アカウント名:
パスワード:
木村一基八段が自身の王位戦挑戦時(2007年)の自戦記で記した、「負けと知りつつ、目を覆うような手をさして頑張ることは辛く、抵抗がある。でも、その気持ちをなくしてしまったら、坂道を転げ落ちるかのように転落していくのだろう。」の意味を巨勢さんはどこまで理解していたのだろうか、と問いたい結末でした。
それはともかく、今日のAWAKE、第2局で角不成に対応できなかったSelene、そして第1局のAperyも悪手とされた△4四角を指させるようにプロ側が誘導したとのことです。要は3ソフトともバグや、プログラムの不備を突かれたわけで実力を出し切っての敗戦ではなく、そこを潰せばまだ強くなれるわけで、これまでプロ側が申し出たようなリベンジマッチの開催も期待できます。
個人的には、ソフト側からハードの統一やプログラムの改修制限を取り払い、事前貸出もなしにして対局していただきたいです。制限を解かれたソフトがプロを完膚なきまでに叩きのめすのか、プロが時間に追われての落手で好局をふいにするのか、わかりませんが(なんだかプロ負け前提の書き方ですね)。
なんか対等と思えない。事前貸し出しして何が悪いのか。人間の代わりの頭脳を求めてるんだから、「同じ局面に陥れば同じ手しかさせない」方がそもそも問題だ。
対戦相手にバグ探しさせて、バグが見つかったらしれっと直してもう一回ってのは開発者として情けなさすぎるのでは。
それだけなら、対戦相手(プロ棋士)が発見したバグを黙っていられれば良いだけの話。問題は開発者側がアマチュアとの対戦を含む何らかの方法でバグを発見してもそれを修正できないこと。
リリース前にテストすればいいのでは?人力でやらずとも自動化するソフトを作ればいいと思う。
どんな打ち筋でどんなバグが発症するかわからんのにどうやってテストするんだよ。あらゆる局面での反応をテストなんて出来たら評価関数だの枝刈りだのなんぞ全く必要なくなるぞ?
ならリリース後に判明した穴は諦めなよ。現状では全ての局面で人間なみの精度は出せないんだから、割り切って起きたことは全部飲み込むべき。元々、評価関数を使ってる以上個別の局面に対応なんてのは別ロジックを入れないと無理なんだから。
将棋よりもバグを指したい対戦相手でなければそれでもいいんだけどね。将棋よりもバグを指したい対戦相手が実際居てしまうのが現実。バグの修正を諦めろってのは将棋勝負はハナから諦めろって話?
もうそういう人はブラウザハッキングコンテストでも見ててくれよ…
それはもう、第2回で終わった話では。プロが完膚なきまでに叩きのめされましたよね。そこから2年で、コンピュータ側はレーティング400は上がっているので勝負になりません。
今年のWCSCでは上位陣の多くがXeonクラスタなのに、電王戦ではハードでどこまで手加減すればいいのか。その上事前貸し出しに対して、プロが穴をつく戦法を見て観戦者は楽しめるのか。最後の会見で、貸し出しについて平岡さんのコメントがすべてな気がします。もはや対戦する意味が無い所まで来てしまったのだと思います。
それはもう、第2回で終わった話では。プロが完膚なきまでに叩きのめされましたよね。
GPS将棋 - 三浦八段戦ですね。(ソフトが勝った残り2局は、プロ側の悪手によるものという認識です)人間は疲れもミスもあるし、それらがなくとも常識や経験が邪魔をして新手筋が見えないこともあります。このときのようにソフトに新手筋を出されれば、プロ側はなすすべなく負かされるでしょう。
そこから2年で、コンピュータ側はレーティング400は上がっているので勝負になりません。
この「400」という数字がくせ者で、古いアルゴリズムを変えられない前世代のソフトに勝ち続けて積み上げたレーティングです。人間は新しい手筋に対応する柔軟さを持っていますから、コンピューター側がレートを400上げていれば、同じ基準なら390くらいは人間のレーティングも上がっているだろうと想像できます。(将棋倶楽部24などのオンライン対戦サイトでは、400強のレート差は飛香落ちに相当するようですが、プロが飛香を落とされて勝てない相手がいる、というイメージができません。)
