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駅構内の発車時刻案内板はそもそも単純な垂れ流しのシリアル通信で送られてきたデータ(またはデータを変換したもの)を表示してるだけじゃないの?ならば発車時刻案内板に垂れ流しているデータをそのまま、あるいはデータ形式を変換してwebに垂れ流せば良いのではないかと思うのだが、そう簡単にはいかないシステム上の問題・大人の事情等があるのだろうか?
中の人情報なのでだいぶぼやかして書きますが
駅の発車時刻案内表示は旅客案内表示装置といいまして運行管理システムの一部分です。で、運行管理システムはPRCや連動装置や沿線防災、列車無線などを含む列車運行の安全を確保する重要な仕組みなわけで、たとえTCP/IPやLinux,Windowsを利用したオープンな仕組みとはいえ、基本的には公衆回線を通らない鉄道会社が設備として持つ回線を利用して通信しています。
そこまでクローズドな環境に後付けでインターネットをつなぐとなると、基本設計から見直したりCTC設備側にFWを入れたり、データ変換用サーバを入れたり、結構な追加投資をして物理的な施策を講じると同時に、社内のポリシーやら規定変更、関係各社・各箇所との調整やら何やら非常に面倒な手続きが待ち構えているわけです。
さて、これらを前提とした場合、あなたが担当者だとして、カメラと動画配信サーバくらいですむシステムの開発と運行管理システムの仕様変更とどちらを選択したいですか?
赤外線で回路絶縁するようなチップがあるけど、ああいうので、受信のみ可能な状態にしてパケットキャプチャすればOKなんじゃないの?
そこに流れるのが運行情報だけであれば問題ないでしょうが、実際には様々な機密情報(痴漢などの犯罪に関する警察情報や、いわゆる「特定旅客」の方々の動向の情報、社員情報など)が流れうるネットワークでもありますので、公開は難しいと思いますよ。
言い換えれば、「受信だけなら攻撃される心配がないんだから、社内LANを公開してみたら?」って言ってるようなもんでしょう。
うーん、「運行システムをのっとられる可能性が、もしかしたら・ひょっとすると・t検定・微レ存・υーσでも否定できない」危険性をわざわざシステムに直に組みこむことが、今回紹介されたシステムを凌駕するメリットは?
・リアルタイム性・耐障害性・低価格性・メンテナンス費・ソフト・ハード開発費用・情報の正確さ
どの面においても、今回のシステムが勝つと思うんだが
データを直接配信するのに比べてライブカメラが劣る点は、配信される情報の加工しやすさでしょ。例えば経路検索サービスで各鉄道会社の遅れを反映してより良い結果を提示するのに使いたい場合に、ライブカメラの映像ではすごく使いにくい。ライブカメラと OCR を組み合わせてもある程度はエミュレートできるだろうけれど、当面 OCR には誤認識の問題が付いて回るし、ライブカメラで配信するためには情報が出ているモニターがないといけないので、配信できる情報量も限られる。
データを直接配信する方がライブカメラより労力がずっと大きいのはその通りだと思う。でも、メリットが何もないかのような主張には賛成できないな。メリットが労力に見合うかどうかは、利用者が何を求めるかによる。
>利用者が何を求めるかによる。
文字情報でくれって、求められてるの?欲しいんなら、その人が提供されてる画像から読み取る仕組み作ればいいんじゃね?
メリットだけ着目するのはおかしい、というのが元コメの視点だけど。
>「運行システムをのっとられる可能性が、もしかしたら・ひょっとすると・t検定・微レ存・υーσでも否定できない」危険性を>わざわざシステムに直に組みこむこと
このリスクに対して「画像じゃなくて文字情報で提供する」ことの、運営者側のメリットって何?
フォトカプラ [srad.jp]だね。
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
なぜカメラを使うのか? (スコア:1)
駅構内の発車時刻案内板はそもそも単純な垂れ流しのシリアル通信で送られてきたデータ(またはデータを変換したもの)を表示してるだけじゃないの?
