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アメリカでは日本よりゴルフにお金も時間もかからない。でも、人が住む半分ぐらいの地域は冬場の4〜5ヶ月ぐらいは雪に埋もれる。日本では久しくゴルフをしたことがないので変わったかも知れないが、アメリカではカートを運転して移動する人とバッグを担ぐか引っ張って回る人がいる。日本のようにキャディーがついて、ブラブラ歩いて回るシステムは普通はない。平地の少ない日本のゴルフコースは山あいか河川敷がほとんどだが、山のコースは見通せないような所ばかりでキャディーが居なければどっちへ打つのか判らないような所も多い。河川敷は逆にたんたらたんでひたすらまっすぐでとても単調だったりする。アメリカは土地があるから山間でも見通せることが多いし、そもそも距離が長い。全体を通せばどう見てもアメリカの方がゴルフに向いている。場所としては。でも、国民性からすると案外日本向き。なんせ”技術立国”だから、ゴルフクラブやボールは技術うんちくを詰め込むのに絶好なもの。テニスだとラケットやガットとシューズぐらい。ゴルフクラブだとフルセットならそれだけで10以上の詰め込み先がある。アメリカの人でもそういうのも好きな人は日本の人以上だが、絶対数はかなり少ない。アメリカの1ラウンドは18ホール。日本だと9ホールかける2。理由は間での休憩の有無。日本で回るとそれなりに客が入っているとハーフが終わると休憩時間になって大抵6時間はかかると思うが、アメリカなら(場所と腕によるかも知れないが)長くてもフツーは5時間は超えない。うまい人がカートを使えば4時間を切ることも可能だと思う。それでもゴルフ場までの往復が1時間ぐらいとして5時間。軽い食事はどこかで必要だろうから、結局それでも6時間ぐらいは必要。TV中継にしても全編を見るにはプロであってもそれなりの組数を見ると7,8時間かかってしまう。アメリカのマニア名中継でも最終組の後半9ホール程度にしている。それでも4時間とかになる。長い男子テニスをフルセットで見ても3時間珍しいし、野球やフットボール、バスケ、サッカーでもそんなにかからない。そういう意味でやっても、見てもかなり他に比べて時間のかかるスポーツだ。まあ、水辺に遊びにいっても、山歩きしてもアウトドアならそれぐらいの時間がかかることが多いが、コンピュータ遊びがここまで普及すると限られたアウトドア派から競技人口を稼がないといけないから大変なのだろう。先進国ではどこでも少子化があるのでそれも全体のマスを考えるときにはこれも重要かも知れない。一般の人気が下がるとトーナメントのスポンサーが減る。そうするとTV中継も減るのでゴルフを始める子供が減る。そうすると近い将来の選手のレベルが下がるので更に悪くなると言う負のスパイラルに入る。先日、女子中学生が優勝していたが、いろいろな意味でその前の女子高生の優勝が影響した可能性はあると思う。このケースは正のスパイラル。ルールをいじったり、道具をいじったりするのはアマチュア向けに即効性はあるかもしれないが(飛ぶボールやクラブは昔からある)、本質的な競技人口の増加と言えないかも知れない。もちろん、Judoのような生き方もあり商売ならそれでいいが、競技者としては柔道で蟻続けて欲しいと思うだろう。その辺を誤ると全く違うものになって、競技者全体が入れ替わる可能性すらありそうだ。スキーとスノボ、バレーボールとビーチバレー、体操と新体操、硬式テニスと軟式テニス・・・似ているがスポーツとしてはかなり違う。Jリーグの仕掛けがある前のサッカーは、今のラグビー程度の扱いだったし底辺の競技人口もその程度だった。今の20台の人には想像もつかないだろう。でも、世代を巻き込む仕掛けはそのぐらいの時間が必要だ。ゴルフ、テニス、スキー、ボーリング、ダイビング・・・長い目を見た訳で無く一過性の流行としてあるときに凄まじい勢いで広がったスポーツは結構あるが、ビジネスの仕掛けがないと2世代目が育たないので均衡化する位置は結構低い。本気でルールや道具で競技者人口を増やせると思っているのなら、ゴルフも先が暗いように思う。
まあ、ニュースのネタと知りながら暇なので書いてみた。
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Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級