最後の会見で、貸し出しについて平岡さんのコメントがすべてな気がします。もはや対戦する意味が無い所まで来てしまったのだと思います。
そこで勝負から逃げないで、きちんとプロに勝ちきってほしいです。自分の予想ですが、最強のソフトと最強のプロ棋士がバグやミスなく戦えば、ソフトが微差を守り切って最後は勝ちきると見ています。この予想を確かめるためにも、リベンジマッチとは別に、最強同士の対局が実現することを期待します。奇しくも今年2015年は、現在の最強棋士の一人である羽生名人が20年前(1996年の将棋年鑑)に、「コンピューターがプロ棋士を負かす日」として予言した年でもありますし。
今回の電王戦の結果は、対COM将棋について前将棋連盟会長の故・米長邦雄が言った
つまらん将棋だなと思ってもらえればプロが勝つという、不思議な内容になると思う。プロが自分を殺して、コンピュータの長所、弱点を知り尽くした上で指せるかどうかっていうことで。格好いいとこ見せようとか、こういうふうにやろうとプロが考えたときには、プロが負けるときだと思うんですね。
の通りになった。これ以上やる意味はないと思う。
>この「400」という数字がくせ者で、古いアルゴリズムを変えられない前世代のソフトに勝ち続けて積み上げたレーティングです。
古いアルゴリズムって、どこからを古いとするのですか?毎年のWCSCの時点で、前年のソフトやライバル(公開されている物や市販Pona等)に対して何割の勝率と言った数字を開発者がコメント出すことが多いです。1年前のソフトが古いと言われたらそれまでですが、そんなこと言ったら何も比較できなくなるよ。
>プロが飛香を落とされて勝てない相手がいる、というイメージができません。これにしたって、フル
古いアルゴリズムって、どこからを古いとするのですか?
アルゴリズムを変更する前のバージョン、と言う意味です。たとえば、直前バージョンと対局して6割の勝率であれば、レーティングだと約70の差になるので、2年間で6回バージョンアップがあれば400以上の上昇となります。(旧バージョンのレーティングが敗戦で下がるなら、バージョンアップの回数がもう少し必要ですが。)
もしもコンピュータがWCSCの構成で望めば、時間あたり電王戦の数倍の手が読める。チェス同様にスパコン向けに開発すれば、数十~もっと増えるでしょう。これは電王戦の対戦に対して、コンピュータ側だけ持ち時間が数倍、数十倍~に増えることに相当する。これでいい勝負になるような予感がしません。
時間があればあるほど深く読めて間違いも減りますが、持ち時間の違いが棋力の決定的な差ではない、と考えます。一例を挙げますと、持ち時間が一方が6時間、相手が9分(2時間近く遅刻した)という公式戦が実際にあって、9分の側が勝ったこともあります。
まあ、とりあえずやってみようよ、と。自分はプロ棋士の関係者ではないし、そちらもソフトの関係者ではないだろうとは思いますが、ソフトがプロ棋士に胸を貸してやるくらいの立場で検討してほしいと考えています。(よく似た話はずっと続いていますが、5年前とはプロ棋士とソフトの立場が逆転しましたね。)
時間はどう考えても決定的な差ですよ。公開されてるGPSとかApleyで持ち時間やスレッド数をかえて試してみれば、すぐに分かること。持ち時間が少ない側が勝った事例もあると言っても意味がありません。持ち時間が片方だけ少なくても勝率が落ちない、あるいは持ち時間が多くても勝率が上がらないことを示さなければ。
持ち時間が片方だけ少なくても勝率が落ちない、あるいは持ち時間が多くても勝率が上がらないことを示さなければ。
それは示せませんし、その主張はしていません。このコメントの少し前、#2795657 [srad.jp](同じ方のコメントという認識です)を以下に引用しますが、
> これは電王戦の対戦に対して、コンピュータ側だけ持ち時間が数倍、数十倍~に増えることに相当する。> これでいい勝負になるような予感がしません。
