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がん細胞への近赤外光線免疫療法による治験がFDAに承認される」記事へのコメント

  • 抗体利用って、抗体がターゲットとなる癌細胞に取り付いたら、あとは白血球が食べてくれるってものでは無いんですかね?
    光を当ててやらなくても。

    • by Anonymous Coward

      抗体というのはこういった利用法の観点から雑に言ってしまえば標的にピタッと張り付く便利道具のくくり

      抗原と結合すればそれで治療効果を発揮したりする中和抗体
      仰るように生体の持つ免疫機能をうまく活用するための補助として利用するもの(細胞免疫を利用する場合オプソニン化という)
      抗体にマーカーとして仕込んだラジオアイソトープ、非放射性の同位体、抗体自体の蛍光等を利用したマーカーとしての利用
      今回のように爆弾の誘導装置的な利用

      いろいろある

      • by Anonymous Coward

        なるほど。つまり今回作られた抗体は白血球に攻撃対象として認識されるようなタイプではなかったということですか。

        してみると、何で(白血球に認識されるタイプの抗体を作って)白血球に食わせるのではなく、
        抗癌剤+光でがん細胞を破壊する方を選んだのかと言う疑問がわいてくるのですが、
        どういった理由が考えられるものなのでしょう?
        前者の方がより手間が掛からないように思えるのですが。

        抗癌剤+光方式の方が、より確実にがん細胞を破壊できる?
        それとも前者の方式はさんざん他で試みられているので、
        新しい手法の開発と言う意味で、とりあえずどれほど効果がでるかやってみると言う話?

        • by Anonymous Coward on 2015年05月09日 10時59分 (#2811102)

          オプソニン活性を利用する方法は自身の免疫力を利用するもの
          免疫力が落ちている場合極端に言ってしまえば無効

          熱力学的な方法は抗体が標的に届くだけの生体機能が維持されていれば免疫力は関係ない

          要するに別の方法
          ミサイルが強力だから機関銃が不要ということにはならない

          手段の選択肢多いほうがよい
          併用もあり得る

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            他に考えられるのは、抗体が別の箇所でも何かにくっついてしまうため、物理的に部位を限りたい場合とか。
            あえて極端な例を書けば、ある抗体は肝臓癌にくっつくけど造血細胞にも多少くっついてしまう、なんてのがあった場合、「くっついたものならどこでも何でも壊しちゃうぞ」な治療法では身体にダメージが大きい。
            そのとき、「がん細胞にくっつきやすいもの」と「ある特定部位にだけ攻撃を加える手法」を組み合わせると、がん細胞だけ集中して高いダメージを与えることができるわけ。
            類似で放射線治療とデカいホウ素含有分子の組み合わせとかもありますね。

            なんにせよ、「○○に効く」とか「○○特異性」とかは決して「100%それにだけ向かい、他にはダメージを与えない」ってわけにはいかないので、複数の手法を組み合わせて”攻撃精度”を上げることは意義があるのです。

            #もちろん頑張っても「精度は高いがダメージは小さい」ということもあるので絨毯爆撃せざるを得ないケースもあるんですけどね…。

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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