的にゲーマーの方を向いたマーケティングだった360は欧米では前世代よりも大きく躍進する事に成功した。

今回、PS4はPS3時代の失敗を大変良く反省しているように見える。
箱1と同様にビデオオンデマンド等のサービスは準備はしているようだがこの段階ではなるべく触れないようにし、
国粋主義者ならぬゲーム粋主義者を刺激しないように努め、
価格も過去の成功体験に準ずるレベルまで抑え込んだ。
100点満点で120点や200点というような革新はないが、100点満点と言っていいレベルと言える。

他方、箱1の方はPS3と同じミスを犯してしまっているように伺える。
株主や業者等を意識してしまったのかビデオ、TV等のゲーム外のサービスを前面に打ち出す一方で
ゲームの新しいライセンス体系とも呼べるようなシステムについてどのようにするかすら最近までまとまっておらず、
メリット面をアピールする事に失敗し、24時間制限、貸し借り手続き等の不便そうな雰囲気ばかりが広まってしまい、
ゲーム粋主義者の怒りを買ってしまった。
ゲーム外のサービス等、後でCES等他の場所でやれば良かったはず。
さらに欲張ってKinectを同梱してしまい、競合よりも100ドルも高い製品になってしまった。

もちろん360vsPS3時代を純粋にあべこべにした状態なわけではなく、
CELLという後戻り出来ないモノを抱えていたPS3に比べれば箱1は方針転換が十分可能な状態だと思う。
PS3が当初の絶望的状況から盛り返せた事を考えれば楽なモノのはずだ。

まあ、あれだ。どっちも頑張れ！