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アリババやシンガポールの通信会社群だけでなく、日本でも株の持ち合いとか子会社が直接間接に親会社を所有するとかはあるでしょう。これがアメリカ企業を見て来た人間(このブログを書いたLarry Press教授とか)には異様に見えるという事でしょう。
複雑な資本関係が企業支配が複雑怪奇にしている場合があるアジア企業は、企業統治に問題が発生する場合があると言う事でしょうか。Press教授はそこまでは言っていないと思いますけど。
アメリカのほうを見ても、A種株式・B種株式というやり方は、上場としてなんだかな感が…バフェット翁もやっていますけど
> アメリカのほうを見ても、A種株式・B種株式というやり方は、上場としてなんだかな感が…
A種株式・B種株式というのは、議決権と配当受取権の重みが違う株式を発行する事の意味で良いですか?、例えばフォード・モーターやgoogleの様な。つまり日本だと会社法百八条 の種類株式の発行と同じ様な形の。1株1議決権の原則に反する様な株式を発行しているのは公開会社としては変だと言う話ですね?
だとして、オーナーや一族などの特定グループが会社の支配権を残す方法として使用される事が多い種類株式ですが、これはその様になっているのが秘密でもなんでも無い訳で、そこには不明朗さは無いですよ。
1株1議決権の原則ですが、それからの逸脱は企業の統治や業績に大きな影響を与えるものではないが欧州委員会での結論との事です。
種類株式の弊害としては、(1) 既存株主の権利侵害(2) 支配権の濫用(経営陣または特定グループによる) --敵対的買収の困難化(無能な経営者が会社にしがみつくのを阻止出来ない) --リスクと支配のアンバランスによる企業統治の無効化
等が考えられますが、アメリカに関しては、
(1)は例えばgoogleやフォードの場合は元々そうなっていたのですから既存株主の権利侵害は発生せず(フォードの株は公開前はフォード一族が全株式を持っていた、株式公開時に種類株式を導入、googleも公開時には種類株式を導入)、(2)に関しては訴訟社会である等の他の理由が抑制的に働く事が考えられます。
なので、アメリカでは種類株式が何らかの問題を現実に引き起こしているとは思われません。ヨーロッパでは、議決権と配当受取権の重みが違うどころか、黄金株(どんな議案でも否決する権利を持った種類株式)すら出している会社もあるとの事。これはこれで凄いですが。
種類株式は、無議決権優先株式という形では日本でも一般化しているものです。ですが、議決権が付いた種類株式は日本で一般化しているとは言えません(非公開会社では、事業継承のために使用されている例はあります)。なので、種類株式を見慣れていないから奇異に映ると言う話ではないかと思います。
でも、Press教授の言いたい事は、種類株式がどうのと言う事ではないと思いますよ。
なので日本の親子上場というのも、そこまで奇異なものではものではないのかも。外国は外国なりのユニークな手法でやっていると感じます
> なので日本の親子上場というのも、そこまで奇異なものではものではないのかも。
いやいやいや。親子上場は不明朗の極みに見えると思いますよ。アメリカからだと。
「親子上場」がアリババ本体とNYSEに上場されたVIE [epochtimes.jp]の事なのであれば、ちょっと違うかもと思います。契約で一緒と言うか連係しているもの、親と子というよりは夫と妻みたいなものでしょう。Press教授のブログではこのVIEとい存在については触れてはいませんが、これも不明朗の極みのご一統様、極めてアヤシイ存在に見えると思いますよ。
中国政府はVIEを黙認というか何も言っていない訳です。理性を度外視した政策変更で皆さんびっくり仰天となる場合もある中国政府がどう動くのか注目ですね。
マクドの藤田商店メソッドや、IKEAメソッドみたいな感じなのかな。
Googleとかに限らず、結局どこの国の企業だろうと原理原則だけでは動いてなくて、色々と小細工をやってるという事なのかな。「じゃあ君の国のアレは何なの」みたいな話は、いろいろな所に転がってるような
何か議論がかみ合いませんね。
> マクドの藤田商店メソッドや、IKEAメソッドみたいな感じなのかな。>> Googleとかに限らず、結局どこの国の企業だろうと原理原則だけでは動いてなくて、色々と小細工をやってるという事なのかな。> 「じゃあ君の国のアレは何なの」みたいな話は、いろいろな所に転がってるような
キーワードは不明朗さです。
この話の元になったPress教授の趣旨は、アリババの、あるいはアリババに限らずアジアで良く見られる資本関係・企業支配の複雑さもたらす不明朗さがアメリカ企業では見られないと言う事であって、種類株式とか親子上場とかの話ではないと思いますよ。
アジアで見られる不明朗さの話とすれば、元々の資本関係・企業支配の複雑さもそうなら、親子上場もそうでしょうし、日本マクドナルドの詐欺的上場も、VIEの危うさも、また粉飾決算をやって刑務所に入った人間がまたぞろ世間に出て来ているなんてものそうでしょう。
対してFordやGoogleがやっている(アリババのやっていますが)種類株式は、不公平の懸念はあるものの(アメリカやヨーロッパの場合は不公平の懸念はあまり無い、日本や中国の場合は多いにある)、透明性、明朗さは確保されている訳です。なので、明朗/不明朗との観点でアリババとGoogleを同一に語る事は出来ないと言うのは直ぐに理解出来るはずのものなのですが。
にも関わらず、訳の分からん巴戦に持ち込み、話のスジからすれば頓珍漢過ぎる結論を連発するのは、何か特定の意図があっての事なのでしょうか。それをやって儲かりますか?
