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この人がどうなのかわかりませんが、「年功序列だから嫌だ。実力主義の会社がいい」と言って転職するとろくなことが無いですね。そもそも日本の企業に実力主義の会社なんて、とても少ないんです。
運よく実力主義の会社を見つけることができて、そこに就職したらしたで、死ぬほど苦労する。実力で出世できる、あるいは給料が上がるという事は逆もあるわけ。実力で若手に追い抜かれて没落、プロジェクトに失敗して給料大幅カット。そういうリスクもある。
日本の古き昭和の最盛期には、「終身雇用」「年功序列」があったために、若手・中堅もしっかりと会社に根を張って頑張れた。1か月
ていうか日本の「実力主義」は、人件費削減の詭弁に使われたのが問題なんだよね。年功序列って、若い時に給料を少なく渡され、年取ったら多くもらえる社内積立だったんだよ。
ところが経営者が言う実力主義とは成果主義でもあって、若い人には権限を渡さず=成果を作れず、中堅以上は、年功で上がる給料を実力主義の名のものに削られた。
結果人件費総額は浮きました、っていうのが日本次式実力主義。
日経エレかなんかに書いてあったことだから本当かどうかは知らないけど、
そもそも昨今の成果主義はコンサルが各社に持ち込んで、そして人事部主導で運用が始まった。でも人事部は自分たちが階層的に一番偉いと思っているので自分らよりも多い給料が出るような人事制度は取らず、陰湿な成果主義をはびこらせた、みたいな事が書いてあったよ。もちろん総人経費圧縮というのは経営のテーマにはあったろうけど、それを打ち消すほどの利点を打ち出せなければ、そりゃ失敗するわなとは思う。
うまくやりたきゃ会社は予算だけ管理し、人事権やら給与の裁量は現場に委譲して、HRは労務管理に徹するような構造に変えないとうまくいかないんだろうね。日本の労働法じゃ無理な話だけど。
純粋に興味があって訊くんだけど、人事権とか給与の裁量って具体的にはどの程度まで現場に委譲されるべきだと思う?というのは今だって多くの会社では、誰にどのPJを割り当てるとか、誰をどのランクにいつ昇給・昇格させるかってのは現場が決めるのが普通だと思うんだよね。
年功序列じゃないと言うののなら20代前半でも30万くらい払わないといけないはずなんだけどね。
中国の工場で近所の工場に工員を持って行かれるのを以て「共産主義のリスク」とか言っちゃう経営者が多々いる時点でご察し下さい。どこをどう見ても相手は高待遇でもって引抜しているだけで、それは資本主義の基本も良い所。寧ろ業界で横並び待遇にして一律下げる事を求めている日本の方がずっと社会主義的だわ。
最近でも人手不足を嘆く話も多々あるが、そこで高待遇を提示しているのを見たことが無いという。
オフトピだけど、3000万円の給与を提示して募集しても必要な麻酔科医が来てくれないという現状という話をマンガで見かけたことがありますがこれも安いからということになるのかなあ?
// もっと安い給与で大学病院勤務している麻酔科医のことを説明する現実世界の描写の一環であったかと。
まあ、金銭のインセンティブにも限度があるという事で。少なくとも、肉体的限界は超えられないというのは医者だけに判るだろうし、訴訟リスクの壁は高いと。#肉体的限界は、実は医者故に判らないかもしれないけど金銭のインセンティブの限界って意外と低かったり、副作用が大きいんじゃないか。
6000万円出されたからと言って、二倍働ける [naver.jp]わけじゃないしな。3000万もらって、その中から相当量を保険の掛け金にするとか、その3000万を割って麻酔科医を数人雇おうとした方がまだいいかもしれない。
単に給与だけで働いてるわけじゃないってことでは・・・。
人がいないってことは、若い人にとっては上級医が少なく勉強ができなかったり、リスクを自分だけの責任で負うことになるわけだし、ベテランにとっては勤務時間が長くなって身体への負担が大きくなるわけだし。
ああそうですね。給与はさておいて、多角的判断で好待遇・高待遇な仕事ではない結論づけると敬遠するのだろう。
30万貰うだけの能力と成果があればね#「年寄」にはそれなりの経験とスキルがあるんだから、そう簡単に追いつけると思う方がおかしい
そういう意味不明な感情論を言ってるんじゃないよ。
年功序列というインセンティブが無いのなら、20代前半の能力とスキルが「30万貰うだけの能力」と等価になるって意味で言っている。
つまり、年功序列というシステムは「年功序列というインセンティブ」の権利の為に給料をディスカウントしてるという事。
この辺が日本の経営者にも労働者にも理解されていないのだが、そもそもな話、契約社員の給与が正社員より安かったりする時点で何か価値観がおかしい。契約社員は永続雇用というインセンティブが無い上に、企業のフレキシブルな雇用という都合に貢献しているのだから普通に考えて正社員よりも給与は大幅に高くないとおかしい。
>そういう意味不明な感情論を言ってるんじゃないよ。
完全に感情論ですな。
>年功序列というインセンティブが無いのなら、>20代前半の能力とスキルが「30万貰うだけの能力」と等価になるって意味で言っている。
違うでしょ。
> つまり、年功序列というシステムは「年功序列というインセンティブ」の権利の為に給料をディスカウントしてるという事。
年功序列は、ただ年食えば上がるってことじゃないし、ディスカウントしているのではなく、経験の積み重ねが給料に反映されていくってこと。成果主義の場合は経験年数なんか関係ないから、何年たっても給料が上がらないかもしれないし、逆に下がることもよくあるわけだ。
> この辺が日本の経営者にも労働者にも理解されていないのだが、
ほんとね、君を筆頭に。
> そもそもな話、契約社員の給与が正社員より安かったりする時点で何か価値観がおかしい。
ここでは契約社員の話はしてない。なんで突然?