自分が「いい勝負」の意味を取り違えていたかもしれません。自分としては、プロ側が負けるにしても一手違いに持ち込めるだろうという意味で、内容的に「いい勝負」のことを想定していました。勝利する確率、あるいは多数回対局したときの勝率が低いことを言っているなら、ハード制限を撤廃すればプロは相当勝てない、というのはその通りだと思います。
棋士(人間)なら回避できることでもソフトは回避できない、ソフトがそこを解決すればいい、って西海枝さんのコメントがすべてな気がします。
プログラムの悪手は簡単に修正できる、修正すればより強くなるって前提が成立するとは限らないんだけどなぁ。なぜ暗黙にそれを前提としているのかが分からない。
簡単に直せるとは思っていません。自分はシステム開発者ですが、将棋ソフトのアルゴリズムはほとんど知らないので、ある程度想像で書きます。評価関数が微妙なバランスの上に成立しており、特定の悪手を指させないために評価関数を修正すると、他の部分で影響が出て棋力が下がってしまう、と言う可能性は想像できます。
それでも、修正して強くしてほしいし、できる方法はあるはずだ、と思うのです。自分自身の業務でも、修正方法がわからない不具合の存在は、自分の技術力不足を突きつけられているようで恥だと考えます。それは畑が違えど開発者なら同じように感じるだろうし、修正できたらそれをお披露目したいと考えるのが開発者でしょう。リベンジマッチの提案は、改修結果のお披露目の場でもあるのです。
修正して問題の局面には強くなっても、副作用で別の局面に弱いことが見つかるかもしれない。枝切りの発想ってのは全ての局面への対応を諦めるということなので、計算能力を積み増さない限りはいたちごっこが続くだけだと思う。全局面の完全解析をして定跡を確立しない限り、局面ごとの得意不得意の存在は消せないんじゃないかな。
そもそもが対人戦で十分な強さを備えることがプログラム開発の目的ではないと思うので、対プロ棋士の対局で負けたからそこを重点的に修正・強化するという発想にはならないでしょう。人間の棋力はあくまでソフトの現状を把握するための比較対象でしかない。
これアルゴリズムの欠陥を突いたハメ手で、バグやプログラムの不備じゃないんよ。
コンピュータ側の制限云々ほざく輩が多いけど、棋士側は過去の棋譜は全て公開されていて、その棋譜を元にコンピュータは学習してるで、コンピュータ側の情報を隠しての対局はとても対等の勝負とは言えんのよ。結局、今回の件はガチった人間側にコンピュータが及ばなかったってだけ。
>>これアルゴリズムの欠陥を突いたハメ手で、バグやプログラムの不備じゃないんよ。
アルゴリズムの欠陥も設計バグでしょ。人間が悪手打つと実力不足って言われるのに、コンピュータはバグ扱いで実力ではないっておかしいわなw
設計バグと呼ぼうがなんと呼ぼうがいいけどさ。他のコメントで>自分の予想ですが、最強のソフトと最強のプロ棋士がバグやミスなく戦えば、ソフトが微差を守り切って最後は勝ちきると見ています。みたいなこと言う人がいるんよ。
人間だってそりゃ地震でも起きて誤って駒を動かしちゃったら「実力じゃない」と言ってもいいかもしれないけど、ぼんやりしてうっかり変な手を指したらそれも実力だよね。
例えば「アームが指示と違う動きをする」とか「マウスカーソルが特定の動きをしたらフリーズする」とかなら「実力を出してない」と言ってもいいけど、「アルゴリズムの問題で序盤の角を不当に高く評価してしまう」のは「実力」だよね。
アルゴリズム以外の部分の不具合で負けるんなら実力じゃないと言ってもいいけど、アルゴリズムの不具合は実力だよな。
> 棋士側は過去の棋譜は全て公開されていて、その棋譜を元にコンピュータは学習してるで、> コンピュータ側の情報を隠しての対局はとても対等の勝負とは言えんのよ。
だったら、棋士側も過去の棋譜を全て学習すれば対等ですね。
それ言ったらコンピュータ側はガチってないことになるのですが・・・
バグやプログラムの不備ってのはプログラムの責任でしょうが。プロだって不注意で二歩うったらそのまま負けだよ?
