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ウォールストリートジャーナルの記事を読んだが、単に新しい抗生物質というだけで細菌が耐性を身に付けにくいというメカニズムはよくわからなかった。
英語版ウィキペディアでTeixobactinの作用機序は既にあるバンコマイシンと似てるとのこと。なおバンコマイシンはその耐性菌が問題になっている。http://en.wikipedia.org/wiki/Teixobactin [wikipedia.org]http://en.wikipedia.org/wiki/Vancomycin [wikipedia.org]
#しかし双方ともに化学式めちゃくちゃ複雑だな。
効き目が悪くならないようにこれとバンコマイシンを交互に使えばよさそうだな。
つまり“代わりバンコ”ということだ。
しかしバンコマイシン同士がお好みなのであった
# バンコ乱 アッーー
バンコマイシン同様に,細菌の壁を構成するペプチドグリカンの材料 (lipid II) にアタックするんだけど,バンコマイシンがアタックできない構造の材料にもアタックできる.さらに,ペプチドグリカン層の加水分解を抑えるwall teichoic acidの材料 (lipid III) にもアタックする.とのこと
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
なぜ耐性を持ちにくいのか? (スコア:0)
ウォールストリートジャーナルの記事を読んだが、単に新しい抗生物質というだけで
細菌が耐性を身に付けにくいというメカニズムはよくわからなかった。
Re: (スコア:4, 参考になる)
それでその根本原因を考えて解決法を追求していったら新しい有望株が見つけられた、と。
解説図を見ると、金属?プレートに微細な穴を開けて菌を入れ、それを土に埋めるみたいです。
門外漢なので詳細は専門の方にお任せしたいですが、記事によると“テイクソバクチンは細菌の細胞壁構築に必須な脂肪を標的としているため、
これに対する耐性を発達させるのは難しいと科学者は主張している”そうです。
「医薬品のゲームチェンジャー」とあるのも何かスゴいですが、乱用して耐性菌が出現なんて事にならなければいいなと余計な心配もしてしまいます。
Re:なぜ耐性を持ちにくいのか? (スコア:3, 興味深い)
英語版ウィキペディアでTeixobactinの作用機序は既にあるバンコマイシンと似てるとのこと。
なおバンコマイシンはその耐性菌が問題になっている。
http://en.wikipedia.org/wiki/Teixobactin [wikipedia.org]
http://en.wikipedia.org/wiki/Vancomycin [wikipedia.org]
#しかし双方ともに化学式めちゃくちゃ複雑だな。
Re:なぜ耐性を持ちにくいのか? (スコア:3, おもしろおかしい)
効き目が悪くならないようにこれとバンコマイシンを交互に使えばよさそうだな。
つまり“代わりバンコ”ということだ。
Re: (スコア:0)
しかしバンコマイシン同士がお好みなのであった
# バンコ乱 アッーー
Re:なぜ耐性を持ちにくいのか? (スコア:2, 参考になる)
バンコマイシン同様に,細菌の壁を構成するペプチドグリカンの材料 (lipid II) にアタックするんだけど,
バンコマイシンがアタックできない構造の材料にもアタックできる.
さらに,ペプチドグリカン層の加水分解を抑えるwall teichoic acidの材料 (lipid III) にもアタックする.
とのこと