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書籍というのは年間7~8万点もの新刊が発売される非常に回転の速い業界。そのうちの大部分はそれこそ採算ぎりぎりのラインに価格設定がされていて、重版がかからないと出版社はまともな利益を得られない。また、倉庫も資金も乏しい中小書店は本来商品の入れ替えが難しく、新刊を旬のうちに店頭に並べるというのは普通の問屋流通では不可能。
本というのは文化を支えるのに重要な役目を果たしては居るが、所詮は嗜好品でしかない。そのまま放置していれば地方には商品は提供されなくなり、重大な文化格差を生んでしまう。
しかし、実際には地方の書店でも、交通網の
中小書店には,新刊書籍の配本が後回しにされ,頼んでもいない大手書店の不良在庫が大量に押し込まれるという現実や,ハリーポッターシリーズの日本語版刊行の際の混乱は,現在のシステムが有効に作用していないからでは?
特にハリーポッターの件では,中小零細出版社がヒット作品を取り扱うこと自体が業界の中で問題視されていました.つまり,中小零細出版社は事実上大きくなれない,なろうとしてはいけない,背伸びすることは業界に対して迷惑をかけるという空気が出来ていましたよね.
委託販売制から責任販売制へと取引・販売方法も多様化しているなかで,このようなことは業界の成長にはつながらず,ただただ,肥え太る所と衰退する所がはっきりとわかれ,業界が腐っていくだけなのではないですかね?
ハリーポッターシリーズは委託販売ではなく、返本を認めない買い切りだったのが混乱の原因ですよ。世界的ビッグタイトルなので書店では沢山仕入れて大々的にフェアをやるが、見込み違いで売れ残ってしまって異例のワゴンセール行きしてるのを見かけた人も多かったんじゃないですかね。他にも、岩波書店は返本を認めないので、中小の書店には岩波文庫はほとんど置いていないなんて話もあったりします。
ネット通販の発達等で返本制度がだんだん疲弊してきているのは確かですが、まだまだその恩恵は大きいと思いますよ。
とはいえ、なんか悪用(特に資金のプールとか)が結果として本屋とか出版の壊死の元な気もするので、もうちょっと見直しは必要な気がする...
# でもメスいれるの難しい(仕組み的に)だろうなとは思う。# 反発はまあ別の問題かなと
零細出版側が売れ残りリスクを最小限にする為に,第三巻まで売れ行きをみながら印刷し委託販売をしていたら,足りないからもっとどんどん回せとなって,書店側の要望により第四巻以降責任販売に切り替えたら,他の商品では当たり前の事前予約制度と,併せて正確な売り上げ予測が書店側で出来ていないことにより不良在庫を抱えた所が目立ったという話であり,委託販売のぬるま湯が商売感覚を鈍らせていると言えるのではないでしょうか?一般の商品ならそんな間抜けな取引をしたら,担当者が処分されたりすることが当たり前なのでは.出版業界ではベストセラー祭をやるが,
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
再販制度が文化を守っているというのはどういうことなのか (スコア:5, 参考になる)
書籍というのは年間7~8万点もの新刊が発売される非常に回転の速い業界。そのうちの大部分はそれこそ採算ぎりぎりのラインに価格設定がされていて、重版がかからないと出版社はまともな利益を得られない。
また、倉庫も資金も乏しい中小書店は本来商品の入れ替えが難しく、新刊を旬のうちに店頭に並べるというのは普通の問屋流通では不可能。
本というのは文化を支えるのに重要な役目を果たしては居るが、所詮は嗜好品でしかない。そのまま放置していれば地方には商品は提供されなくなり、重大な文化格差を生んでしまう。
しかし、実際には地方の書店でも、交通網の
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
中小書店には,新刊書籍の配本が後回しにされ,頼んでもいない大手書店の不良在庫が大量に押し込まれるという現実や,
ハリーポッターシリーズの日本語版刊行の際の混乱は,現在のシステムが有効に作用していないからでは?
特にハリーポッターの件では,中小零細出版社がヒット作品を取り扱うこと自体が業界の中で問題視されていました.
つまり,中小零細出版社は事実上大きくなれない,なろうとしてはいけない,背伸びすることは業界に対して迷惑をかけるという空気が出来ていましたよね.
委託販売制から責任販売制へと取引・販売方法も多様化しているなかで,このようなことは業界の成長にはつながらず,
ただただ,肥え太る所と衰退する所がはっきりとわかれ,業界が腐っていくだけなのではないですかね?
Re:再販制度が文化を守っているというのはどういうことなのか (スコア:1)
ハリーポッターシリーズは委託販売ではなく、返本を認めない買い切りだったのが混乱の原因ですよ。
世界的ビッグタイトルなので書店では沢山仕入れて大々的にフェアをやるが、見込み違いで売れ残ってしまって異例のワゴンセール行きしてるのを見かけた人も多かったんじゃないですかね。
他にも、岩波書店は返本を認めないので、中小の書店には岩波文庫はほとんど置いていないなんて話もあったりします。
ネット通販の発達等で返本制度がだんだん疲弊してきているのは確かですが、まだまだその恩恵は大きいと思いますよ。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:再販制度が文化を守っているというのはどういうことなのか (スコア:1)
とはいえ、なんか悪用(特に資金のプールとか)が結果として本屋とか出版の壊死の元な気もするので、もうちょっと見直しは必要な気がする...
# でもメスいれるの難しい(仕組み的に)だろうなとは思う。
# 反発はまあ別の問題かなと
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re: (スコア:0)
零細出版側が売れ残りリスクを最小限にする為に,第三巻まで売れ行きをみながら印刷し委託販売をしていたら,足りないからもっとどんどん回せとなって,
書店側の要望により第四巻以降責任販売に切り替えたら,他の商品では当たり前の事前予約制度と,併せて正確な売り上げ予測が書店側で出来ていないことにより
不良在庫を抱えた所が目立ったという話であり,委託販売のぬるま湯が商売感覚を鈍らせていると言えるのではないでしょうか?
一般の商品ならそんな間抜けな取引をしたら,担当者が処分されたりすることが当たり前なのでは.
出版業界ではベストセラー祭をやるが,