しかも「最初から勝ちにはそれほどこだわっていなかった」「プロは指してこない可能性もあると思った」とか対戦相手に対してかなり失礼。スポンサーがぶち切れてもしょうが無い。だいたい、将棋でプロ棋士と戦うのは人間と同じ環境、ルールで行うから意味がある。プロ同士の戦いでも相手の研究はキッチリやってるでしょ。
# つーか、プロ同士だって相手の苦手な状況に誘ったりしますわな。
特定の状況でほぼ必ず二歩を打つ対戦相手にわざと二歩を打たせる対戦とかあんま見たくないです。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
コンピューター将棋側からのリベンジマッチ希望 (スコア:2)
木村一基八段が自身の王位戦挑戦時(2007年)の自戦記で記した、
「負けと知りつつ、目を覆うような手をさして頑張ることは辛く、抵抗がある。
でも、その気持ちをなくしてしまったら、坂道を転げ落ちるかのように転落していくのだろう。」
の意味を巨勢さんはどこまで理解していたのだろうか、と問いたい結末でした。
それはともかく、今日のAWAKE、第2局で角不成に対応できなかったSelene、そして第1局のAperyも悪手とされた△4四角を指させるようにプロ側が誘導したとのことです。
要は3ソフトともバグや、プログラムの不備を突かれたわけで実力を出し切っての敗戦ではなく、そこを潰せばまだ強くなれるわけで、これまでプロ側が申し出たようなリベンジマッチの開催も期待できます。
個人的には、ソフト側からハードの統一やプログラムの改修制限を取り払い、事前貸出もなしにして対局していただきたいです。
制限を解かれたソフトがプロを完膚なきまでに叩きのめすのか、プロが時間に追われての落手で好局をふいにするのか、わかりませんが(なんだかプロ負け前提の書き方ですね)。
Re: (スコア:0)
Seleneはバグを突かれて負けたわけじゃなく、永瀬六段は寄りを確信した後の88手目で角不成を指した。寄っていた事は局後の検討でも裏付けられてる。
つまり実力は出し切って負けた。
バグを突くつもりなら、永瀬六段は18手目△8八角成の時点で不成と仕掛けることができた。
それをしなかった事については、潔いとする人も甘いとする人もいるだろう。
Re: (スコア:0)
なんか対等と思えない。事前貸し出しして何が悪いのか。人間の代わりの頭脳を求めてるんだから、
「同じ局面に陥れば同じ手しかさせない」方がそもそも問題だ。
Re: (スコア:0)
対戦相手にバグ探しさせて、バグが見つかったらしれっと直してもう一回ってのは開発者として情けなさすぎるのでは。
Re: (スコア:0)
それだけなら、対戦相手(プロ棋士)が発見したバグを黙っていられれば良いだけの話。
問題は開発者側がアマチュアとの対戦を含む何らかの方法でバグを発見してもそれを修正できないこと。
Re: (スコア:0)
リリース前にテストすればいいのでは?
人力でやらずとも自動化するソフトを作ればいいと思う。
Re: (スコア:0)
どんな打ち筋でどんなバグが発症するかわからんのにどうやってテストするんだよ。
あらゆる局面での反応をテストなんて出来たら評価関数だの枝刈りだのなんぞ全く必要なくなるぞ?
