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>重力波の到来で2点間の距離がわずかに伸縮するのをとらえることで天体の距離計測を行う。
これは正確ではないの訂正させていただきます。時空の伸縮をとらえることで,重力波の波形を知ることができます。これがKAGRAの生成する一次的な観測データです。この波形を解析することで,様々な天文学的情報を引き出すことができます。確かに,連星中性子星の合体から来る重力波の波形を解析すると,この連星系までの距離を求めることができます。しかし,得られる情報はこれだけに留まりません。中性子星の状態方程式に関する制限や,合体後にできるブラックホールの質量,スピン等,さまざまな情報を引き出すことができます。また,連星中性子星合体以外の重力波源もあり,それぞれ得られる情報は違います。
すいません,無知な人に教えて下さい
重力波ってノイズ以上のものが観測されているのでしょうか?ノイズ源から隠すのは解るのですが,物質(山塊)の下では弱い波の類は遮られてしまわないのでしょうか?
#ずいぶん昔のブルーバックスから進化してないばかりか,劣化してるもんで......
>重力波ってノイズ以上のものが観測されているのでしょうか?
ちょっと意味が取りにくい質問ですが,「重力波は観測されたか」という意味でしたら,今まで重力波が直接的に検出されたことはありません。なので,現在までに重力波検出器が吐き出したデータは全て雑音であったと言えます。
>ノイズ源から隠すのは解るのですが,物質(山塊)の下では弱い波の類は遮られてしまわないのでしょうか?
重力波は物質との相互作用が極端に弱いので,山などはほぼ素通りです。なので遮られません。逆に相互作用が弱いので,検出するのも難しいわけですが。この辺りの事情はニュートリノに似ています。
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距離計測のみが目的ではない (スコア:1)
>重力波の到来で2点間の距離がわずかに伸縮するのをとらえることで天体の距離計測を行う。
これは正確ではないの訂正させていただきます。
時空の伸縮をとらえることで,重力波の波形を知ることができます。これがKAGRAの生成する一次的な観測データです。この波形を解析することで,様々な天文学的情報を引き出すことができます。
確かに,連星中性子星の合体から来る重力波の波形を解析すると,この連星系までの距離を求めることができます。しかし,得られる情報はこれだけに留まりません。中性子星の状態方程式に関する制限や,合体後にできるブラックホールの質量,スピン等,さまざまな情報を引き出すことができます。また,連星中性子星合体以外の重力波源もあり,それぞれ得られる情報は違います。
Re:距離計測のみが目的ではない (スコア:0)
すいません,無知な人に教えて下さい
重力波ってノイズ以上のものが観測されているのでしょうか?
ノイズ源から隠すのは解るのですが,物質(山塊)の下では弱い波の類は遮られてしまわないのでしょうか?
#ずいぶん昔のブルーバックスから進化してないばかりか,劣化してるもんで......
Re:距離計測のみが目的ではない (スコア:1)
>重力波ってノイズ以上のものが観測されているのでしょうか?
ちょっと意味が取りにくい質問ですが,「重力波は観測されたか」という意味でしたら,今まで重力波が直接的に検出されたことはありません。なので,現在までに重力波検出器が吐き出したデータは全て雑音であったと言えます。
>ノイズ源から隠すのは解るのですが,物質(山塊)の下では弱い波の類は遮られてしまわないのでしょうか?
重力波は物質との相互作用が極端に弱いので,山などはほぼ素通りです。なので遮られません。逆に相互作用が弱いので,検出するのも難しいわけですが。この辺りの事情はニュートリノに似ています。