到底追いつけない経験とスキルがある年寄りでも、成果は20代と同じか少ないという人は多いですよ。終身雇用と年功序列って、一度会社に入った人間を転職させないための仕組みですよね。30前後の一番能力が発揮出来るときに転職すると給料安くて損だし、トントン程度の給料もらえるようになったら年齢制限に引っかかるという罠を仕掛けてる。
最近は「実力主義」ではなくて「成果主義」と称して残業代をゼロにしようっていう法案の準備が進められてるね。「成果主義」という割には残業代をゼロにする条件しか言ってなくて、成果に応じた報酬を出すような義務とかは定めていないクズ法案が。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
年功序列 vs 実力主義 (スコア:3, 参考になる)
この人がどうなのかわかりませんが、「年功序列だから嫌だ。実力主義の会社がいい」と言って転職するとろくなことが無いですね。
そもそも日本の企業に実力主義の会社なんて、とても少ないんです。
運よく実力主義の会社を見つけることができて、そこに就職したらしたで、死ぬほど苦労する。
実力で出世できる、あるいは給料が上がるという事は逆もあるわけ。
実力で若手に追い抜かれて没落、プロジェクトに失敗して給料大幅カット。
そういうリスクもある。
日本の古き昭和の最盛期には、「終身雇用」「年功序列」があったために、若手・中堅もしっかりと会社に根を張って頑張れた。
1か月
Re:年功序列 vs 実力主義 (スコア:5, すばらしい洞察)
ていうか日本の「実力主義」は、人件費削減の詭弁に使われたのが問題なんだよね。
年功序列って、若い時に給料を少なく渡され、年取ったら多くもらえる社内積立だったんだよ。
ところが経営者が言う実力主義とは成果主義でもあって、若い人には権限を渡さず=成果を作れず、
中堅以上は、年功で上がる給料を実力主義の名のものに削られた。
結果人件費総額は浮きました、っていうのが日本次式実力主義。
---------------------------- うちの猫は、ながぬこ
Re:年功序列 vs 実力主義 (スコア:1)
日経エレかなんかに書いてあったことだから本当かどうかは知らないけど、
そもそも昨今の成果主義はコンサルが各社に持ち込んで、そして人事部主導で運用が始まった。でも人事部は自分たちが階層的に一番偉いと思っているので自分らよりも多い給料が出るような人事制度は取らず、陰湿な成果主義をはびこらせた、みたいな事が書いてあったよ。もちろん総人経費圧縮というのは経営のテーマにはあったろうけど、それを打ち消すほどの利点を打ち出せなければ、そりゃ失敗するわなとは思う。
うまくやりたきゃ会社は予算だけ管理し、人事権やら給与の裁量は現場に委譲して、HRは労務管理に徹するような構造に変えないとうまくいかないんだろうね。日本の労働法じゃ無理な話だけど。
Re: (スコア:0)
純粋に興味があって訊くんだけど、人事権とか給与の裁量って具体的にはどの程度まで現場に委譲されるべきだと思う?
