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燃料電池の寿命、100倍に」記事へのコメント

  • 表面イオン基を持つ多孔質媒体(ガラスに限らず、高分子ポリマーとか)が
    イオン透過(移動)媒体になる、ってのは、水溶液系と固体表面系に絡んだ
    化学分野では結構よく知られています。
    で、リン酸ガラスをプロトン移動媒質に使う手法が、今まで
    燃料電池分野で使われていなかったってのは、結構驚きです。
    #高分子ポリマーにイオン透過(選択透過?)能を与えた固体電解質を使った
    #燃料電池の話はあるようだけど・・・。
    #ちなみに、完全な二次電池でちょっと分野が違いますが、
    #リチウムイオンポリマー電池は高分子電解質(高分子ポリマーの
    #イオン移動媒体)を使用した電
    --
    ---- redbrick
    • by Anonymous Coward on 2003年03月08日 22時44分 (#275238)
      燃料電池の電解質に、多孔質ガラス電解質が用いられてこなかった理由はいくつかありますが、ひとつにはそのプロトン伝導度の低さがあります。さらにガラス故に、燃料電池の反応場である三相界面(燃料&電極触媒&電解質がお互いに接する界面)を形成しづらいという問題もありました。それを補うにはガラスをサブミクロンオーダーで薄膜化、電極層内でのガラス電解質生成などできればいいのですが、そうこう考えている間に「固体高分子電解質」の研究が進みまして、わざわざ薄膜ガラスを使う必要が生じなかったわけです。高分子はソフトケミストリーで合成できますし、官能基の付与にしてもガラスに比べ有利です。
      しかし、記事中にもあるように現状の固体高分子電解質の性能は、使用温度&耐久性においてはギリギリ実用レベルです。

      今回の野上教授の研究で注目すべきところは「ガラス電解質を使うための方法」にあるかと思います。研究室のホームページでも触れられていますが、リン酸ガラスのハイドロゲル化が高いプロトン伝導性と三相界面の形成を可能にしたのだと思います。
      #うちの助教授が同じようなことを考えていたのですが、先を越された。うぅ(涙
      親コメント

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