Re: (スコア:0)
ならリリース後に判明した穴は諦めなよ。
現状では全ての局面で人間なみの精度は出せないんだから、割り切って起きたことは全部飲み込むべき。
元々、評価関数を使ってる以上個別の局面に対応なんてのは別ロジックを入れないと無理なんだから。
Re: (スコア:0)
将棋よりもバグを指したい対戦相手でなければそれでもいいんだけどね。
将棋よりもバグを指したい対戦相手が実際居てしまうのが現実。
バグの修正を諦めろってのは将棋勝負はハナから諦めろって話?
もうそういう人はブラウザハッキングコンテストでも見ててくれよ…
Re: (スコア:0)
それはもう、第2回で終わった話では。
プロが完膚なきまでに叩きのめされましたよね。
そこから2年で、コンピュータ側はレーティング400は上がっているので勝負になりません。
今年のWCSCでは上位陣の多くがXeonクラスタなのに、電王戦ではハードでどこまで手加減すればいいのか。
その上事前貸し出しに対して、プロが穴をつく戦法を見て観戦者は楽しめるのか。
最後の会見で、貸し出しについて平岡さんのコメントがすべてな気がします。
もはや対戦する意味が無い所まで来てしまったのだと思います。
Re:コンピューター将棋側からのリベンジマッチ希望 (スコア:4, 興味深い)
それはもう、第2回で終わった話では。
プロが完膚なきまでに叩きのめされましたよね。
GPS将棋 - 三浦八段戦ですね。(ソフトが勝った残り2局は、プロ側の悪手によるものという認識です)
人間は疲れもミスもあるし、それらがなくとも常識や経験が邪魔をして新手筋が見えないこともあります。
このときのようにソフトに新手筋を出されれば、プロ側はなすすべなく負かされるでしょう。
そこから2年で、コンピュータ側はレーティング400は上がっているので勝負になりません。
この「400」という数字がくせ者で、古いアルゴリズムを変えられない前世代のソフトに勝ち続けて積み上げたレーティングです。
人間は新しい手筋に対応する柔軟さを持っていますから、コンピューター側がレートを400上げていれば、同じ基準なら390くらいは人間のレーティングも上がっているだろうと想像できます。
(将棋倶楽部24などのオンライン対戦サイトでは、400強のレート差は飛香落ちに相当するようですが、プロが飛香を落とされて勝てない相手がいる、というイメージができません。)
最後の会見で、貸し出しについて平岡さんのコメントがすべてな気がします。
もはや対戦する意味が無い所まで来てしまったのだと思います。
そこで勝負から逃げないで、きちんとプロに勝ちきってほしいです。
自分の予想ですが、最強のソフトと最強のプロ棋士がバグやミスなく戦えば、ソフトが微差を守り切って最後は勝ちきると見ています。
この予想を確かめるためにも、リベンジマッチとは別に、最強同士の対局が実現することを期待します。
奇しくも今年2015年は、現在の最強棋士の一人である羽生名人が20年前(1996年の将棋年鑑)に、「コンピューターがプロ棋士を負かす日」として予言した年でもありますし。
Re:コンピューター将棋側からのリベンジマッチ希望 (スコア:3, 興味深い)
今回の電王戦の結果は、対COM将棋について前将棋連盟会長の故・米長邦雄が言った
の通りになった。
これ以上やる意味はないと思う。
Re: (スコア:0)
>この「400」という数字がくせ者で、古いアルゴリズムを変えられない前世代のソフトに勝ち続けて積み上げたレーティングです。
古いアルゴリズムって、どこからを古いとするのですか?
毎年のWCSCの時点で、前年のソフトやライバル(公開されている物や市販Pona等)に対して何割の勝率と言った数字を開発者がコメント出すことが多いです。
1年前のソフトが古いと言われたらそれまでですが、そんなこと言ったら何も比較できなくなるよ。
>プロが飛香を落とされて勝てない相手がいる、というイメージができません。
これにしたって、フル
Re:コンピューター将棋側からのリベンジマッチ希望 (スコア:1)
>この「400」という数字がくせ者で、古いアルゴリズムを変えられない前世代のソフトに勝ち続けて積み上げたレーティングです。
古いアルゴリズムって、どこからを古いとするのですか?