というのは今だって多くの会社では、誰にどのPJを割り当てるとか、誰をどのランクにいつ昇給・昇格させるかってのは現場が決めるのが普通だと思うんだよね。
Re: (スコア:0)
年功序列じゃないと言うののなら20代前半でも30万くらい払わないといけないはずなんだけどね。
Re: (スコア:0)
中国の工場で近所の工場に工員を持って行かれるのを以て「共産主義のリスク」とか言っちゃう経営者が多々いる時点でご察し下さい。
どこをどう見ても相手は高待遇でもって引抜しているだけで、それは資本主義の基本も良い所。
寧ろ業界で横並び待遇にして一律下げる事を求めている日本の方がずっと社会主義的だわ。
最近でも人手不足を嘆く話も多々あるが、そこで高待遇を提示しているのを見たことが無いという。
Re:年功序列 vs 実力主義 (スコア:1)
オフトピだけど、3000万円の給与を提示して募集しても必要な麻酔科医が来てくれないという現状という話をマンガで見かけたことがありますがこれも安いからということになるのかなあ?
// もっと安い給与で大学病院勤務している麻酔科医のことを説明する現実世界の描写の一環であったかと。
Re:年功序列 vs 実力主義 (スコア:1)
まあ、金銭のインセンティブにも限度があるという事で。
少なくとも、肉体的限界は超えられないというのは医者だけに判るだろうし、訴訟リスクの壁は高いと。
#肉体的限界は、実は医者故に判らないかもしれないけど
金銭のインセンティブの限界って意外と低かったり、副作用が大きいんじゃないか。
6000万円出されたからと言って、二倍働ける [naver.jp]わけじゃないしな。
3000万もらって、その中から相当量を保険の掛け金にするとか、
その3000万を割って麻酔科医を数人雇おうとした方がまだいいかもしれない。
#存在自体がホラー
Re: (スコア:0)
単に給与だけで働いてるわけじゃないってことでは・・・。
人がいないってことは、若い人にとっては上級医が少なく勉強ができなかったり、リスクを自分だけの責任で負うことになるわけだし、ベテランにとっては勤務時間が長くなって身体への負担が大きくなるわけだし。
Re:年功序列 vs 実力主義 (スコア:1)
ああそうですね。給与はさておいて、多角的判断で好待遇・高待遇な仕事ではない結論づけると敬遠するのだろう。
Re: (スコア:0)
30万貰うだけの能力と成果があればね
#「年寄」にはそれなりの経験とスキルがあるんだから、そう簡単に追いつけると思う方がおかしい
Re: (スコア:0)
そういう意味不明な感情論を言ってるんじゃないよ。
年功序列というインセンティブが無いのなら、
20代前半の能力とスキルが「30万貰うだけの能力」と等価になるって意味で言っている。
つまり、年功序列というシステムは「年功序列というインセンティブ」の権利の為に給料をディスカウントしてるという事。
この辺が日本の経営者にも労働者にも理解されていないのだが、
そもそもな話、契約社員の給与が正社員より安かったりする時点で何か価値観がおかしい。
契約社員は永続雇用というインセンティブが無い上に、企業のフレキシブルな雇用という都合に貢献しているのだから
普通に考えて正社員よりも給与は大幅に高くないとおかしい。
Re: (スコア:0)
>そういう意味不明な感情論を言ってるんじゃないよ。
完全に感情論ですな。
>年功序列というインセンティブが無いのなら、
>20代前半の能力とスキルが「30万貰うだけの能力」と等価になるって意味で言っている。
違うでしょ。
> つまり、年功序列というシステムは「年功序列というインセンティブ」の権利の為に給料をディスカウントしてるという事。
年功序列は、ただ年食えば上がるってことじゃないし、ディスカウントしているのではなく、経験の積み重ねが給料に反映されていくってこと。
成果主義の場合は経験年数なんか関係ないから、何年たっても給料が上がらないかもしれないし、逆に下がることもよくあるわけだ。
> この辺が日本の経営者にも労働者にも理解されていないのだが、
ほんとね、君を筆頭に。
> そもそもな話、契約社員の給与が正社員より安かったりする時点で何か価値観がおかしい。
ここでは契約社員の話はしてない。
なんで突然?
Re: (スコア:0)
到底追いつけない経験とスキルがある年寄りでも、成果は20代と同じか少ないという人は多いですよ。
終身雇用と年功序列って、一度会社に入った人間を転職させないための仕組みですよね。
30前後の一番能力が発揮出来るときに転職すると給料安くて損だし、トントン程度の給料もらえるようになったら年齢制限に引っかかるという罠を仕掛けてる。
Re: (スコア:0)
最近は「実力主義」ではなくて「成果主義」と称して残業代をゼロにしようっていう法案の準備が進められてるね。
「成果主義」という割には残業代をゼロにする条件しか言ってなくて、成果に応じた報酬を出すような義務とかは定めていないクズ法案が。