ならば発車時刻案内板に垂れ流しているデータをそのまま、あるいはデータ形式を変換してwebに垂れ流せば良いのではないかと思うのだが、そう簡単にはいかないシステム上の問題・大人の事情等があるのだろうか?
Re: (スコア:5, 興味深い)
中の人情報なのでだいぶぼやかして書きますが
駅の発車時刻案内表示は旅客案内表示装置といいまして運行管理システムの一部分です。
で、運行管理システムはPRCや連動装置や沿線防災、列車無線などを含む列車運行の安全を確保する重要な仕組みなわけで、
たとえTCP/IPやLinux,Windowsを利用したオープンな仕組みとはいえ、
基本的には公衆回線を通らない鉄道会社が設備として持つ回線を利用して通信しています。
そこまでクローズドな環境に後付けでインターネットをつなぐとなると、基本設計から見直したり
CTC設備側にFWを入れたり、データ変換用サーバを入れたり、結構な追加投資をして物理的な施策を講じると同時に、
社内のポリシーやら規定変更、関係各社・各箇所との調整やら何やら非常に面倒な手続きが待ち構えているわけです。
さて、これらを前提とした場合、
あなたが担当者だとして、カメラと動画配信サーバくらいですむシステムの開発と運行管理システムの仕様変更とどちらを選択したいですか?
繋ぐ必要ない気が (スコア:2)
赤外線で回路絶縁するようなチップがあるけど、ああいうので、受信のみ可能な状態にしてパケットキャプチャすればOKなんじゃないの?
uxi
Re:繋ぐ必要ない気が (スコア:2, すばらしい洞察)
そこに流れるのが運行情報だけであれば問題ないでしょうが、実際には様々な機密情報(痴漢などの犯罪に関する警察情報や、いわゆる「特定旅客」の方々の動向の情報、社員情報など)が流れうるネットワークでもありますので、公開は難しいと思いますよ。
言い換えれば、「受信だけなら攻撃される心配がないんだから、社内LANを公開してみたら?」って言ってるようなもんでしょう。
Re: (スコア:0)
うーん、「運行システムをのっとられる可能性が、もしかしたら・ひょっとすると・t検定・微レ存・υーσでも否定できない」危険性を
わざわざシステムに直に組みこむことが、今回紹介されたシステムを凌駕するメリットは?
・リアルタイム性
・耐障害性
・低価格性
・メンテナンス費
・ソフト・ハード開発費用
・情報の正確さ
どの面においても、今回のシステムが勝つと思うんだが
Re:繋ぐ必要ない気が (スコア:2)
データを直接配信するのに比べてライブカメラが劣る点は、配信される情報の加工しやすさでしょ。例えば経路検索サービスで各鉄道会社の遅れを反映してより良い結果を提示するのに使いたい場合に、ライブカメラの映像ではすごく使いにくい。ライブカメラと OCR を組み合わせてもある程度はエミュレートできるだろうけれど、当面 OCR には誤認識の問題が付いて回るし、ライブカメラで配信するためには情報が出ているモニターがないといけないので、配信できる情報量も限られる。
データを直接配信する方がライブカメラより労力がずっと大きいのはその通りだと思う。でも、メリットが何もないかのような主張には賛成できないな。メリットが労力に見合うかどうかは、利用者が何を求めるかによる。
Re: (スコア:0)
>利用者が何を求めるかによる。
文字情報でくれって、求められてるの?
欲しいんなら、その人が提供されてる画像から読み取る仕組み作ればいいんじゃね?
Re: (スコア:0)
メリットだけ着目するのはおかしい、というのが元コメの視点だけど。
>「運行システムをのっとられる可能性が、もしかしたら・ひょっとすると・t検定・微レ存・υーσでも否定できない」危険性を
>わざわざシステムに直に組みこむこと
このリスクに対して「画像じゃなくて文字情報で提供する」ことの、運営者側のメリットって何?
Re: (スコア:0)
フォトカプラ [srad.jp]だね。