アルゴリズムを変更する前のバージョン、と言う意味です。
たとえば、直前バージョンと対局して6割の勝率であれば、レーティングだと約70の差になるので、2年間で6回バージョンアップがあれば400以上の上昇となります。
(旧バージョンのレーティングが敗戦で下がるなら、バージョンアップの回数がもう少し必要ですが。)
もしもコンピュータがWCSCの構成で望めば、時間あたり電王戦の数倍の手が読める。
チェス同様にスパコン向けに開発すれば、数十~もっと増えるでしょう。
これは電王戦の対戦に対して、コンピュータ側だけ持ち時間が数倍、数十倍~に増えることに相当する。
これでいい勝負になるような予感がしません。
時間があればあるほど深く読めて間違いも減りますが、持ち時間の違いが棋力の決定的な差ではない、と考えます。
一例を挙げますと、持ち時間が一方が6時間、相手が9分(2時間近く遅刻した)という公式戦が実際にあって、9分の側が勝ったこともあります。
まあ、とりあえずやってみようよ、と。
自分はプロ棋士の関係者ではないし、そちらもソフトの関係者ではないだろうとは思いますが、ソフトがプロ棋士に胸を貸してやるくらいの立場で検討してほしいと考えています。
(よく似た話はずっと続いていますが、5年前とはプロ棋士とソフトの立場が逆転しましたね。)
Re: (スコア:0)
時間はどう考えても決定的な差ですよ。
公開されてるGPSとかApleyで持ち時間やスレッド数をかえて試してみれば、すぐに分かること。
持ち時間が少ない側が勝った事例もあると言っても意味がありません。
持ち時間が片方だけ少なくても勝率が落ちない、あるいは持ち時間が多くても勝率が上がらないことを示さなければ。
Re:コンピューター将棋側からのリベンジマッチ希望 (スコア:1)
持ち時間が片方だけ少なくても勝率が落ちない、あるいは持ち時間が多くても勝率が上がらないことを示さなければ。
それは示せませんし、その主張はしていません。
このコメントの少し前、#2795657 [srad.jp](同じ方のコメントという認識です)を以下に引用しますが、
> これは電王戦の対戦に対して、コンピュータ側だけ持ち時間が数倍、数十倍~に増えることに相当する。
> これでいい勝負になるような予感がしません。
自分が「いい勝負」の意味を取り違えていたかもしれません。
自分としては、プロ側が負けるにしても一手違いに持ち込めるだろうという意味で、内容的に「いい勝負」のことを想定していました。
勝利する確率、あるいは多数回対局したときの勝率が低いことを言っているなら、ハード制限を撤廃すればプロは相当勝てない、というのはその通りだと思います。
Re:コンピューター将棋側からのリベンジマッチ希望 (スコア:1)
棋士(人間)なら回避できることでもソフトは回避できない、
ソフトがそこを解決すればいい、って西海枝さんのコメントがすべてな気がします。
Re: (スコア:0)
プログラムの悪手は簡単に修正できる、修正すればより強くなるって前提が成立するとは限らないんだけどなぁ。
なぜ暗黙にそれを前提としているのかが分からない。
Re:コンピューター将棋側からのリベンジマッチ希望 (スコア:1)
プログラムの悪手は簡単に修正できる、修正すればより強くなるって前提が成立するとは限らないんだけどなぁ。
なぜ暗黙にそれを前提としているのかが分からない。
簡単に直せるとは思っていません。
自分はシステム開発者ですが、将棋ソフトのアルゴリズムはほとんど知らないので、ある程度想像で書きます。
評価関数が微妙なバランスの上に成立しており、特定の悪手を指させないために評価関数を修正すると、他の部分で影響が出て棋力が下がってしまう、と言う可能性は想像できます。
それでも、修正して強くしてほしいし、できる方法はあるはずだ、と思うのです。
