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例えば,ドルビー3D方式は右目用と左目用に異なる3原色を利用,ダイクロイックフィルターをメガネにして右目と左目に異なる映像を送っています.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC3D [wikipedia.org]
特定の色のみを透過,反射させるためには,誘電体多層膜が一般的な技術ですが,高価です.しかも,特定の3色のみを反射,のこりを全て透過する膜設計は大変難しい.
今回の技術は,塗布するナノ粒子の直径を選べば反射する波長が変わるのでしょう.コストダウン,性能向上に期待が持たれる新手法です.
銀ナノ粒子の場合、プラズモン吸収は400nm~、散乱はそれより若干長波長(記事では460nm)になるので・材質を替える(金ナノ粒子では銀ナノ粒子より長波長)・形状を替える(球状ナノ粒子→ナノロッド(棒状)で長波長側にシフト)・電圧をかける(?・・・って論文があったと思った)などの対策が考えられます。銀ナノワイヤーは、ガラスに塗布してITOに代わる導電性ガラスとする応用が考えられており、こういう光散乱の特性をあわせても面白い材料になるかもしれませんね。
また、貴金属を使わないプラズモン材料としてアルミニウム薄膜があり、可視光域をカバーするフィルターとして利用が考えられていますね。http://ci.nii.ac.jp/naid/110007999498 [nii.ac.jp]アルミニウムの場合、金や銀とは違ってナノ粒子を湿式法で合成するのは困難で、蒸着膜を電子線などで加工する場合、コロイド分散液を塗布するよりコスト高になるかもしれませんが。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
似たような技術が実用化されてるが,手法が新しい (スコア:5, 参考になる)
例えば,ドルビー3D方式は右目用と左目用に異なる3原色を利用,
ダイクロイックフィルターをメガネにして右目と左目に異なる映像を
送っています.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC3D [wikipedia.org]
特定の色のみを透過,反射させるためには,誘電体多層膜が一般的
な技術ですが,高価です.しかも,特定の3色のみを反射,のこりを
全て透過する膜設計は大変難しい.
今回の技術は,塗布するナノ粒子の直径を選べば反射する波長が変わるのでしょう.
コストダウン,性能向上に期待が持たれる新手法です.
Re:似たような技術が実用化されてるが,手法が新しい (スコア:4, 参考になる)
銀ナノ粒子の場合、プラズモン吸収は400nm~、散乱はそれより若干長波長(記事では460nm)になるので
・材質を替える(金ナノ粒子では銀ナノ粒子より長波長)
・形状を替える(球状ナノ粒子→ナノロッド(棒状)で長波長側にシフト)
・電圧をかける(?・・・って論文があったと思った)
などの対策が考えられます。
銀ナノワイヤーは、ガラスに塗布してITOに代わる導電性ガラスとする応用が考えられており、
こういう光散乱の特性をあわせても面白い材料になるかもしれませんね。
また、貴金属を使わないプラズモン材料としてアルミニウム薄膜があり、
可視光域をカバーするフィルターとして利用が考えられていますね。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007999498 [nii.ac.jp]
アルミニウムの場合、金や銀とは違ってナノ粒子を湿式法で合成するのは困難で、
蒸着膜を電子線などで加工する場合、コロイド分散液を塗布するよりコスト高になるかもしれませんが。