話題作りなら成功か (スコア:1)
アメリカでは日本よりゴルフにお金も時間もかからない。でも、人が住む半分ぐらいの地域は冬場の4〜5ヶ月ぐらいは雪に埋もれる。
日本では久しくゴルフをしたことがないので変わったかも知れないが、アメリカではカートを運転して移動する人とバッグを担ぐか引っ張って回る人がいる。日本のようにキャディーがついて、ブラブラ歩いて回るシステムは普通はない。平地の少ない日本のゴルフコースは山あいか河川敷がほとんどだが、山のコースは見通せないような所ばかりでキャディーが居なければどっちへ打つのか判らないような所も多い。河川敷は逆にたんたらたんでひたすらまっすぐでとても単調だったりする。アメリカは土地があるから山間でも見通せることが多いし、そもそも距離が長い。全体を通せばどう見てもアメリカの方がゴルフに向いている。場所としては。でも、国民性からすると案外日本向き。なんせ”技術立国”だから、ゴルフクラブやボールは技術うんちくを詰め込むのに絶好なもの。テニスだとラケットやガットとシューズぐらい。ゴルフクラブだとフルセットならそれだけで10以上の詰め込み先がある。アメリカの人でもそういうのも好きな人は日本の人以上だが、絶対数はかなり少ない。
アメリカの1ラウンドは18ホール。日本だと9ホールかける2。理由は間での休憩の有無。日本で回るとそれなりに客が入っているとハーフが終わると休憩時間になって大抵6時間はかかると思うが、アメリカなら(場所と腕によるかも知れないが)長くてもフツーは5時間は超えない。うまい人がカートを使えば4時間を切ることも可能だと思う。それでもゴルフ場までの往復が1時間ぐらいとして5時間。軽い食事はどこかで必要だろうから、結局それでも6時間ぐらいは必要。TV中継にしても全編を見るにはプロであってもそれなりの組数を見ると7,8時間かかってしまう。アメリカのマニア名中継でも最終組の後半9ホール程度にしている。それでも4時間とかになる。長い男子テニスをフルセットで見ても3時間珍しいし、野球やフットボール、バスケ、サッカーでもそんなにかからない。そういう意味でやっても、見てもかなり他に比べて時間のかかるスポーツだ。まあ、水辺に遊びにいっても、山歩きしてもアウトドアならそれぐらいの時間がかかることが多いが、コンピュータ遊びがここまで普及すると限られたアウトドア派から競技人口を稼がないといけないから大変なのだろう。先進国ではどこでも少子化があるのでそれも全体のマスを考えるときにはこれも重要かも知れない。
一般の人気が下がるとトーナメントのスポンサーが減る。そうするとTV中継も減るのでゴルフを始める子供が減る。そうすると近い将来の選手のレベルが下がるので更に悪くなると言う負のスパイラルに入る。先日、女子中学生が優勝していたが、いろいろな意味でその前の女子高生の優勝が影響した可能性はあると思う。このケースは正のスパイラル。ルールをいじったり、道具をいじったりするのはアマチュア向けに即効性はあるかもしれないが(飛ぶボールやクラブは昔からある)、本質的な競技人口の増加と言えないかも知れない。もちろん、Judoのような生き方もあり商売ならそれでいいが、競技者としては柔道で蟻続けて欲しいと思うだろう。その辺を誤ると全く違うものになって、競技者全体が入れ替わる可能性すらありそうだ。スキーとスノボ、バレーボールとビーチバレー、体操と新体操、硬式テニスと軟式テニス・・・似ているがスポーツとしてはかなり違う。
Jリーグの仕掛けがある前のサッカーは、今のラグビー程度の扱いだったし底辺の競技人口もその程度だった。今の20台の人には想像もつかないだろう。でも、世代を巻き込む仕掛けはそのぐらいの時間が必要だ。ゴルフ、テニス、スキー、ボーリング、ダイビング・・・長い目を見た訳で無く一過性の流行としてあるときに凄まじい勢いで広がったスポーツは結構あるが、ビジネスの仕掛けがないと2世代目が育たないので均衡化する位置は結構低い。本気でルールや道具で競技者人口を増やせると思っているのなら、ゴルフも先が暗いように思う。
まあ、ニュースのネタと知りながら暇なので書いてみた。
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