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NASA、真空中でEM Driveの実験に成功」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward

    そういう効果が実在すると仮定したとしても、「火星へ70日」は違うような。それって大出力を自慢するときに使う文言だし。
    「従来のロケットでは達成不能な出力を達成できる見込み」ってのは、理論の飛躍すぎる。

    もし、「簡単な実験機ですでにすごい出力が得られていて、大きくすれば従来型のロケットでは達成不能な出力まで」って話なら、
    「あるかも知れないし無いかも知れない謎の効果」なんて曖昧な状態になるはずがない。大騒ぎになる。

    一方、「まだ実験的に得られる出力は観測限界のギリギリだけど、この方式を突き詰めて行けば、大出力を達成できるんだよ!」と言うのも、
    何が原因で起こってるのか分かってない段階で何を夢見とるんだ君は? と言う話になるし。

    話を盛るなら、ハヤブサのイオンエンジンよりも噴射剤が不要な分だけさらに効率が良い、と言うような、
    ひたすら地味な出力だけど時間を掛ければもっと遠くへ、という方向でないとダメなんじゃ?

    • ひたすら地味な出力だけど時間を掛ければもっと遠くへ、というのは、実際には「もっと速く」なんだな。

      大出力のエンジンを作ることはできても、燃料は使えばなくなるというのが宇宙機のいわば"航続距離"の悩み。ロケットに積める燃料重量は限られていて、エンジンを工夫しても燃料の重さ辺りの推力×時間の積は大して変わらない。大型エンジンを一瞬使っても、小型エンジンをしばらく使っても、同じ燃料では与えられるエネルギーは同じ。ジェットエンジンみたいな燃費改善の余地は、たぶんあんまりない。結局、エンジンは軽く作って載せられるだけ燃料を積むことになる。

      イオンエンジンは使う燃料の重さ辺りの推力×時間の積、比推力(ISP)が高い。同じ重さの燃料から、より多くのエネルギーを引き出せる。燃料が"よく燃える"ので、パワーウェイトレシオが上がって性能が上がる。ただし、出力は瞬間ではなくて総運転時間で見ている。

      EMDriveは燃料消費がゼロ、総運転時間が無限大になるので、比推力が無限大になる。元記事ではこれを利用して、出力2MWの原子炉を搭載して総質量90tの宇宙船を作り、0.4N/kW(=800N@2MW)のEMDriveを積むと仮定している。出発から到着までの間運転すると、地球低軌道―火星間に必要なΔVおよそ4300m/s に対して、最大で 800N × 70日 ÷ 90t = 53760m/s の軌道変換量…はやぶさのΔVが2500m/s程度なので、もし本当にこのエンジンが動作するなら夢がひろがりんぐ。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        「もっと速く」よりもどれだけ加速時間を維持できるかだな

      • by Anonymous Coward

        EMDriveは燃料消費がゼロ、総運転時間が無限大になるので、比推力が無限大になる

        エネルギー(太陽光等の場合 E=MC^2で)或いはエネルギーを発生させる燃料質量を推進剤質量に置き換えれば、EM Driveでも依然比推力の定義は有効では?

        # 推進剤と燃料は厳密には異なる概念

      • by Anonymous Coward

        引用符つきで"よく燃える"と書いているので、理解したうえでそういう表現にしているのだとは思いますが、イオンエンジンは、イオン化した推進剤を電場で加速して放出することで推進力を得ているわけで、何かを燃やしているわけではないのでちょっと違和感があります。

        はやぶさの場合は太陽電池で発電してリチウムイオン電池に充電して運用していたので、ほかに「燃料」に当てはまるようなものがないのでまだいいのですが、電気は原子炉などから取り出してもいいわけで、その場合「燃料」というと何を燃料と言っているのかわからなくなります。加速して放出するものは推進剤というのが誤解が生じないのではないかと。

ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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