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hylom さんによると [slash.srad.jp]、「slashdot.jpドメインについては当面の間(最低1年以上)は保持される予定です。」とのことですが、調べてみるとなかなか難しい状況であることが判明しました。勿論、私としては、当面の間どころか一生リダイレクトを保持していただきたいと思っておりますが……。
本日現在、"slashdot.jp" のドメイン所有者 [whois.jprs.jp]は、OSDN 株式会社(東京都荒川区西日暮里4-21-12 クリスタルビル4F)です。
一方、"Slashdot" という商標については、現在有効なのが 第4638050号のみで、ややこしいことに商標権者が連名で登録されています。こういった場合、その全員が商標権を行使できることとなります(商標権者が連名の場合、商標権者同士での紛争も発生することがあります)。権利者は、下記の2社となっているようです。
「商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務」(商標が有効な範囲)は、下記の通りです(類似群コード42)。「スラド」が下記の何れにも該当しなければ、商標権者(連名)の同意無しに「slashdot.jp」のドメイン名を使い続けることができますが、「スラド」のコンテンツは、何れにも該当しないと言い切れる状況ではないと思われます。
(なお、第4792348号(アメリカ合衆国のギークネット・インコーポレイテッドが単独の権利者だった)は、2014年8月6日に存続期間満了によって失効しています。)
こういった、ドメイン所有者と商標権者が違うドメインにおいては、一般に紛争の多発しています。商標権者が複数いるという現状ならば、なおさらです。
まず、考えられるケースが、ギークネット・インコーポレイテッドやオープン・ソース・ディベロップメント・ネットワーク・インコーポレーテッドが商標権を盾に「OSDN 株式会社」からドメインを奪い取るケース。もしそうなった場合、Slashdot.jp へのアクセスは、スラド ではなく Slashdot.org [slashdot.org] にリダイレクトされるようになるかもしれません(日本人は英語が苦手なので収益増加が見込めないと考えて、別の日本語のサイトへのリダイレクトにするかもしれません)。なお、hylom さんは「最低1年以上は保持される予定です」と言っているので、1年間の期間限定での商標権者から商標の利用権を得ている可能性が考えられます。
最悪のケースは、ドメイン使用権者が商標権者から商標権侵害を指摘され、当該ドメインを放棄して、その結果、悪意のある第三者がドメインを取得し、マルウェア配信サイトや詐欺サイトを運営されるケースです。もしくは、紛争の結果、紛争参加者全員が当該ドメイン名を使わないということで和解して、悪意のある第三者がドメインを取得してしまうケースです。非常にばかばかしいですが、こういったことが良く起きているようです。
本家が持ってくのは別にいいとして、放棄してマルウェア配布に使われるのは問題ですよね。返せと言われるまではドメイン更新を続けて、返すときに放棄せず譲渡すれば問題ないのでは?
# 「本家が持ってくのは別にいいとして」と書いたが、いまや本家が持ってくとマルウェア配布に使われるとか言われかねない状態だけどw# いや笑えねぇな、sf.netで担ってた需要全てをgithubやosdn.jp(国内需要専用)で賄えるかというと微妙だろうし…
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
"slashdot.jp" も他人事ではない (スコア:5, 興味深い)
hylom さんによると [slash.srad.jp]、「slashdot.jpドメインについては当面の間(最低1年以上)は保持される予定です。」とのことですが、調べてみるとなかなか難しい状況であることが判明しました。勿論、私としては、当面の間どころか一生リダイレクトを保持していただきたいと思っておりますが……。
本日現在、"slashdot.jp" のドメイン所有者 [whois.jprs.jp]は、OSDN 株式会社(東京都荒川区西日暮里4-21-12 クリスタルビル4F)です。
一方、"Slashdot" という商標については、現在有効なのが 第4638050号のみで、ややこしいことに商標権者が連名で登録されています。こういった場合、その全員が商標権を行使できることとなります(商標権者が連名の場合、商標権者同士での紛争も発生することがあります)。権利者は、下記の2社となっているようです。
「商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務」(商標が有効な範囲)は、下記の通りです(類似群コード42)。「スラド」が下記の何れにも該当しなければ、商標権者(連名)の同意無しに「slashdot.jp」のドメイン名を使い続けることができますが、「スラド」のコンテンツは、何れにも該当しないと言い切れる状況ではないと思われます。
(なお、第4792348号(アメリカ合衆国のギークネット・インコーポレイテッドが単独の権利者だった)は、2014年8月6日に存続期間満了によって失効しています。)
こういった、ドメイン所有者と商標権者が違うドメインにおいては、一般に紛争の多発しています。商標権者が複数いるという現状ならば、なおさらです。
まず、考えられるケースが、ギークネット・インコーポレイテッドやオープン・ソース・ディベロップメント・ネットワーク・インコーポレーテッドが商標権を盾に「OSDN 株式会社」からドメインを奪い取るケース。もしそうなった場合、Slashdot.jp へのアクセスは、スラド ではなく Slashdot.org [slashdot.org] にリダイレクトされるようになるかもしれません(日本人は英語が苦手なので収益増加が見込めないと考えて、別の日本語のサイトへのリダイレクトにするかもしれません)。なお、hylom さんは「最低1年以上は保持される予定です」と言っているので、1年間の期間限定での商標権者から商標の利用権を得ている可能性が考えられます。
最悪のケースは、ドメイン使用権者が商標権者から商標権侵害を指摘され、当該ドメインを放棄して、その結果、悪意のある第三者がドメインを取得し、マルウェア配信サイトや詐欺サイトを運営されるケースです。もしくは、紛争の結果、紛争参加者全員が当該ドメイン名を使わないということで和解して、悪意のある第三者がドメインを取得してしまうケースです。非常にばかばかしいですが、こういったことが良く起きているようです。
Re: (スコア:0)
本家が持ってくのは別にいいとして、放棄してマルウェア配布に使われるのは問題ですよね。
返せと言われるまではドメイン更新を続けて、返すときに放棄せず譲渡すれば問題ないのでは?
# 「本家が持ってくのは別にいいとして」と書いたが、いまや本家が持ってくとマルウェア配布に使われるとか言われかねない状態だけどw
# いや笑えねぇな、sf.netで担ってた需要全てをgithubやosdn.jp(国内需要専用)で賄えるかというと微妙だろうし…