自分自身の業務でも、修正方法がわからない不具合の存在は、自分の技術力不足を突きつけられているようで恥だと考えます。
それは畑が違えど開発者なら同じように感じるだろうし、修正できたらそれをお披露目したいと考えるのが開発者でしょう。
リベンジマッチの提案は、改修結果のお披露目の場でもあるのです。
Re: (スコア:0)
修正して問題の局面には強くなっても、副作用で別の局面に弱いことが見つかるかもしれない。
枝切りの発想ってのは全ての局面への対応を諦めるということなので、
計算能力を積み増さない限りはいたちごっこが続くだけだと思う。
全局面の完全解析をして定跡を確立しない限り、局面ごとの得意不得意の存在は消せないんじゃないかな。
そもそもが対人戦で十分な強さを備えることがプログラム開発の目的ではないと思うので、
対プロ棋士の対局で負けたからそこを重点的に修正・強化するという発想にはならないでしょう。
人間の棋力はあくまでソフトの現状を把握するための比較対象でしかない。
Re: (スコア:0)
これアルゴリズムの欠陥を突いたハメ手で、バグやプログラムの不備じゃないんよ。
コンピュータ側の制限云々ほざく輩が多いけど、棋士側は過去の棋譜は全て公開されていて、その棋譜を元にコンピュータは学習してるで、
コンピュータ側の情報を隠しての対局はとても対等の勝負とは言えんのよ。結局、今回の件はガチった人間側にコンピュータが及ばなかったってだけ。
Re:コンピューター将棋側からのリベンジマッチ希望 (スコア:1)
>>これアルゴリズムの欠陥を突いたハメ手で、バグやプログラムの不備じゃないんよ。
アルゴリズムの欠陥も設計バグでしょ。
人間が悪手打つと実力不足って言われるのに、コンピュータはバグ扱いで実力ではないっておかしいわなw
Re: (スコア:0)
設計バグと呼ぼうがなんと呼ぼうがいいけどさ。
他のコメントで
>自分の予想ですが、最強のソフトと最強のプロ棋士がバグやミスなく戦えば、ソフトが微差を守り切って最後は勝ちきると見ています。
みたいなこと言う人がいるんよ。
人間だってそりゃ地震でも起きて誤って駒を動かしちゃったら「実力じゃない」と言ってもいいかもしれないけど、
ぼんやりしてうっかり変な手を指したらそれも実力だよね。
例えば「アームが指示と違う動きをする」とか「マウスカーソルが特定の動きをしたらフリーズする」とかなら「実力を出してない」と言ってもいいけど、
「アルゴリズムの問題で序盤の角を不当に高く評価してしまう」のは「実力」だよね。
アルゴリズム以外の部分の不具合で負けるんなら実力じゃないと言ってもいいけど、アルゴリズムの不具合は実力だよな。
Re: (スコア:0)
> 棋士側は過去の棋譜は全て公開されていて、その棋譜を元にコンピュータは学習してるで、
> コンピュータ側の情報を隠しての対局はとても対等の勝負とは言えんのよ。
だったら、棋士側も過去の棋譜を全て学習すれば対等ですね。
Re: (スコア:0)
それ言ったらコンピュータ側はガチってないことになるのですが・・・
Re: (スコア:0)
バグやプログラムの不備ってのはプログラムの責任でしょうが。
プロだって不注意で二歩うったらそのまま負けだよ?
しかも「最初から勝ちにはそれほどこだわっていなかった」「プロは指してこない可能性もあると思った」
とか対戦相手に対してかなり失礼。スポンサーがぶち切れてもしょうが無い。
だいたい、将棋でプロ棋士と戦うのは人間と同じ環境、ルールで行うから意味がある。
プロ同士の戦いでも相手の研究はキッチリやってるでしょ。
# つーか、プロ同士だって相手の苦手な状況に誘ったりしますわな。
Re: (スコア:0)
特定の状況でほぼ必ず二歩を打つ対戦相手にわざと二歩を打たせる対戦とかあんま見たくないです。