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いつの間にか「核融合」の名前が消えて「レーザーエネルギー学研究センター」になっちゃってますね。1990年に大阪でロシアの偉い先生が20世紀中には(レーザー)核融合発電できるよと電気学会の講演会で言うてはったのに。レーザー媒質の結晶なのかレンズの精度なのかなにがダメなんだろう。
いつの間にか「核融合」の名前が消えて「レーザーエネルギー学研究センター」になっちゃってますね。
それは「レーザー核融合に見込みが無いから」ではなく、「核融合用レーザーのもたらす超高温・超高圧に(宇宙物理学などへの)高い応用が期待できるから」。実際は実用炉に向いた高速点火用ターゲットの量産、炉への投入も含めた実用化に向けた地に足の着いた研究を進めている。
米国のNIFが頓挫した最大の理由は水爆のシミュレートである中心点火にこだわったからだろう。一般に中心点火のほうが高速点火よりも大きなエネルギーを必要とする。阪大は施設全体が小さくて済む高速点火を選んだ。繰り返し点火についても、
「レーザー核融合」、毎秒1回の100連続反応に成功http://srad.jp/story/12/04/10/1649200/ [srad.jp]
にあるように研究は進んでいる。高速点火を続ける限り日本にはまだ望みはある。
・間接照射・中心点火 ターゲットは燃料球の周りを金属製の殻で包んだもの。レーザーは殻の一部に照射。高温に加熱された殻はX線を放射。オーブンのように殻内部をX線で満たして燃料球をまんべんなく加熱する。アメリカが中心となって研究。点火方式が水爆に酷似しているのが理由。
・直接照射・高速点火 圧縮用レーザーを燃料球表面に直接照射・圧縮した後、燃料の一点に超高出力・極短パルスのレーザーを燃料して点火。連鎖反応で燃料全体を燃やし尽くす。日本が中心となって研究。
発振すると熱で発振器、レンズが歪むとどっかで読んだ。(しかしこれがすべてではなかった気がする。)
トカマクとレーザー点火を合体させたらうまくイカンかな?まーあれに関わっている人達は物理の天才達だから、そんなことはすでに考えているだろうけど(´・ω・`)>核融合の採算http://srad.jp/comments.pl?sid=593739&cid=2330606 [srad.jp]
>発振すると熱で発振器、レンズが歪むとどっかで読んだ。
レーザ媒質やレンズに不純物や結晶の異常(?)があるとそこから歪が広がってダメになるので作るのがしんどいって話を学生時代に阪大レーザーセンターの人の論文か発表で聞いた気がした。なんだかんだと内製が多いので職人的な手わざも磨かないとダメだとか愚痴ってたっけ。
そんなところに頼らないとダメなら当分ダメなんだろうなぁと当時の自分は思ってたけど。やっぱりうまくいかないんでしょうね。
100年近く地道に研究しつつ、核融合触媒とかポロリと見つからんかなあ。
μ粒子は核融合の触媒になります。発電に使う研究をしている人もいたと思います。
それから、パラジウムやプラチナ電極で重水を電気分解するだけという、試験管核融合の夢も完全に途絶えた訳ではありません。
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
阪大のレーザー核融合研究センターからも (スコア:3, 参考になる)
いつの間にか「核融合」の名前が消えて「レーザーエネルギー学研究センター」になっちゃってますね。
1990年に大阪でロシアの偉い先生が20世紀中には(レーザー)核融合発電できるよと電気学会の講演会で言うてはったのに。
レーザー媒質の結晶なのかレンズの精度なのかなにがダメなんだろう。
Re:阪大のレーザー核融合研究センターからも (スコア:5, 参考になる)
いつの間にか「核融合」の名前が消えて「レーザーエネルギー学研究センター」になっちゃってますね。
それは「レーザー核融合に見込みが無いから」ではなく、
「核融合用レーザーのもたらす超高温・超高圧に(宇宙物理学などへの)高い応用が期待できるから」。
実際は実用炉に向いた高速点火用ターゲットの量産、炉への投入も含めた実用化に向けた地に足の着いた研究を進めている。
米国のNIFが頓挫した最大の理由は水爆のシミュレートである中心点火にこだわったからだろう。一般に中心点火のほうが高速点火よりも大きなエネルギーを必要とする。阪大は施設全体が小さくて済む高速点火を選んだ。繰り返し点火についても、
「レーザー核融合」、毎秒1回の100連続反応に成功
http://srad.jp/story/12/04/10/1649200/ [srad.jp]
にあるように研究は進んでいる。高速点火を続ける限り日本にはまだ望みはある。
上記補足 (スコア:4, 参考になる)
・間接照射・中心点火 ターゲットは燃料球の周りを金属製の殻で包んだもの。レーザーは殻の一部に照射。高温に加熱された殻はX線を放射。オーブンのように殻内部をX線で満たして燃料球をまんべんなく加熱する。アメリカが中心となって研究。点火方式が水爆に酷似しているのが理由。
・直接照射・高速点火 圧縮用レーザーを燃料球表面に直接照射・圧縮した後、燃料の一点に超高出力・極短パルスのレーザーを燃料して点火。連鎖反応で燃料全体を燃やし尽くす。日本が中心となって研究。
Re: (スコア:0)
発振すると熱で発振器、レンズが歪むとどっかで読んだ。
(しかしこれがすべてではなかった気がする。)
トカマクとレーザー点火を合体させたらうまくイカンかな?
まーあれに関わっている人達は物理の天才達だから、そんなことはすでに
考えているだろうけど(´・ω・`)
>核融合の採算
http://srad.jp/comments.pl?sid=593739&cid=2330606 [srad.jp]
Re:阪大のレーザー核融合研究センターからも (スコア:1)
>発振すると熱で発振器、レンズが歪むとどっかで読んだ。
レーザ媒質やレンズに不純物や結晶の異常(?)があるとそこから歪が広がってダメになるので
作るのがしんどいって話を学生時代に阪大レーザーセンターの人の論文か発表で聞いた気がした。
なんだかんだと内製が多いので職人的な手わざも磨かないとダメだとか愚痴ってたっけ。
そんなところに頼らないとダメなら当分ダメなんだろうなぁと当時の自分は思ってたけど。
やっぱりうまくいかないんでしょうね。
Re: (スコア:0)
100年近く地道に研究しつつ、核融合触媒とかポロリと見つからんかなあ。
Re:阪大のレーザー核融合研究センターからも (スコア:1)
μ粒子は核融合の触媒になります。
発電に使う研究をしている人もいたと思います。
それから、パラジウムやプラチナ電極で重水を電気分解するだけという、
試験管核融合の夢も完全に途絶えた訳ではありません。
Re: (スコア:0)