アカウント名:
パスワード:
一時は、シャープだけでなく多くの企業が、バカの一つ覚えみたいに「選択と集中」って念仏を唱えて、地味な事業をたたみ、人員整理し、儲かりそうな事業に過剰投資してましたよね。結局、社内のあらゆる価値観が集中した事業中心にまわるようになり、経営陣のパワーバランスが崩れ、リスクヘッジはおろか、まともな経営判断さえできなくなってしまいました。あと、選択した事業が傾けば奈落の底に落ちていくだけ。リーマンショック後に「集中と選択」とか言ってた方々の言いぐさが聴きたいものだわ。ほんと。成長/シェアマトリクスの「負け犬」カテゴリの事業をいかに「花形」にもっていくかが、優れた経営者の手腕のみせどころであって、ポートフォリオの示すがまま「負け犬」事業を切り捨てるだけなら誰だってできようぞ。頭でっかちのMBAや経営コンサルに乗せられるのが悪いと言えばそれまでだけど。
あ、そうそう忘れないうちに言っとくけど、東京オリンピックの後、どう乗り切るか今からちゃんと考えとくんだぞ。>誰?
選択と集中の基準が間違っていたということで選択と集中そのものが間違っていたわけではないだろう堺工場みたいなものに集中するというのが間違った経営判断だったわけで
> 選択と集中そのもの間違っていたわけではないだろう
「集中と選択」っていうのは、一時的に経営指標を良化させる効果は期待できる(投資家はそれで満足)。でもガバナンスを歪めるという致命的な欠点がある。シャープのケースでは、液晶に近い連中の発言力が高まったからこそ、亀山・堺への無謀な投資をするという不幸な経営判断がなされ、ひとたび液晶が不調になってその連中の発言力が失せれば、鴻海のトップをして「誰がシャープを仕切ってるのかわからん」とまで言わしめた状態に陥り、立て直しも困難に。これは「集中と選択」が本質的に内包する欠陥で、例えるなら、優秀な独裁者が国を治めればうまくいく、というのを期待する心理と同じ。それでうまくまわる国もないことはない。だから確かに『独裁制そのものが間違い』ってわけでもない。でも、独裁者が最初はよかったけど徐々にアレになったり、かと言って、いきなり打倒したらイラクやアラブの春みたいになったりするのも事実なわけで。
で、このトピックで> 選択と集中そのもの間違っていたわけではないだろうとおっしゃるなら、後学のために、シャープが液晶事業に「集中と選択」する上で、どのような経営戦略を立てればよかったのかお考えを拝聴させていただければありがたい。
>後学のために、シャープが液晶事業に「集中と選択」する上で、どのような経営戦略を立てればよかったのかお考えを拝聴させていただければありがたい。
その質問の前に、「集中と選択をしなければどうして良かったのか」のご高説を述べることが必要なんでないかい?
#説明しているのは失敗した理由(あっているかは分からないけど)であり、#成功するための秘訣ではないよね?
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
「選択と集中」の失敗例 (スコア:1)
一時は、シャープだけでなく多くの企業が、バカの一つ覚えみたいに「選択と集中」って念仏を唱えて、地味な事業をたたみ、人員整理し、儲かりそうな事業に過剰投資してましたよね。結局、社内のあらゆる価値観が集中した事業中心にまわるようになり、経営陣のパワーバランスが崩れ、リスクヘッジはおろか、まともな経営判断さえできなくなってしまいました。あと、選択した事業が傾けば奈落の底に落ちていくだけ。
リーマンショック後に「集中と選択」とか言ってた方々の言いぐさが聴きたいものだわ。ほんと。
成長/シェアマトリクスの「負け犬」カテゴリの事業をいかに「花形」にもっていくかが、優れた経営者の手腕のみせどころであって、ポートフォリオの示すがまま「負け犬」事業を切り捨てるだけなら誰だってできようぞ。頭でっかちのMBAや経営コンサルに乗せられるのが悪いと言えばそれまでだけど。
あ、そうそう忘れないうちに言っとくけど、東京オリンピックの後、どう乗り切るか今からちゃんと考えとくんだぞ。>誰?
Re: (スコア:0)
選択と集中の基準が間違っていたということで選択と集中そのものが間違っていたわけではないだろう
堺工場みたいなものに集中するというのが間違った経営判断だったわけで
Re:「選択と集中」の失敗例 (スコア:1)
> 選択と集中そのもの間違っていたわけではないだろう
「集中と選択」っていうのは、一時的に経営指標を良化させる効果は期待できる(投資家はそれで満足)。でもガバナンスを歪めるという致命的な欠点がある。シャープのケースでは、液晶に近い連中の発言力が高まったからこそ、亀山・堺への無謀な投資をするという不幸な経営判断がなされ、ひとたび液晶が不調になってその連中の発言力が失せれば、鴻海のトップをして「誰がシャープを仕切ってるのかわからん」とまで言わしめた状態に陥り、立て直しも困難に。
これは「集中と選択」が本質的に内包する欠陥で、例えるなら、優秀な独裁者が国を治めればうまくいく、というのを期待する心理と同じ。それでうまくまわる国もないことはない。だから確かに『独裁制そのものが間違い』ってわけでもない。でも、独裁者が最初はよかったけど徐々にアレになったり、かと言って、いきなり打倒したらイラクやアラブの春みたいになったりするのも事実なわけで。
で、このトピックで
> 選択と集中そのもの間違っていたわけではないだろう
とおっしゃるなら、後学のために、シャープが液晶事業に「集中と選択」する上で、どのような経営戦略を立てればよかったのかお考えを拝聴させていただければありがたい。
Re: (スコア:0)
>後学のために、シャープが液晶事業に「集中と選択」する上で、どのような経営戦略を立てればよかったのかお考えを拝聴させていただければありがたい。
その質問の前に、「集中と選択をしなければどうして良かったのか」のご高説を述べることが必要なんでないかい?
#説明しているのは失敗した理由(あっているかは分からないけど)であり、
#成功するための秘訣ではないよね?