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ドイツの森林では未だに「放射能汚染されたイノシシ」が徘徊している」記事へのコメント

  • このドイツのイノシシの話は、原発に関連して定番のように出て来る話なので、ほんとかな、どうなってるのかと前から気になってた。まあ、反原発の人たちが大げさに言ってる面もあるだろうと。
    そこで、ドイツ語での記事をいくつか検索して調べてみた。すると、どうも事実のようだね。たくさんの新聞記事が出て来るし、Die Weltのような大手紙も近年でも取り上げていようだし。
    で、それらをまとめると大体こんな内容だ。

    30年前にチェルノブイリ事故があったときに、その放射能物質が西欧にも盛大に飛散した。その直後に大雨に見舞われた地方がある。チョコとの国境に近い南ドイツの一帯だ。ここらあたりの森林地帯は放射能物質をふくむ雨によって高濃度に汚染された地帯としてピンポイント的に残ってしまった。そこで採れるイノシシは今でも40%くらいが放射能汚染(600ベクレル以上/1kgあたりEU基準)で廃棄されざるをえないらしい。他の野生動物もすべてということではなく、とくにイノシシに限った現象らしい。個体の汚染濃度は季節によっても変化し、とくに秋から春に掛けての濃度が高い。これはイノシシの生態と関係している。この時期のイノシシは、地中深くに鼻面を入れて、芋虫を食ったり、ツチダンゴと言われるキノコの一種を食ったりするからだ。そして、このツチダンゴ(トリュフに似た物)の放射能濃度が異常に高いんだそうだ。Fall-Out地区(放射能物質が高濃度で降った地区)では、平均2800ベクレルの土壌汚染なのに大して、このキノコだけは26000ベクレルの値を記録している。セシウム137は年数が経つととにも地下に潜るという性質があるらしい。それで地表の草木を食べている動物は問題ないが、地中深くのキノコを食べるイノシシだけは汚染が続いているということらしい。春が終わって摂取されたキノコが排泄され尽くしてしまうとまた濃度は下がるという。

ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

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