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
所有の形 (スコア:1)
アリババやシンガポールの通信会社群だけでなく、日本でも株の持ち合いとか子会社が直接間接に親会社を所有するとかはあるでしょう。これがアメリカ企業を見て来た人間(このブログを書いたLarry Press教授とか)には異様に見えるという事でしょう。
複雑な資本関係が企業支配が複雑怪奇にしている場合があるアジア企業は、企業統治に問題が発生する場合があると言う事でしょうか。Press教授はそこまでは言っていないと思いますけど。
Re: (スコア:0)
アメリカのほうを見ても、A種株式・B種株式というやり方は、上場としてなんだかな感が…
バフェット翁もやっていますけど
Re:所有の形 (スコア:1)
> アメリカのほうを見ても、A種株式・B種株式というやり方は、上場としてなんだかな感が…
A種株式・B種株式というのは、議決権と配当受取権の重みが違う株式を発行する事の意味で良いですか?、例えばフォード・モーターやgoogleの様な。つまり日本だと会社法百八条 の種類株式の発行と同じ様な形の。1株1議決権の原則に反する様な株式を発行しているのは公開会社としては変だと言う話ですね?
だとして、オーナーや一族などの特定グループが会社の支配権を残す方法として使用される事が多い種類株式ですが、これはその様になっているのが秘密でもなんでも無い訳で、そこには不明朗さは無いですよ。
1株1議決権の原則ですが、それからの逸脱は企業の統治や業績に大きな影響を与えるものではないが欧州委員会での結論との事です。
種類株式の弊害としては、
(1) 既存株主の権利侵害
(2) 支配権の濫用(経営陣または特定グループによる)
--敵対的買収の困難化(無能な経営者が会社にしがみつくのを阻止出来ない)
--リスクと支配のアンバランスによる企業統治の無効化
等が考えられますが、アメリカに関しては、
(1)は例えばgoogleやフォードの場合は元々そうなっていたのですから既存株主の権利侵害は発生せず(フォードの株は公開前はフォード一族が全株式を持っていた、株式公開時に種類株式を導入、googleも公開時には種類株式を導入)、
(2)に関しては訴訟社会である等の他の理由が抑制的に働く事が考えられます。
なので、アメリカでは種類株式が何らかの問題を現実に引き起こしているとは思われません。ヨーロッパでは、議決権と配当受取権の重みが違うどころか、黄金株(どんな議案でも否決する権利を持った種類株式)すら出している会社もあるとの事。これはこれで凄いですが。
種類株式は、無議決権優先株式という形では日本でも一般化しているものです。ですが、議決権が付いた種類株式は日本で一般化しているとは言えません(非公開会社では、事業継承のために使用されている例はあります)。なので、種類株式を見慣れていないから奇異に映ると言う話ではないかと思います。
でも、Press教授の言いたい事は、種類株式がどうのと言う事ではないと思いますよ。
Re: (スコア:0)
なので日本の親子上場というのも、そこまで奇異なものではものではないのかも。
外国は外国なりのユニークな手法でやっていると感じます
Re:所有の形 (スコア:1)
> なので日本の親子上場というのも、そこまで奇異なものではものではないのかも。
いやいやいや。親子上場は不明朗の極みに見えると思いますよ。アメリカからだと。
「親子上場」がアリババ本体とNYSEに上場されたVIE [epochtimes.jp]の事なのであれば、ちょっと違うかもと思います。契約で一緒と言うか連係しているもの、親と子というよりは夫と妻みたいなものでしょう。Press教授のブログではこのVIEとい存在については触れてはいませんが、これも不明朗の極みのご一統様、極めてアヤシイ存在に見えると思いますよ。
中国政府はVIEを黙認というか何も言っていない訳です。理性を度外視した政策変更で皆さんびっくり仰天となる場合もある中国政府がどう動くのか注目ですね。
Re: (スコア:0)
マクドの藤田商店メソッドや、IKEAメソッドみたいな感じなのかな。
Googleとかに限らず、結局どこの国の企業だろうと原理原則だけでは動いてなくて、色々と小細工をやってるという事なのかな。
「じゃあ君の国のアレは何なの」みたいな話は、いろいろな所に転がってるような
Re:所有の形 (スコア:1)
何か議論がかみ合いませんね。
> マクドの藤田商店メソッドや、IKEAメソッドみたいな感じなのかな。
>
> Googleとかに限らず、結局どこの国の企業だろうと原理原則だけでは動いてなくて、色々と小細工をやってるという事なのかな。
> 「じゃあ君の国のアレは何なの」みたいな話は、いろいろな所に転がってるような
キーワードは不明朗さです。
この話の元になったPress教授の趣旨は、アリババの、あるいはアリババに限らずアジアで良く見られる資本関係・企業支配の複雑さもたらす不明朗さがアメリカ企業では見られないと言う事であって、種類株式とか親子上場とかの話ではないと思いますよ。
アジアで見られる不明朗さの話とすれば、元々の資本関係・企業支配の複雑さもそうなら、親子上場もそうでしょうし、日本マクドナルドの詐欺的上場も、VIEの危うさも、また粉飾決算をやって刑務所に入った人間がまたぞろ世間に出て来ているなんてものそうでしょう。
対してFordやGoogleがやっている(アリババのやっていますが)種類株式は、不公平の懸念はあるものの(アメリカやヨーロッパの場合は不公平の懸念はあまり無い、日本や中国の場合は多いにある)、透明性、明朗さは確保されている訳です。なので、明朗/不明朗との観点でアリババとGoogleを同一に語る事は出来ないと言うのは直ぐに理解出来るはずのものなのですが。
にも関わらず、訳の分からん巴戦に持ち込み、話のスジからすれば頓珍漢過ぎる結論を連発するのは、何か特定の意図があっての事なのでしょうか。それをやって儲かりますか?